解釈違い(笑)

「期待していた分ガッカリしました。」某アイドルグループに関する性加害問題についてのお気持ち表明で誰かが言っており、あまりにも身勝手で「いいな」と思って少し心動かされたことばです。勝手に他人に期待して勝手にガッカリする。そして被害者ヅラをする。そもそもなんで期待したの?お前が落胆することによって、そのアイドルグループには何か影響あるの?つかお前誰?などと、さまざまな想像を掻き立てられます。

私も勝手に期待して勝手にガッカリしていきたいと思います!昨日公開された、某ソーシャルゲームのストーリーを読みましたが、驚くほど謎の虚無感がありました。単に退屈だった、面白くなかったというよりも、胸にぽっかりと穴が空いたような、ある意味新鮮な体験をできたと思っています。暗殺の達人によって一瞬の鮮やかな斬撃を受けたような、自分が死んだことにも気づかないような、どこか爽快な気分さえします。そこで、「なぜそう思ったのか」を考えました。私のリテラシーに問題があるのかもしれませんが、ただ「読み応え」みたいなものがかなりなく、読んだことすら忘れて何度も同じことを繰り返すかもしれません。褒めても貶しても煽ってもおらず、読んで思ったことを書き上げるだけです。要はただの感想です。

■どの口がいうねん
私は、ストーリーを読む時にあまりライターを気にせず読む方です。その理由は、〇〇の書いた××というキャラクターを楽しみたいというよりは、作中のキャラクターを(一応は)一貫性をもつ存在として見たいからです。なので、ライターゆえの癖などにはあまり敏感ではありません。ですが、今回ばかりはライターの噂を調べてしまいました。元々なにかと悪名高いようでしたが、彼が担当することを知ってストーリーを読まないことにした人がたくさんいるらしいことがわかりました。予め言い訳しておくと、私はメインライターのファンというわけでもありません。メインライターはメインライターで、「リベンジポルノ」やら「安楽死大会」など、アイドルとして活躍する十代後半くらいの男性が口に出すのに相応しくない、過激な表現の多用などで炎上しがちです。炎上で売ってんのかな?と思う時もあります。「説明病」ともよばれる、くどくどしい表現も多くあり、読み進めるのが苦痛に思われることもしばしばあります。私個人としては、このソーシャルゲームをプレイしたことのない他人に世界観を説明する際、革命やら神やら仮想通貨やら、アイドルゲームとは思えないことまで説明しないといけないのが恥ずかしくて嫌でした。別に特定のライターせいだけでもないかもしれませんが。
ライター云々のことに詳しくないことに加え、私はお恥ずかしながら小説作品を創作したこともありません。ズブの素人です。創作理論やら魅力あるキャラクターの作り方は一切わかりません。また運営や校閲などの体制もほとんど存じ上げません。嫌なら読むな、作りもしないのに口を出すなという意見もあるかと思われます。それはそう。そんな当たり前の、良識的なことをおっしゃらなくてもわかっています。そんなあなたにぴったりの言葉をお返しします。嫌なら読むな。

■「無」を読む
私は未読のストーリーをタップすることで獲得できる宝石のようなアイテムをかき集めるためにストーリーを「開く」ことがあります。読むのではありません。指の運動です。今回も、指の運動に適していたのかもしれません。ただし、公開されているのは全6話と短いものですのでやや物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回のイベントは、スチル、楽曲、衣装などから推測するに「アイドル」「宗教」「病院」「幽霊」「ハロウィン」「死と再生」「ゾンビ」「愛」「不滅」など、どれをとっても楽しい要素が転がっています。逆にそれらをスルーする方が難しいと思うのですが、それらには最低限触れられるのみで、ほとんどが華麗にスルーされています。毒にも薬にもならないとはこのことかと思わされました。この回避能力の高さに、ライターの技術を見てとるべきでしょうか?また、このライターが把握しているキャラクターの情報は、初期から変わってないらしいのですが、もしかして書いているキャラに興味がない?逆に、「変態」キャラであるM君が変態らしいことしている場面が見当たらず、オドオドしているだけの普通の人に見えました。私は、今回メインキャラであるT君は、なにかと独善的で話が通じない部分があり、そこが魅力だと思っているんですが、今回は他人の意見を素直に聞き入れていて、不気味ささえ感じました。H君に至っては何か中身のあることを喋ったっけ?というレベルです。報酬としては2番目にいいランクなんですけど…。
せっかくの素敵な曲、スチル、衣装等を用意していただいたのに、その背景、理由、などが一切わからないこと、貴重な機会である当番回を無駄にされるということになんらかの感情を抱かざるを得ない人もいるんじゃないでしょうか。

T君が自分の案をA君に発表すると、A君がT君に対して、「本当にこういうことがしたかったのか?」と問いかけるシーンがあります。所属するグループやA君の要求に応えようとした結果として、T君の体験がもつ良さが霞んでしまっていることを指摘します。
ライターも本当にこれが書きたいのか?お仕事だから興味なくても書かないといけないこともあるんだろうな。ご苦労さまです。娯楽でお気持ちを垂れ流してる気持ち悪いオタクから金を巻き上げるために興味のないキャラクターのおままごとして、場合によっては「腐媚」もしないといけないの、大変だね。ライターって前世で大犯罪とかやらかしたのかな。

T君と関係の深い、現在入院中ということになっているあるキャラが復帰しT君のグループに加入するという、「加入説」などに踊らされて、知らないうちに期待してしまっていたのでしょうか?とりあえず「加入説」は近日中にはないのだろうと、勝手に安心しています。

■そうは言ってもまだ前半だし公開2日目だから…
このソーシャルゲームには、サイレント修正というイカれた性能の武器があります。先日もぽっとでの新規ガチャストに合わせて、過去に発表された大切なストーリーが修正されるという事態があったそうです。このことで辻褄が合わなくなる箇所が生まれたそうで、発狂しているオタクも見かけました。このゲームは、まんべんなくいろんな担当に引退の口実を用意してくれる、とてもめずらしい、先進的で画期的なゲームです。私の推しキャラは、とってもセクシーなキャラクターで、今のところちゃんと服を着ている傾向にはあるものの、公の場に無修正で出してはいけないのではないか?と常々心配させられています。公僕のお縄を頂戴する前に、むしろ甘んじて修正を受けるべきかもしれません。そうは言ってもキャラと過ごした時間の、大切な一部を変えられるのは、腹が立ちますね。立ちませんか?私は立ちます。成長という名のキャラ変は悲しいですから。私はそれで元彼が一人死にました。今は、いつか全てがモザイクに包まれてしまうかもしれない推しと、大切な時間を過ごしたいと思います。

数日後に公開される後半のストーリーで劇的に状況が変わると、期待しています。とりあえずわかることはこだまさおりが神であるということだけです。

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