忍殺TRPGリプレイ「ウェイクアップ・ザ・ニュー・ドラゴン」
はじめに
ドーモ、シニゾコナイザーと申します。抑えがたい衝動に駆られ、初めてリプレイというものを書きます。
今回は古矢沢=サンのプラグインを使わせていただだきました。
私はこのルールセットに則り、1人のモータルを生み出しました。
イデ・フルミ(種別:モータル/ゲニン)
カラテ 4 体力 4
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ ー 万札 0
装備アイテム
:スリケン(非生成):『遠隔武器』『スリケン』『ダメージ1』
『本人の連射、時間差、マルチターゲットを使用』『射撃難易度:HARD』『シナリオ中5発限り』
『*クナイベルト*』:『シナリオ中5発限り』は『シナリオ中10発限り』となる。
自動獲得スキル
『●ドージョーの門弟』
『●素手格闘習熟』
『●近接武器習熟』
『●NRS耐性』
『●ニンジャ見習い』
自由選択スキル
⦿⦿タツジン(コッポドー)
◇ニンジャ見習い:『纏めて回避』が可能となり、さらに『老いたる龍の教え』のボーナスが
ニンジャと同様に得られるようになる。
また『●連続側転』が難易度+1で使用可能となる。この『モータル』は後述される
『リアルニンジャへの道』のルールに従い『ニンジャ/リアルニンジャ』へと『種別』を
変化させることができる。
初期名声 5(ドラゴン・ドージョー)
ニューロンが低いのであほの子ですね。しかしこういう子の方が真理にたどり着きやすいかもしれません。
さて、ドラゴン・ドージョーの門弟として挑むのにふさわしいシナリオはないものかと探していたところ、海中劣=サンの書かれたこのシナリオを発見しました。
滝か…滝はいい…いかにも修行という感じがする…と、いうわけでこのシナリオをプレイさせていただくことにしました。
プロローグ
ネオサイタマの喧騒を遠く離れた岡山県。サンスイめいた自然が残る山奥に君は師であるローシ・ニンジャ…ドラゴン・ゲンドーソーと共に訪れていた。
「いやー、いいとこっスね!空気が美味いッ!」
「あまりはしゃぐでないぞ、フルミ=サン。おぬしは修行に来ているのだからな」
2人の目の前にあるのは、悠久の歴史が育んだ大瀑布。かつてドラゴン・ニンジャ自身もここで修行を積んだという、由緒ある滝なのだ。
「それにしても滝行なんてえらく古典的な修行っスね。あ、いや、古いのが悪いってわけじゃないっスよ?ただ、たまにはもっとこう、斬新な…」
「フルミ=サン、目新しさばかり求めていると眼が曇るぞ。それにおぬしは滝に打たれるわけではないぞ」
「え?」
「おぬしはこれからこの滝を『登る』のだ。ドラゴン・ニンジャこれを名付けて曰く、『トリュウモン』なり!」
「…ワ~オ、斬新…」
本編
君は滝のすぐ下まで泳いでいった。冷たい水が君の肌を容赦なく叩く。君は全気力を振り絞ってこの滝に挑んだ!
本来はNOMALでカラテ判定ですが、モータルのため一段階上げてHARDで挑戦します。以降の判定も、難易度を一段階上昇させて挑みます。
ダイスの出目は…
4D6で〔3,2,3,5〕=成功数1
「うりゃりゃりゃりゃーっス!!」
「ヌウッ…!あれは…!」
おお、この泳法は!伝説の禁じ手、イヌカキ・スイミングスタイルではないのか⁉その昔、イヌ・ニンジャクランのとあるニンジャは、この泳法でドーバー海峡を横断したという!ああ…しかし、見よ!
君は必死になって滝を登っていく。滝壺ではゲンドーソーが君のことを見守っている。…その時!滝の上から大きな木片が流れてきた!このままでは直撃してしまう!滝登りに全神経を集中させている君はそのことに気付いているのか!?
ニューロン判定でU-HARD2を出さねばならない!
2D6〔6,1〕=成功数0
激流に乗って木片が高速で流れ、万有引力の法則に反逆することなく滝壺に吸い込まれる!だが木片が叩きつけられるのは水面ではなく君だ!アブナイ!直撃コースだ!
だが気づくのが遅れた!フルミが気づいた時には、木片はすぐ目の前!
回避判定はU-HARD!
3D6〔5,4,3〕=成功数0 体力4-2=2
「アバーッ!ゲホッゲホッ!ガボッ!」
木片が顔面に直撃し、鼻血が出る!痛みのあまり体勢が崩れる!思わず水を飲んで咳き込む!何たるタマツキ・アクシデントめいた苦痛の連鎖反応か!
全身全霊で滝を登り続ける君はようやく滝口まで近づいてきた。あと一息だ!だがその時、君の視界で小さな影が踊る。よく目を凝らしてみるとそれは一匹のオーガニック鯉だ。まさかこの滝をここまで登ってきたというのか?君がそう思っているとオーガニック鯉は急加速し、一気に滝口まで登る!
「ゲホゲホッ…、う、嘘でしょ…⁉」
滝口まで登ったオーガニック鯉は勢いよく飛び跳ねる!そして水面に…落ちない!?そのままオーガニック鯉は空を飛び始めたではないか!フシギ!そして空を大きく旋回し、「キャシャーッ!」一匹の龍になって君に迫ってきた!
「アイエエエ!ドラゴン!ドラゴンナンデ⁉」
君は気が付くと乳白色の深い霧に包まれた空間でこの龍と相対していた。上を見上げると宙で黄金立方体が回転しているのが薄っすらと見える。この龍に打ち勝つことがトリュウモンの最後の試練ということであろうか。君はカラテを構えて龍に立ち向かう!
「!…ここは…そういうことっスね!よっしゃ!試練はカラテで押し通るに限るっス!イヤーッ!」
4D6〔4,5,2,4〕=成功数3 ドラゴンの体力5-1=4
ドラゴンの鼻面に痛烈な一撃!ドラゴンは悲鳴を上げつつ後退し、超自然のブレスを吐く!
精神集中で自動成功 精神力2-1=1
紙一重でかわし、ケリを叩き込む!
〔4,3,4,2〕=成功数2 ドラゴンの体力4-1=3
ドラゴンも負けじと噛みつきで応戦!
精神集中で自動成功 精神力1-1=0
飛び上がって回避し、脳天を踏みつける!
〔3,4,5,4〕=成功数3 ドラゴンの体力3-1=2
ドラゴンは闇雲に爪を振り回す!
3D6〔5,1,6〕=成功数2
「フウーッ、フウ―ッ!…イヤーッ!」
〔4,5,1,1〕=成功数2 ドラゴンの体力2-1=1
「ギャオオオーン!」ドラゴンの目はひかった。
〔3,3,2〕=成功数0 体力2-2=0
「グワーッ⁉」
ドラゴンのかぎ爪がフルミの腹部を抉った!視界が虹色に染まる…
気が付くと君は滝の下の水辺でゲンドーソーに介抱されていた。焚火と温かいチャが冷えた体に有難い。「一度や二度の失敗で諦めてはならぬ。百発のスリケンで駄目なら一千発のスリケンを投げるのだ」君はゲンドーソーの言葉を胸に刻み、師に返事を返すのだった。
「うう…ゴメンナサイ…失敗しちゃいました…」
「謝るな!失敗した時こそ堂々とせよ。そしてまた何度でも挑むのだ!」
「…ハイ!センセイ!じゃあ早速再挑戦ゲホッゲホッ!」
「…修行はまた明日だ」
「…ハイ、センセイ…ゲホッ!」
フルミは鼻をすすった。リアルニンジャへの道は遠そうだ…
【余暇:1日】【万札:3】入手、今回の余暇に限り通常のトレーニング時の出目が+1
終わり
あとがき
というわけで、トホホな結果に終わってしまいました。リアルニンジャへの道は険しいのです…しかし、センセイの教えの如く、彼女は何度でも挑戦することでしょう!古矢沢=サン、海中劣=サン、楽しいプラグインとシナリオをありがとうございました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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