絵を描く前に見るポイント

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こちらの女性を描く時に
皆さんはどこから見て描き始めていますか?


描く前にどこがポイントになっているかを見て、理解しておくだけで描く時にそこを注意しておけばバランスはグッと良くなります


描く前に見ておくポイント

①被写体のアウトラインをみる
②重心はどうなっているか
③人物の骨格はどうなっているか

私の場合は、この3つをポイントに資料をじっくりみます。


①被写体のアウトライン

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まず描く前に被写体がどんな形をしているかを把握します。
よくありがちなのが、顔や服など細かいところしか見れていないということです。実際出来上がった絵を見る時、顔だけを見ているわけではありません。全体のバランスがとれてこそ絵の上手さや魅力を感じることができると思います。
なので、まず描くものはどんな形をしているかを理解することが大切です。

仮に丸や四角といった形だけを描くとき、大抵のひとはそのまま資料通りの丸や四角は描けると思います。形が複雑になっているだけで、人も同じようにアウトラインだけをみて形を見るようにしてみてください^^

②重心はどうなっているか

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この資料の場合重心がどちらの足にあるかは分かりやすい方ですが、重心がどこにあるかわからない場合頭から垂直おろして足の平行ラインと交わる所に重心が来ています。その交わる点に近い足の方に重心がかかっているというイメージです。

絵を描く時もちゃんと重心がとれているか、頭の真下に重心の足があるか(絶対とは限りませんが、、)ここをみるのはとても大切です。

③人物の骨格がどうなっているか

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もっというと、描く被写体の骨格まで理解します。
一番簡単なのは肩と骨盤の角度です。
肩と骨盤に平行にラインを取ると、どちらが上がっていて下がっているかがわかります。そして肩と骨盤は必ず同じ角度にはなりません。(正面にまっすぐ立たない限り)
また、背骨がどんな風になっているかまで見えるようになると女性であれば、しなやかなライン(S字)が描きやすくなります。ただ背骨が見えるようになるには骨格を理解できているとわかりやすいので、背骨が難しい場合は人体の骨格について調べてみるのもいいと思います^^
なのでここでは、一番は肩と骨盤の角度を意識してみてください!

ファッションイラストを描く時は服の形に囚われず、まず人物の骨格がどのようになっているかを服の上からレントゲンしたイメージで自分の頭の中で見ることが大切です。


そしてこのポイントを常に意識して瞬時に把握するためにオススメの練習方法はクロッキーです!クロッキーは5-10分で描く速描きみたいなものですが、これを毎日練習することで、それらのポイントを瞬時にみれるようになってきます。タッチは気にしなくていいです。とにかく短時間でポイントをおさえて描く事を意識してみてください^^

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是非この3つのポイントを事前にチェックして描いてみてください^^


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