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耳のトラブル -耳管開放症- のこと

僕の住んでいる唐津では明朝より、雨風に雷。こういう気圧の変化が大きな日がすごく苦手。それは耳が悪いから

幼児期の急性中耳炎が引き金になり、耳管開放症という治療が難しい状態に。これはあまり多い症例ではないらしいですが、もしかしたら同じ症状をお持ちの方が読んでくださるかもしれないので参考までに書いておきますね。

耳管開放症とは、耳と鼻・のどをつなぐ管(耳管)が開きっぱなしになるために起こる病気です。 耳がふさがった感じがしたり(耳閉感)、自分の声・自分の呼吸音が耳に響いたり(自声強聴・自己呼吸音聴取)する病気です。 不快な状態が続くと精神的にイライラしてきます。

耳管開放症 - たけむら耳鼻咽喉科クリニック

耳管開放症の症状 ~僕の場合

僕の場合で言えば、飲み物・食べ物など何かを飲み込む際などに、喉元の動きを少し工夫しないと耳が「開放」された状態になります。

鼓膜をドアに例えるならば、飲み込んだ瞬間にドアがばーん!と開け放たれ (実際に耳の中では鼓膜が膨らんだりへこんだりしているようです) この状態のときに聞こえる音は、まるでメガホンを当てて聞くような「ボワー」とした大きな音。

この状態は多くの場合、鼻から強く息を吸うこと(鼻すすり)で元に戻ります。ただ、悪天候で気圧が低い時、肩や首元の疲労が酷い時には息を吸っても戻らず少々しんどいです。上述の引用にあるように、イライラしたりとストレスにつながってしまいます。

特に大人の女性、妊婦さんなどに多く、体重の減少がきっかけで起こることが多いらしいけど、男性の僕が子供の頃からというのはレアケースなのかなぁ。

最初のトラブル(急性中耳炎)~チュービング治療

きっかけになったであろう最初の耳トラブルは幼稚園の時。夜、耳に激痛が走り、町の耳鼻科に担ぎ込まれ手術を受けました。もちろん麻酔はしていたでしょうけれど、幼い僕には手術は痛くて、加えて自分からは見えない部分をいじくられているのがとても怖くて、この世の終わりかのように泣き叫んだ記憶があります。

その後もたびたび中耳炎を患いましたが、具体的に耳管開放症の症状がではじめたのが小6あたりだったか。やたら鼻をすするので親も気づいたようです。しばらく放っていましたが高校に入り、良い耳鼻科が唐津の呼子にあるとの情報を得て(当時は船坂医院といいました)、月一度ほど土曜日下校したその足でバスに揺られ通院しました。

最初に受けた治療は鼓膜の通気。部分麻酔をした鼓膜に小さな穴を開け、通気をすること。これでは改善が見られなかったので、シリコン製の小さなチューブを鼓膜に埋め込む施術へ切り替えました。

最初はノーマルチューブ。このチュービングでは聴力の回復が見られました。チューブはしばらく時間がたつと自然に外れてしまうため(半年しないくらいで耳垢と一緒に出てくる)もう少し長く鼓膜に定着するチューブを装着しました。

このチューブ装着のせいで水泳で水に潜るようなことは出来なくなりましたが、聞こえは良いし鼻すすりもしなくてすむのでストレスは減りました。

NEXTトラブル「穴!」

次の異常は大学に進学したタイミング。

僕は軽音楽サークルに入り、ドラムパートで爆音を奏でておりました。
そうして過ごしているうちに耳に軽い違和感を覚えたので、下宿先に近い耳鼻科に久しぶりに診察をしてもらったのです。
そこで、過去チュービング治療を繰り返していたことでチューブを入れていた穴がふさがらずに定着してしまっていることが判明したのです…

これは今後のためにマズいということで、鼓膜の穴の周りをぐるっと切除し傷口の状態にして、あらためて自己再生をさせるという治療を受けました。手術の時は麻酔はしていましたが少し痛みがあった記憶があります。

この「穴ふさがらなくなってた事件」を経験したので、その後はチュービング治療はせず、耳管開放症はほったらかしのまま現在に至っています。高校時代、治療がひと段落した際に唐津の耳鼻科の先生が書いてくださった、僕の治療記録を記した紹介状もまだ手元に残ったままです。

耳管開放症の専門医はいる

耳管開放症の名医というお医者さんが何名か日本にもおられるそうで、九州には長崎におられるからと紹介を受けました。調べたところ、長崎大学病院が耳鼻科の名医ぞろいで、この中でも吉田晴郎先生という方が耳管開放症研究会の世話人もつとめておられるようです。(吉田先生のプロフィールに下述の耳管ピンの施術実績の記載あり)

同じ九州といえど長崎市まは片道二時間弱。遠くて行けずじまいですが、いずれ症状が悪化した場合には考えてみようと思っています。

現在はなんとかやりすごしている

ともあれ耳が良くないのは相変わらずなので、陶芸の修行中にはストレスから両耳に急性中耳炎を発症し耳がほとんど聞こえなくなり、師匠に電話番をやらすという失態もやらかしました。

30代以降は耳鳴りも併発してしまい、ストレスが全部耳に集まっちゃう体質だということが身に染みました…

聴力的には軽度の難聴にあたるようなので、よく会話の最中に聞き返してしまいます。お客様、関係者の皆様どうかご容赦ください。

長くなりましたが、少しでも同じ症状でお悩みの方への参考になればと記させて頂きました。

GWも出ずっぱりなので今日は休みにするとします。伸びた髪を切りに行ったりして心身整えようっと。

この2022年の4/29~5/5の期間には、赤水窯と唐津市内のGALLERY 唐重の二カ所で催事を予定しています。ご予定が合いましたらぜひお立ち寄りください!



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