きときと

小さな島の日々の暮らし

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  • おうちごはん覚書

    美味しくできたごはんのレシピメモ。

記事一覧

桐箪笥を洗う 古道具について

こんにちは。 梅雨真っ只中の今日この頃。 お気に入りの革製品は容赦なくカビていきます。湿気の多い日本家屋あるあるですね。 水とりぞうさんももはや無力です。 最近の…

きときと
2週間前
2

瀬戸の海

山を登り島の反対側まで行けば誰にも見つからない浜があります。 頂上から見渡す瀬戸内。 薄くぼやける遠くの島々、なだらかな潮目。 青が溶け合った凪の景色が好きです。…

きときと
1か月前
9

うちの猫

こんにちは。 我が家にはかわいいハチワレの保護猫ちゃんがいます。 女の子と男の子のきょうだい。 ある建物の屋根裏から壁の中落ち込んだところを救出されました。 猫…

きときと
1か月前
2

カーテンを縫う

なんと我が家、引っ越してからずっとカーテンがない状態で住み続けておりました。 港から1番手前の場所にある家なのにプライバシー皆無です。庭木でなんとか隠れてる?と…

きときと
2か月前

五月の緑

新緑の5月ですね。 日々一歩一歩夏へと進んでいます。 すくすく育つ梅の実もアク抜きしたフキの色も庭の緑も、透き通るほどにみずみずしく眩しい日差しを欲張るようにたく…

きときと
2か月前

島の商店と掘り出し物

うちの離島は自動販売機もゴミ出し場もない非常に原始的な島です。 ですが隣の島に行けば郵便局も小さなスーパーも診療所もあります。 ゴミ出しは隣の島まで持って行くの…

きときと
2か月前
2

大量の食器、おうち蚤の市

昔のお家は本当に物が多い。 布団も10組以上あるし掛け軸や花瓶、謎の置物まで様々。食器も例に違わずたっぷり出てきました。 ダンボールにしまわれて土間に押し込まれて…

きときと
2か月前
17

ジャガイモのガレット

ジャガイモ2個ちょっと大きめ 小麦粉大さじ1 チーズ コンソメ 塩胡椒 ハーブミックス ブラックペッパー ジャガイモを千切りにして、小麦粉と和える。 ジャガイモのでんぷ…

きときと
3か月前
2

文旦と大根のマリネ

大根10センチくらい 文旦一個 カンタン酢 塩 文旦を2〜3ミリの銀杏切りにする。 小さじ1の塩で揉んで置いておく。 汁気が出たら絞って、皮をむいた文旦と、酢、塩を加えて…

きときと
3か月前

大葉とオイルサーディンのペペロンチーノ

大葉10枚 バンガのオイルサーディン瓶半分 オリーブオイル 唐辛子 にんにく パスタ3束 茹で汁お玉一杯 醤油大さじ1 塩 黒胡椒 だしの素 オリーブオイル、オイルサーディン…

きときと
3か月前

土壁を直す

使われていない部屋の崩れた土壁。 浸水で潮に浸かった土壁は脆くなり指でつつくだけでぼろぼろと崩れていく状態でした。 前住人の方が修繕をしようとしたものの志半ばで…

きときと
3か月前
7

わたしの神様

何のために生まれて 何をして生きるのか 分からないまま終わる そんなのは嫌だ ふと口ずさむアンパンマンの主題歌。 聞いてる大人の胸にぐさぐさと刺さります。 何のため…

きときと
4か月前
2

自然塗料を選ぶ 柿渋と松煙

改装中の部屋の天井は白カビだらけでした。 前住人の方がしっかり拭き取ってくださったおかげでカビはもうないのですが、拭き取った際天井の色もはげてしまい、沢山の手跡…

きときと
4か月前
6

お散歩、海と月

舟で隣の島に渡り、反対側の港まで自転車を漕ぎました。 島のおばあちゃんに借りている、生協のレジかごが荷台についた潮風でさびさびの自転車です。もはや元の色はわから…

きときと
4か月前

焼きうどん覚書

豚こま 玉ねぎ キャベツ ピーマン にんじん 白ネギ(なくてもいい) 舞茸(なくてもいい) 冷凍うどん 醤油 みりん 酒 だしの素 豆板醤 味噌 にんにく しょうが 塩胡椒 …

きときと
4か月前
2

朝風呂からの喫茶店ごっこ

気持ちのいい晴れ。 春風と柔らかな日差しが気持ちのいい日でした。庭の梅も満開を通り過ぎ、風に乗って花びらが舞っています。 朝風呂ってなんだか休日の贅沢な気がしま…

きときと
4か月前
11
桐箪笥を洗う 古道具について

桐箪笥を洗う 古道具について

こんにちは。

梅雨真っ只中の今日この頃。
お気に入りの革製品は容赦なくカビていきます。湿気の多い日本家屋あるあるですね。
水とりぞうさんももはや無力です。

最近の楽しみはプランターに植えたゴーヤがめきめきと育っていく様子を眺めること。
朝の水やりだけで健気にグリーンカーテンを作ってくれています。

我が家はシーツを桐箪笥にしまっているのですが、連日の湿気を吸い、さらに古い家具特有の匂いもしだし

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瀬戸の海

瀬戸の海

山を登り島の反対側まで行けば誰にも見つからない浜があります。

頂上から見渡す瀬戸内。
薄くぼやける遠くの島々、なだらかな潮目。
青が溶け合った凪の景色が好きです。

もう少し暑くなったら海水浴の季節です。

うちの猫

うちの猫

こんにちは。

我が家にはかわいいハチワレの保護猫ちゃんがいます。

女の子と男の子のきょうだい。
ある建物の屋根裏から壁の中落ち込んだところを救出されました。

猫ファースト、なんてこの子たちと暮らすまでピンと来ておりませんでしたが今では大きく首を縦に振ってうなづける言葉です。

猫が幸せでいてくれることが私たちの癒し。

夜になると一緒に寝室に来てくれる。
落ち込んでいる時にそっと寄り添ってく

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カーテンを縫う

カーテンを縫う

なんと我が家、引っ越してからずっとカーテンがない状態で住み続けておりました。

港から1番手前の場所にある家なのにプライバシー皆無です。庭木でなんとか隠れてる?というのは気持ちだけで大抵丸見えです。

カーテン、なぜあんなにお高いのでしょう。
素材やデザインにこだわればもっと値段はあがります。
ため息がでちゃいます。
カーテンを買うかどうか考える時いつも頭に浮かぶのは『100万円と苦虫女』。

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五月の緑

五月の緑

新緑の5月ですね。
日々一歩一歩夏へと進んでいます。

すくすく育つ梅の実もアク抜きしたフキの色も庭の緑も、透き通るほどにみずみずしく眩しい日差しを欲張るようにたくわえています。

先日、染色家である志村ふくみさんの著書を読んだのですが「緑」という色は単一では出てこないのだそうです。草を煮出しても緑は出てこない。青と黄を掛け合わせて緑を作るのだそうです。

でも藍を染める時、藍甕(あいがめ)につけ

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島の商店と掘り出し物

島の商店と掘り出し物

うちの離島は自動販売機もゴミ出し場もない非常に原始的な島です。

ですが隣の島に行けば郵便局も小さなスーパーも診療所もあります。

ゴミ出しは隣の島まで持って行くのですがそのついでにお買い物もしたりします。
最近のお気に入りは地元の古い小さな商店に行くこと。

薄暗い店内にはアイスコーナー、数は少なくとも意外と充実した食品コーナー、食器、日用品、文房具、たばこ、お酒などなどが狭い店内にぎゅっと凝縮

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大量の食器、おうち蚤の市

大量の食器、おうち蚤の市

昔のお家は本当に物が多い。

布団も10組以上あるし掛け軸や花瓶、謎の置物まで様々。食器も例に違わずたっぷり出てきました。

ダンボールにしまわれて土間に押し込まれていた食器をとりあえず庭に並べてみる。
出てくるわ出てくるわ、同じ柄のお皿が10枚以上はざら。
可愛らしい日本風のものもあればヨーロッパ調のものも。

昔は行事ごとがあれば親戚一同が家に集まっていたのでしょう。それはこれだけ必要ですわね

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ジャガイモのガレット

ジャガイモ2個ちょっと大きめ
小麦粉大さじ1
チーズ
コンソメ
塩胡椒
ハーブミックス
ブラックペッパー

ジャガイモを千切りにして、小麦粉と和える。
ジャガイモのでんぷんで固めるため水にはさらさない。
オリーブオイルをひいたフライパンに半量のじゃがいもを敷き詰める。
その上にチーズ、コンソメ、塩胡椒、ハーブミックスをのせる。
残りのジャガイモをかぶせる。
押さえつけながら焼き目をつけるように焼い

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文旦と大根のマリネ

大根10センチくらい
文旦一個
カンタン酢


文旦を2〜3ミリの銀杏切りにする。
小さじ1の塩で揉んで置いておく。
汁気が出たら絞って、皮をむいた文旦と、酢、塩を加えて和える。

清涼感のある器に盛ると見た目も爽やか。

大葉とオイルサーディンのペペロンチーノ

大葉10枚
バンガのオイルサーディン瓶半分
オリーブオイル
唐辛子
にんにく
パスタ3束
茹で汁お玉一杯
醤油大さじ1

黒胡椒
だしの素

オリーブオイル、オイルサーディン(
オイルも一緒に)、にんにく、唐辛子の輪切りをフライパンに入れて弱火で加熱。
塩ひとつまみ。
茹でたパスタと茹で汁を投入。
ぐるぐる回して、醤油を入れる。
刻んだ大葉も入れる。
塩、黒胡椒、だしの素で味付け。

ちょっとお

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土壁を直す

土壁を直す

使われていない部屋の崩れた土壁。

浸水で潮に浸かった土壁は脆くなり指でつつくだけでぼろぼろと崩れていく状態でした。

前住人の方が修繕をしようとしたものの志半ばでいくつかの材料だけ放置されたまま。

DIY初心者に直せるの?とは思っていましたがやるしかない。
島に住む方々はなんでも自分でやってみる精神がとても強いのです。目指せたくましい島人。

まずは手で崩れてしまう部分の土壁を全て剥がしました

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わたしの神様

わたしの神様

何のために生まれて
何をして生きるのか
分からないまま終わる
そんなのは嫌だ

ふと口ずさむアンパンマンの主題歌。
聞いてる大人の胸にぐさぐさと刺さります。

何のために生きるのか
誰しもが考え、悩み、ある時ふと答えに出会うのかもしれないと祈っているもの。

祈る神が居れば無駄に悩むこともないのかもしれません。信仰とは研ぎ澄まされて美しい。

私の神様は幾千の雨粒の隙間の向こうに、
清らかな絹衣の

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自然塗料を選ぶ 柿渋と松煙

自然塗料を選ぶ 柿渋と松煙

改装中の部屋の天井は白カビだらけでした。

前住人の方がしっかり拭き取ってくださったおかげでカビはもうないのですが、拭き取った際天井の色もはげてしまい、沢山の手跡が残っている状態です。

簡単に色を変えてしまうならワトコオイルやブライワックスを使えばお手がるですが、体や家のことを考え自然塗料を使いたいと思いました。

選んだのは柿渋。今は匂いのしない柿渋もあるのですね。小さい頃父親が強烈な匂いのす

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お散歩、海と月

お散歩、海と月

舟で隣の島に渡り、反対側の港まで自転車を漕ぎました。

島のおばあちゃんに借りている、生協のレジかごが荷台についた潮風でさびさびの自転車です。もはや元の色はわからないくらいですが、日差しが当たると一部青のメタリックが反射します。

見た目はぼろぼろですが、意外とパワーのある子なんです。
ブレーキ以外は軋まないし上々です。
島で生きてきた自転車という感じがしてちょっと誇らしい。

隣の島の反対側の港

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焼きうどん覚書

豚こま
玉ねぎ
キャベツ
ピーマン
にんじん
白ネギ(なくてもいい)
舞茸(なくてもいい)
冷凍うどん

醤油
みりん

だしの素
豆板醤
味噌
にんにく
しょうが
塩胡椒

塩胡椒したお肉を炒める。
野菜を炒める。
調味料を入れる。ちょっと塩気が強いかなと思うくらいの味付けに。
解凍した冷凍うどんを入れて炒める。

休日のお昼ご飯に。
豆板醤と味噌があると食べ応え出ます。

朝風呂からの喫茶店ごっこ

朝風呂からの喫茶店ごっこ

気持ちのいい晴れ。
春風と柔らかな日差しが気持ちのいい日でした。庭の梅も満開を通り過ぎ、風に乗って花びらが舞っています。

朝風呂ってなんだか休日の贅沢な気がしませんか?
湯船を張ると湯気の中に朝の日差しがきらきら入ってきて、体の芯まで磨かれるような気がします。

お風呂上がりには珈琲を。
久しぶりにアイスコーヒーが飲みたくなりました。季節はどんどん春へ、その先へと向かっています。

家の窓を全て

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