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ラーメンズのいろいろ

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ラーメンズ(小林賢太郎、片桐仁)に関するデータや楽しい記事を、20年ぶりにハマっている私がまとめます。 もうラーメンズはないけれど、過去を掘り返して楽しみます。私が。
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2018年12月の記事一覧

小林の表現者としての原点とは。小学校から大学までの経験と思考をなぞる。

 自分をギリギリまで追い込み、その先にある「笑い」を追求し続ける小林賢太郎。後輩芸人であり、小林の舞台にも出演する南は小林の活動に対し「お客さんや視聴者の皆さんを楽しませるために生活のすべてを注いでいる姿勢は本当にすごい。」とコメントしている。ストイックに笑いを探求し続ける表現者としての原点とはどこにあるのか。小学生から今に到るまでの軌跡を分析し、明らかにしていく。 嘘つきな子供が魔術と出会う 公式ホームページ上で小林は、「子供のころ好きだった遊びは何ですか?」という質問

【ただの私得】ラーメンズの紹介文をまとめました。(2001年から2009年まで)

2000年ラーメンズ初の全国公演「news」についての特集 別々の場所でお互いの言葉が、聞こえる(見える)男が2人。ひっそりとココとの中で思ったこともすべて聞こえて(見えて)しまう。 つまり、この2人の間には秘密は存在しないというわけである。こんなシチュエーションのコントで第7回公演『news』は幕を開けた。難解?いいえ、とんでもない。それは「何となく」見ても面白い、ラーメンズの創り出す世界。(『演劇ぶっく』 えんぶ vol.88 2000/11/9) 2001年

小林賢太郎はラーメンズでなぜ情報不足なコントをつくったのか。小道具、セット、衣装替え、BGM、特殊効果もないアナログの世界で観客はなぜ笑うのか

はじめに 小道具なし、セットなし、衣装替えなし、BGMなし、特殊効果なし。体2つでよくやったって言われたいのがまずラーメンズのそのものの企画書ですから。それができてはじめて小道具とかセットとか使う権利があるのでないかと。自分にはそういう枷を作ってラーメンズってのをはじめました。(『BUZZ』 ロッキング・オン 401 2002/9/17)  小林は「枷」という言葉を使い、自らの作品の作り方を語ることが多い。  ここでいう枷とは、コント自体の長さや公演の枠を決める時間だ