誕生日と罰と罪滅ぼしと

今年も誕生日が来た

昔から誕生日を祝ってもらうって事がしっくりこなくて

僕が生まれたことの何がめでたいの？って思ってた

友達や家族の誕生日を祝う事に疑問は無いんだけど

自分の誕生日を祝って欲しいみたいな感覚が本当にわからなくて

祝ってもらえたら嬉しいんだけど

なんかしっくり来なかった

けど今年から誕生日を祝うじゃなくて慰めて欲しいって言い出したら自分のなかでしっくり来たから

今後誕生日は生まれてしまった事を慰めてもらう日にしようと思う

みんな慰めてくれてありがとう

こっちは慰めてんじゃなくて祝ってんだよ、と思うかもだけど僕的には慰められてるので
それで良しです

今年の誕生日は過去一病んで

２日くらい相変わらず布団にくるまって啜り泣く芋虫になりながら僕は誕生日なのに何でこんなに病んでるんだろうと自問してたんだけど

多分小学1.2年生くらいの時

『いつまで生きてないといけないんだろ
この先何年生きなきゃいけないんだろう
地獄だ、苦しい、生きて行くのこわい』

って感覚に襲われることが結構あったのを思い出した

不思議だよね

虐待とかネグレクトされてたとかじゃないし、変なテレビや本に影響されたわけでもない、と思う、多分

それで考えたんだけど


もしかしたら僕は前世とかで罪を犯して、その罰として生まれさせられたのかなって思ったら
納得した


僕にとって生まれた事、生きて行く事は罰で

人生に課せられた業は罪滅ぼしなのかなって

小さかった頃は世の中も知らないし経験がないから、生きて行く事は漠然と未知の恐怖だったけど

今は生きる事は未知ではないからそんなに怖くない

けど生きる事は辛いし生きるだけで病むし

心が軽くなるのは死ぬ事を考える時、いつでも死ぬという選択は自分が握って良いんだと自分に言い聞かせる時

絶命を願う時

生きる事は地獄、死ぬ事は救済

でも死ぬのはちゃんと怖いよ

だから生きるし
生きるならなるべく楽しく生きたい

どうせなら関わった人の良い影響を与えたい

それが僕の罪滅ぼし、課せられた業なんじゃないかな

今は絶命をする事が最後の救いで救済だと思ってるけど

ゼツメイの活動を通して
誰かを楽しませたり救えたり
良い影響を与えられたなら


それが罪滅ぼしになって
僕の業が消える事があるなら


生まれて良かった
生きるの楽しい
って思える時がくるのかな

来たらいいな

【ゼツメイ】ってバンド名は本当に僕にぴったりだ

そんな事を考える誕生日でした

今日もライブだ

楽しんでくれるかな
喜んでくれるかな

おやすみ