神奈川の異臭騒動から防災を考える
いきなりですが小難しい真面目な話します。
3年前から仕事で防災を担当してます。なので色々ありました、で色々思ってます。
表現の仕方として不適切かもしれませんが、北海道胆振東部地震そしてこのコロナ騒動という、防災意識啓発にとってまたとない最大のチャンスをすべて無駄にしたうちの組織に呆れ果て、本当に伝えたいことを書きたいと思ったのがnoteをはじめたきっかけでもあります。
で最近話題な神奈川の異臭騒動。
いいきっかけなんで防災担当として言わせてもらいますと・・・
これは地震の前兆かもしれません、今すぐ備えて下さい。
「関東大震災前にも三浦半島でへんな臭いがした」
「阪神淡路大震災の直前に異臭があったとする文献もある」
「地震や地滑りなど地殻変動に伴うにおいは、地質学の関係者では常識」
ネットでかるく調べただけで色々出てきました。
現実的には真偽不明ですし、歴史が語る事実なんてものは地球レベルで見れば大したものではないでしょう。科学的にもすべて仮説でしかなく、噂話やフェイクニュースかもしれません。
災害時や災害後のデマは生死にかかわったり、大きな社会的混乱の元凶となったりするので十分注意しなければいけません。実際に2年前の地震(あれは胆振地方を除けば単なる停電でしかありませんでしたが・・・)の時も本当に困りました。しょーもない問い合わせに時間を取られて仕事にならず、災害の想定さえしていなかったお役所は慌てふためき、全く必要のない避難所を開設してしまいました。
一方、災害が起きていないいわば平時の災害・防災情報は言ってしまえばその真偽などどうでもいいのです。大事なのはきっかけ、ただそれだけです。
もちろん、この異臭騒ぎそのものに一喜一憂するのはいかがかと思いますが、「もしかしたら危ないかも?」、「地震の前兆だったらどうしよう?」と思えたなら備えて下さい、準備してください。
私の実家も関東なのでこれをネタに少しおどかして備えるよう促しました。
だって・・・
なんで今地震が起きないと思ってるんですか?
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