~ちょっとお茶しませんか~ スイーツ提案bot「SweetsFruits」

フルーツを使ったスイーツを提案します


 こんにちは。Zoaelと申します。

 今回、生活を豊かにできそうなアプリとして、SweetsFruitsというbot(https://cloud.dify.ai/app/ab8665c2-6688-4472-bcfe-5a46eba3c6eb/workflow)を製作しましたので、紹介させていただきます。

 このbotは、フルーツの名前を入れると、それを使ったスイーツとお茶を提案してくれます。

 「お菓子作りが趣味だけど、今日作るスイーツが思いつかない…」
 こんな悩みを持つ方に対してちょっとでも助けになれるようなbotを目指して製作しました。

 以下、製作のしくみなどを説明できればと思います。

~Bot製作~

使用したアプリなど

・Dify(直感的に生成AI botを作れるローコードサービス)
https://dify.ai/jp

・Fruitsvice API(フルーツについて聞くと栄養価などいろんなことを教えてくれます)
https://www.fruityvice.com/#1

・Open AI API(GPT-3.5-turbo)
・BingWebSearch
 回答部分に使用。生成AIがWeb検索の結果も交えて、こちらのリクエストを満たすスイーツとお茶を提案してくれます。

 仕組みとしては、
① こちらが投げたテキストと、Fruityviceから受け取った栄養価などの情報をGPTに渡す
②受け取った情報を基にGPTがWeb検索しつつ、最適なスイーツ&お茶を提案、回答

 みたいなイメージです。

 フルーツ名だけでなく例えば「カロリーが低い」などの要求を投げた場合にも、Fruityviceからもらった情報を基にGPTがカロリーが低いフルーツを選んで、スイーツを提案してくれます。

 また、DifyではAIに背景知識を仕込むことができるのですが、そこには紅茶の情報も入れてあります。これを基にスイーツに適したお茶を提案してもらう目論見。

実際の様子

 例えば、「カロリーが低い」というリクエストを送ってみます。

Executeを押すと送信

 選ばれたのはアプリコットでした。


アプリコットを用いたグラノーラを提案してくれました。
それに合いそうなのは緑茶とのことです。


イメージ図。

 Fruityviceさんによればアプリコットは他の果物のカロリーと比較してもだいたい低いようなので、AIはこちらのリクエストを理解してくれているようです。

改善したいところ

・フルーツのカロリーが低くても、スイーツ全体のカロリーが低くないと意 
 味がないかも
 →AIに「スイーツのカロリーが低くなるようにしてね」とお願いしていま 
 すが、意味をなしているか評価はできていない。

・同じスイーツばかり提案してくる
 →「カロリーが低い」と入れると「アプリコット」、「糖分が少ない」と 
  入れると「グースベリー」を提案してくる。

・入手困難なフルーツを提案してくる
 →グースベリーなどは日本のスーパーには多分売ってない。

・緑茶ばかり提案してくる
 →AI側に「どのスイーツとどのお茶が合うか」という知見がないのが原因 
  かも。お茶に関する知識は仕込んだけど機能しているかは怪しい。

まとめ

今回はSweetsFruitsというbotを製作してみました。

こっちのリクエストをより汲んだ回答をしてくれたり、販売されている商品などを提案してくれるようになるともっと便利にできそうなので、色々ともっと改善できたらなと感じています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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