【デビュー5か月】壱百満天原サロメ嬢の驚異的躍進と大幅な更新【ってレベルじゃねえぞ】

碧泉亭 / Hequisen

YTFFとは

　前回エントリ投稿の3日後、YouTube Japan公式ツイッターアカウントが今年のYTFFに壱百満天原サロメ嬢が登壇する旨を知らせるツイートを投稿した。

　とりあえず筆者も全く気にしたことのないものだったので、どういった類の情報なのか分からないままではあるのだが、見るに「HIKAKIN」「はじめしゃちょー」「コムドット」と、聞いた覚えのある名前が並んでいる。
「もしかしてかなりエライことになってきたのでは……？」としか思えない状況である。
　そこで思い立って、以下のようなことを試みたのだ。

YouTubeで「歌ってみた」を検索してみた

　執筆時点（2022年10月26日）において、YouTubeでフィルターを「再生回数」に設定して「歌ってみた」のキーワードで検索をかけてみた。すると、まあ出てくる出てくる。
　トップ3には1億回を超える動画が並んでいるが、その下はもう3000万回台となっている。ナイアガラのように落差が激しい。6番目に同じにじさんじ所属の葛葉による『KING』が顔を出す。
　そのままたどって下がっていくと、42番目で4桁万が途切れるのだ。
「もしや」と思い、更に順位を追っていく。
　日本野鳥の会のようにカウンターを持っていたわけではないが、『メニメニマニマニ』が現れたのは95番目であった。アップロード日2022年9月22日から1ヶ月強。再生回数は5,723,172 回とカウントされている。
　つまりこの動画、YouTubeにおける「歌ってみた」と明記された動画という括りでは既に再生回数100傑に入っているということになる。

　えげつない伸びであることは承知していたが、更に確認のために検索結果をもう一度調べてみた。

「○か月前」のもの

  • 【人気曲】流行りのTikTok曲をメドレーにして歌ってみた！！！【スカイピース×コムドット】【2022】（スカイピース）

  • 【】 ヴァンパイア／葛葉 歌ってみた 【】（Kuzuha Channel）

  • 【MV】流行った人気のTikTok曲メドレーにして歌ってみた！！！【最新曲】【2022】（ばんばんざい）

  • アニマル 歌ってみた【あらき×nqrse×めいちゃん】（あらなるめい公式）

  • 日英仏３ヶ国語で『水平線/back number』歌ってみた【100万人記念】（Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎）

  • 【ぶいすぽっ！】Blessing ~12人で歌ってみた~（花芽なずな / Nazuna Kaga）

  • ロウワー／不破湊×まふまふ【歌ってみた】（まふまふちゃんねる）

　ここでピックアップした7曲は、投稿時期が明確に1年以内のもの。つまり検索結果画面で「○か月前」として表示されたものだ。その内、最短のものは7か月前。半年を切るものはない。
　さらにたどると、116番目に

  • 3人でミックスナッツ 歌ってみた【としみつ(東海オンエア)】【Official髭男dism】（スカイピース）

というタイトルが現れてきて、ここでようやく「3か月前」という短期間での多数再生動画が表れてくる。スカイピースという名前もこれより上位に何度も出てきているので、それはそれですごいコンテンツホルダーなのに違いはない。他にも1000万回以上再生された動画を複数上げている名前もある。
　ただ、それらは既にアップロードから最低でも1年以上、長いもので9年という動画もあったように思うが、それだけ長い期間をかけて積み上げた数字ということになる。ロングランなのか、突発的な爆発拡散なのかは数字だけで窺い知れるものではないのだが。
　ただ、1か月前となると

  • 【歌ってみた】流行った人気のTikTok曲メドレーにして歌ってみた！！！【Habit / ミックスナッツ / ロミエット / ブラザービート】（ボンボンTV）

これに至るまでは（1件のショート動画を除いて）見当たらなかった。検索結果の中では164番目である。数え間違えていなければ。
　上記動画が232万回、かなりざっくりではあるがサロメ嬢の「初生歌配信」と近似の再生回数と言える。

動画の性質の差異

　ここで気になったのは、動画内容の性質である。
「TikTok曲メドレー」というのが4件見られる。つまり、ショート動画系のTikTokで知られた曲を、ぶち並べて歌ったということ。筆者はその内容も知らないし、視聴者がどの曲を目当てにそれを再生したのかはよく分からないが、フルサイズの曲をまるまる全部聴くために再生しているのとは異なる反応であるように思う。
　これを「歌ってみた」のカテゴリにそのまま含めていいものだろうか、と少し考えたりはするのだが、まあとりあえずはその4つについては「何か別モノ」として置いといていいような気もする。

　しかしいずれにしても、サロメ嬢の『メニメニマニマニ』は数字上でも異質な再生回数の伸びであることは間違いがないようだ。また当然だが、YouTubeとてこの「歌ってみた」動画だけで判断しているはずもなく、約5か月でチャンネル合計94,322,522回の視聴数を稼ぎ出している実績を鑑みてのものというのは確かなものと言えよう。え、これ年内に1億回になるな？
　この節はほぼ補足のようなものとして捉えられたい。

で、なんなわけ？

「YTFF」というものがどういうことをやるのか、まあ正直分からないし実際に12月6日に見てみるしかないのだろうと考えはするが、詰まるところ「YouTubeにおいて今年目覚ましい活躍を見せた人」が呼ばれて何かする場なのだろうということは飲み込める。だってWikipediaにも詳しいこと書いてないんだもん
　聞く話の中では、この場で「金の盾」を贈呈されるという情報もあって、それであれば資格十分なサロメ嬢には当然声がかかるというのも理解できる。
　他の登壇者を見ると、知らない名前がいくつもあるのだが、どうも陽キャ臭しかしないように思える。往年の「夜のヒットスタジオ」に登場した戸川純嬢のようなことになりはしないかと、いまからヒヤヒヤする。
　ただ、昨年はにじさんじからも相羽ういは、鷹宮リオン、他にも親分ことキズナアイ、ホロライブからも紫咲シオンと登壇者（敬称略）が出ているので、さすがにVTuberであるからとして珍しいもの扱いはされない、と思いたい……。しかし胃カメラジェットスタートはいつまでも語られるよな……。
　何が起こるんだろな……。

なんか微妙に重いままでは何なのでプロセカのことでも

　えー、執筆現在から見て先週末になる2022年10月22日、サロメ嬢の配信時間の最長記録は大幅に更新された。

　これまでの最長は「ローテンション配信」初回にあたる「Unpacking」第1回の3時間12分だったのだが、この日の「プロジェクトセカイ」ストーリー読み上げ配信は実に4時間18分。だが、おそらくメインコンテンツであるプロセカのストーリーは3分の2に満たないのではなかろうか。

　内容としては「プロジェクトセカイ」内のエピソード「ワンダーランズショウタイム」で、これのストーリー部分だけを配信で読み進めるということで、ゲーム部分は別に進めておいたということらしかったのだが。
　いやあ、充電切れって怖いですね。
　ストーリーと現実がリンクする怪奇現象をまたも産み出してしまいましたよこのお嬢さま。詳しくは動画を見てほしいけど、……長いね。でも面白かったので個人的には全然OKです、なんだけど。
　途中で充電＆雑談タイムを設けてまで、なんとかこの日1回でこの「ワンダショ」をやりきる予定だったのだろう、粘りに粘って、まるで他のにじさんじライバーみたいな時間をかけてストーリーを読み切ったのである。
　開始時間が23時だったため、終了は翌午前3時を回っていた。

　登場人物の一人を担当した声優・土岐隼一氏からもこんなツイートが（よく見たら自分でなると付けてんぞこのひと）。
　でもサロメ嬢のiPad、買ったのそんな前じゃないんすよ土岐さん。そんなことより電池残量68％から始める方がいけないんすよ。あとタブレットはスマホと違って電池容量が多い（容積の問題）というのもあって充電に時間食うし、「プロセカ」もそれなりにリソース食うアプリみたいだから、そりゃ残量少なくなれば余計に厳しくもなりますって。

　これをちゃんと見たい方は、まとまった時間のある時に視聴するか、分割しての視聴をお勧めするよ。あと土岐さんのキャラがサロメ嬢イチ推しらしい。

今週はおバイオ

　さて今回のエントリはこれにておいとま致しとうございますわ。
　今週は次回配信が10月28日（金）、「バイオハザードVILLAGE」のDLCが発売になるとのことでサロメ嬢もそこに飛びつく予定らしい。
　どのようなストーリーが展開されるか、楽しみにしたいと思う。

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