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カブアンド社が上場したらユーザーの利益は幾らか?

1. カブアンドの開始と前沢友作の熱意

  • サービス開始: カブアンドは、日常の支払いから株式を得るという新たなビジネスモデルです。サービスの詳細が公表され始め、話題となっています。前沢友作氏がこのプロジェクトに強い情熱を持っており、彼の過去の事業成功(ZOZOスーツ)を引き合いに出して、現在のこのプロジェクトへの全力投球が強調されています。

  • 前沢友作のビジョン: 前沢氏の目標は「国民総株主」を実現することで、これにより人々が企業の株主として参加することの重要性を広めることを目指しています。

2. サービスの詳細な還元構造

  • 還元率と対象サービス:

    • 電気・ガス: 2%の還元率。

    • モバイル通信: 驚くべきことに20%の還元率が設定されており、これがユーザーを引きつける大きな要因。

    • 光回線・水道: これらのサービスも還元の対象で、それぞれの還元率が微妙に異なります。

    • ふるさと納税: 今後ポイント還元が禁止されるため、計算から除外。

  • 利用例と株式還元のシミュレーション:

    • 模範的なユーザーは、電気、ガス、モバイル、光回線、水の各サービスをフル利用します。

    • 各サービスの利用額を基に、年間で約1万7000ポイントの株引き換えポイントがもらえます。

    • 株価が5円の場合、これは約3400株に相当します。

3. 株価の成長と事業の拡大計画

  • 株価の動向と増資計画:

    • 初年度の株価は5円で、毎年株価が上昇(2年目で10円、3年目で15円、4年目で20円、最終的に50円)することを想定。

    • 毎年新規株を発行し、ユーザーに対する還元を継続。発行株式数は初年度の6億株から5年後には74億株まで増加。

  • 株式還元の変動:

    • 株価が上昇するにつれて、同じ利用料金で得られる株数は減少しますが、総価値は増加します。

4. 経済的シミュレーション

  • 売上と利益予測:

    • 全てのユーザーが利用を続けると仮定すると、214万人で年間630億円の売上を予想。

    • 営業利益率を5%とすると営業利益は約31.5億円、純利益率を3%とすると純利益は約189億円になる。

  • 上場時の企業価値と配当:

    • 上場時には時価総額が3700億円ほどになると推定され、前沢氏の持ち株比率は約40%。

    • 配当利回りを3%とすれば、配当金も魅力的な要素となる。

5. 上場後のビジネスモデルと展開

  • 配当の導入: 配当政策を通じて株主に利益を還元し、安定した利回りを提供するバリュー株としての地位を確立。

  • 新規事業の可能性:

    • カブアンドカード: カブアンドが独自のクレジットカードを発行する可能性。

    • 証券会社設立: カブアンドが証券サービスを提供する可能性。

    • 保険事業: 特に自動車保険や医療保険など、定期的な支払いが発生するサービスとの相性が良いとされ、還元の拡大策として位置付けられています。

6. リスクと参加の推奨

  • リスクの理解: すべてのシナリオは事業が順調に進むことを前提としているため、参加者はリスクも考慮しなければならない。

  • 参加の推奨: サービス料金が安価であり、利用しても損をするリスクが低いことから、参加の価値があると推薦されています。

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