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私は無能

虚しい気分の大波に飲み込まれるときがある。それはだいたい飲みすぎた日の翌日だったりする。アルコールは心を落ち込ませる作用があるのかもしれない。

私はコミュニケーションスキルが低くてなんのスキルも身についていなくて会社に何一つ貢献できていなくて存在する価値が1ミリたりとも見当たらない、と思う。

分からないことばかりでずっと暗闇の中を手探りで歩いている。暗さに目が慣れないから何も見えない空間をへっぴり腰で彷徨っているだけだ。前に進んでいるのか後ろに進んでいるのか判断できない。前とか後ろとか方向がそもそもあるのかすら怪しい。そんな人生。

永遠にその暗闇から抜け出せないような気がする。暗闇でいつも思い出すのは、京都・清水寺の胎内めぐりだ。高校時代の修学旅行で行ったときはそうでもなかったのに、大人になってからの胎内めぐりはなぜかめちゃくちゃ怖かった。

仕事とは、ずっと胎内めぐりのような暗闇を歩く感覚がつづいていくものなのだろうか。胎内めぐりでは、途中で光る石が目に入るといくばくかの希望を感じるが、そんな瞬間はこれからやって来るのだろうか。

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