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mtg EDHデッキ 「リージョンの皇帝、シーザー」

《リージョンの皇帝、シーザー/Caesar, Legion's Emperor》


そもそもシーザーって誰だよ。という方に簡単な説明。
《リージョンの皇帝、シーザー/Caesar, Legion's Emperor》は
マジック:ザ・ギャザリング×Falloutの統率者コラボセット
『シーザー万歳』におけるメイン統率者です。
シーザーはFallout:New Vegas(以下、NV)に登場する人物の一人で、
シーザー・リージョンと呼ばれる軍事集団の創設者であり、
古代ローマ時代帝国を模した軍事独裁制を敷いている
NVにおける巨大勢力の一つです。

統率者デッキ

デッキ帯は晴れる屋さんの統率者レベル基準「Battle」あたりです。

《リージョンの皇帝、シーザー/Caesar, Legion's Emperor》

ハゲのおっさんですがNV内ではとても偉い人。
なおゲイのサディスト。

このデッキにおける統率者。カード効果としては下記の通り。

Caesar, Legion's Emperor / リージョンの皇帝、シーザー (1)(赤)(白)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)

あなたが攻撃するたび、これでないクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、以下から2つを選ぶ。
・速攻を持つ赤白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークン2体をタップ状態かつ攻撃している状態で生成する。
・あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。
・対戦相手1人を対象とする。リージョンの皇帝、シーザーはそのプレイヤーに、あなたがコントロールしているクリーチャー・トークンの数に等しい点数のダメージを与える。

4/4

mtgwikiより引用

攻撃したときにクリーチャーを1体、生け贄に捧げることで3つの効果の内、2つを選ぶことが可能です。
まず1つ目が赤白の速攻を持つ1/1である兵士・トークンを2体攻撃している状態で戦場に出す効果。
兵士たちを呼び出し、攻撃させるというわかりやすい効果です。
クリーチャーの数を増やし、生け贄を用意する際に重宝します。

生け贄要因兼攻撃要員

2つ目は黒でよくある自傷してドローの効果。
デッキの特性上、基本的にカードを消耗して相手に殴りかかるため、
意外と助かるモードです。
そして最後の3つ目が、自身の場に存在するクリーチャー・トークンの数分のバーンを対戦相手1人に与える効果。基本的に詰めで使う印象です。
これらの内いずれか2つを選んで相手に対処を迫りつつ、
シーザーとその配下でひたすらに暴力を押し付ける。そんなコンセプトのカードです。
基本的に自身が攻撃している場合はトークン生成と自傷ドローを行い、相手を葬るのであればトークンを生成しつつバーンで相手を葬り去る。基本的にはこの流れで行います。

この統率者デッキではカードを大まかに攻撃要員、バックアップ要員、補充要員の3つに分けてデッキを組んでいます。

  • 攻撃補充要員

相手を攻撃し、かつ効果の誘発をさせやすいカードとしては下記のカードを採用しています。

  • トークン生成カード

主に相手を攻撃できるようにするカードです。今回のデッキとしては
《苦花/Bitterblossom》、
《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar》、
《英雄的援軍/Heroic Reinforcements》、
《荒野の確保/Secure the Wastes》
その他分隊クリーチャーを採用しています。

戦士をX体生成するカード。
攻撃したら人間を対戦相手分生み出す
1点自傷と引き換えに飛行1/1を生成する
速攻持たせて1/1を2体、強化しつつ殴らせるカード

シーザーのデッキとしては相手を殴ることこそが正義です。
臆病者には明日はないので、どんどんクリーチャーを生成していきましょう。

  • バックアップ

優秀な軍隊を運用するのであれば、バックアップは万全のほうが攻撃を有利進めていけます。
このデッキではマナ加速アーティファクトに加えて、防御する手段や、相手を殴り切るために有利に進め、かつ相手の攻撃をしのぎ切るカードがいくつか存在します。
大まかにはクリーチャーの防御カード、除去カード、強化カードがあります。
主にクリーチャーの防御カードとしては
《完璧な策略/Flawless Maneuver》、
除去カードは
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》、《流刑への道/Path to Exile》
などの単体除去や、
《破滅の根本原理/Ruinous Ultimatum》、
《報いの時/Hour of Reckoning》、
《ニプトンの宝くじ/The Nipton Lottery》
などの全体除去。
強化カードとしては
《婚礼の発表/Wedding Announcement》、
《司令官の頌歌/Marshal's Anthem》、
《無形の美徳/Intangible Virtue》
が挙げられます。
今回、個人的に上げたいのが《ニプトンの宝くじ/The Nipton Lottery》

オリバー・スワニックは、この上ない宝くじが当たったのだ。もう一日生き残れるチャンスである。

The Nipton Lottery / ニプトンの宝くじ (2)(黒)(赤)ソーサリークリーチャー1体を無作為に選ぶ。
ターン終了時まで、そのクリーチャーのコントロールを得る。それをアンタップする。
ターン終了時まで、それは速攻を得る。その後、それでないすべてのクリーチャーを破壊する。

mtgwikiより引用

クリーチャー1体を無作為に選び、それ以外を破壊した後に、
それのコントロールをターン終了時まで奪取できます。
NVのシーザー・リージョンの残虐性を表しつつ、かつ原作にも存在したシチュエーションが元ネタであるこのカード。
このカードの背景を簡単に説明すると、
戦後アメリカのニプトンでシーザー・リージョンが行った事件の1つです。
具体的に言うと、ニプトンを占領したシーザー・リージョンはその地にいた人間たちにくじを引かせました。もし、その中で1等があたったものは開放されると。
その中でFTに書かれているオリバー・スワニックは1等を引き、開放されました。
それ以下の景品はとてもひどく、
良くて彼らの一生の奴隷、悪いものだと惨殺されるというものでした。
こちらのデッキでは自身を守るための札として《完璧な策略/Flawless Maneuver》が用意されているため、原作のシーザー・リージョンと同様、対戦相手だけをくじ引きさせ、生き残り以外を無差別に惨殺することも可能です。
なんならシーザーがいれば無事に開放された人間を生け贄に捧げ、自身の戦線を強化するといった芸当も可能です。人の心とか無いんか?

その他カード

このデッキ自体はトークンデッキであるため
《選定された行進/Anointed Procession》を採用し、
また生け贄シナジーとして《想起の拠点/Bastion of Remembrance》を採用しています。

強化案

このデッキには強化案としては下記のとおりです。

  1. 《沈黙/Silence》などを採用し、こちらの攻撃を一方的に押し付ける。

  2. 《二天一流、一心/Isshin, Two Heavens as One》などの誘発を増やすカードを採用してトークンでの猛攻を行う。

  3. いわゆる墓地からよみがえれるクリーチャーの採用

シーザーはやることはトークンを出して殴るというシンプルな戦術なため、丸い効果ではありますが、可用性は高いので是非一度組んでみると楽しいと思います。


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