2022年4月25日地磁気、電離層、S-net現況

昨日の様子

S-netで釧路沖、十勝沖で強い低周波地震が観測されました。M5~6クラスの地震が発生する可能性があります。期間は今現在指定できませんが半年は注意するべきだと考えています。岩手県沖でも一部海域で低周波地震が観測されました。様子を見ます。

家庭用電圧は通常電圧(5.016~5.018V)より高めの5.018~5.022Vで推移。4/30ごろまで福島県沖、宮城県沖でM4クラス強~5クラス弱程度の地震が発生する可能性があります。

地磁気は特にありません。

電離層は擾乱指数でシグナルと呼ばれる一時的な異常数値が記録されました。これはあくまでも規模と期間が大雑把にわかる信号のようなものなので予知の分類になると思います。規模6クラス以上、期間は1か月以内といった形です。
そして反応が出たところを順番に列記します。
1千葉県北西部、千葉県東方沖又は八丈島東方沖 規模4.5+-0.5 期間5/2+3日(5/8までは注意)
2(山口県、大分県、福岡県、熊本県、佐賀県、広島県、島根県)内陸、周防灘、伊予灘、山口県北西沖、福岡県北西沖、壱岐・対馬近海、安芸灘 規模4.5~5.0+-0.5 期間5/3±3日(5/9までは注意)
3(長崎県、佐賀県、鹿児島県)内陸、熊本県天草・芦北地方、天草灘、長崎県島原半島、長崎県南西部、五島列島近海、薩摩半島西方沖、大隅半島東方沖、種子島近海、奄美大島北東沖、トカラ列島近海、奄美大島北西沖、奄美大島近海、東シナ海 規模は4.5~5.0+-0.5 期間5/3+-3日(5/9まで注意)
4(静岡県、神奈川県、東京都)内陸、山梨県、埼玉県、群馬県、長野県又は京都府、兵庫県、大阪府 規模4.5±0.5 期間5/2+3日(5/8までは注意)
※1~4の予測ですが、発生するとこの地域でこのくらいの規模、この期間で発生する可能性がありますというものです。上記の地域全てで対象規模が

”必ず”発生するというものではありません。

ここで情報として挙げているのを以下に解説しました。

その日の地震の観測データ(S-netを参照)の中で、低周波地震があった場合は、その震源地周辺の地震ハザードが高まるものと判断しています。全国の地震ハザードの分布図は一日ごとにマッピングしています。

家庭用電圧を利用した地震予知は、地電流を利用した予知と同様のものです。実際に、2021年2月の宮城県沖地震の際には家庭用電圧の変動が確認されました。北海道胆振中東部地震の際には発電所の電圧の変動が確認されました。電圧の観測は自宅で行っています。今後は無停電電源装置を使用して観測する予定です。

電離圏異常の観測による地震予知は、先行研究(例えば、Cahyadi & Heki, 2015や Heki, 2011)を参照して、同様の手法で行っていますが、私は小(M4クラス弱)~中規模地震でも予測可能性があると思い予測しています。

地磁気異常の観測による地震予知は、現段階では学術的には適用可能性は明らかになっていません。しかし、私は可能という立場で予知を行っています。

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