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マッコリってなんだろう

私、マッコリのこと全然知らない…
ということで前置きはなし!
今日はマッコリの酒類、製造方法、生い立ちを勉強しようと思います。

マッコリ

片栗粉を溶かした液っぽい

マッコリの原料は、基本的にはお米が主原料であると広まっていますが、材料や製法は地域によって違いがあります。
日本で一番有名なものは、米を主原料として小麦粉を合わせて作る「サル・マッコリ」です。

マッコリの特徴は大体こんな感じ

アルコール度数7%前後
 一般ビール(5%)より高くて日本酒やワインより低い
酸味と炭酸発泡を含む
 乳酸発酵の過程で生まれる独自性
タンパク質やビタミン、乳酸菌が豊富
 健康に良いと謳われている理由
劣化が早い
 ワインなどの蒸留酒と比べて、発酵の進度により酸味と炭酸発泡が強くなるため、おいしく飲める期間が短い(一長一短)

カロリーに関してはソフトドリンクと同程度のものが多く散見されました。

語源

語源は「マッ+コルダ」(막 거르다、粗雑に+濾す)という朝鮮語から来ています。
昔は農作業の休憩時に飲んでいたことから「農酒(ノンジュ)」とも呼ばれることもあるそうです。

マッコリの種類

プジャ(有名なコグマ・マッコリの商品)

サツマイモが主原料である「コグマ・マッコリ」や、とうもろこしが主原料の「オクチュ」。
現在製品として流通しているものの多くはこちらのタイプで、加熱処理をしているため賞味期限は生マッコリよりは長い(おおむね常温で製造より1年ほど)です。
ただし、炭酸発泡は弱めになっています。

生マッコリの商品

濾過、火入れをしていないお米と麹で作った「トンドンジュ(生マッコリ)」。
こちらはアルコール発酵した※醪(もろみ)を加熱処理せず瓶詰めして、製品化した商品を生マッコリと呼びます。
酵母が生きているため瓶内でも発酵を続け、微炭酸を感じさせる清涼感が特徴です。
日本の蔵元が日本酒造りの技術を活かして醸す、通称「和マッコリ」も人気です。
韓国産と比べて米・米麹・水とシンプルな原料で造られたモノが多く、マイルドな口当たりにまろやかな甘みを楽しめます。
和食と合わせたり、食前・食後酒に飲んだりするのもおすすめです。

※醪(もろみ)とは、お酒のもととなる媒液。
 ここからお酒と酒粕に分けられます。

美容と健康に関する効果

はえ~

とても優れた栄養素を含んでいる酒としても知られているマッコリ。
蒸した米や小麦に麹を混ぜ、水を加え発酵させたあと、漉して作られるため、腸内で善玉菌として働いてくれる乳酸菌が豊富に含まれています。
免疫力を支える免疫細胞の60〜70%は腸に存在しています。
善玉菌が豊富な食品を摂取し腸内環境を整えることで、免疫細胞の活性化につながり、便通を整える働きや免疫力を高める働きが期待できます。

※乳酸菌は40℃以上の温度で死んでしまうため、加熱処理を行わない生マッコリに限った話になります。

美容、抗がん作用があるマッコリですが、あくまで「お酒の中では」の話であって、大量に飲めばいいという話ではありませんからね。
そこの認識ははっきりさせておいてください。

どぶろくとの違い

マッコリとどぶろくは見た目や味わいも似ています。
どちらも醸造酒であることは変わりないのですが、原料に大きな違いがあります。
どぶろくは原料に米を使用して作られているのに対し、マッコリは上記に記載した通り、米を使わないものも多くあります。
また、アルコール度数もマッコリは6度から8度と低めですが、どぶろくは15度程度とその差は歴然です。

マッコリルネサンス

真鍮製のマッコリ用やかんとサバル

韓国では「麹臭い安酒」のイメージもあり、焼酎やビール、ワインなどに押されてマッコリの消費量は3%程度まで落ち込んでいたが、折から韓国政府が韓食の世界化の推進と韓国文化の見直しを進めていたことや、低アルコール・自然食品で健康に良いといった評価などもクローズアップされ、韓国でマッコリが再認識されるようになり、日本のブームが逆輸入される形で、2008年頃から韓国でマッコリブーム(マッコリ・ルネサンスと称される)が起こった。

Wikipedia様

近年また認知が薄れてきているそう。
ブームの回転が速くなっていることもあり、また爆発的人気が出るかもしれませんね。

飲みて~~~~~~~~~~~~

私、最近流行りのK-POPとか韓国ドラマなどには結構疎いんですけど、マッコリ知れたから良いかな♪って思います。
お酒って風土や伝統に縛られがちなので、そういった面では他の国のことを知る手立てになるのが素晴らしいと思います。

おわり

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