見出し画像

2022シーズンCLEのコーチ人事について

 新年早々幾つかUPして以降、ご無沙汰してしまいました。絶賛ロックアウト中で、MLBはもとより、各メディアも開店休業中みたいな状態です。

 このオフに入ってCLEでも幾つか組織内の動きがありました。フロントではアシスタントGMだったC. HawkinsがCHCに、スペシャルアシスタントだったD. PoplinがKCにそれぞれGMとして招聘されました。

そして2020、2021シーズンと2季連続で休養したとはいえ、今季10シーズン目を迎えるCLEのTito Francona体制ですが、2つの重要なコーチ人事がありました。その点について触れたいと思います。

打撃コーチ変更

 まずFrancona体制でずっと打撃コーチだった、日本でも馴染みあるT. Van Burkleo(バークレオ)が契約更新されず、代りにCHCの打撃コーチ補佐だった、P. Valaikaが就任しました。


 バークレオに関してはいわゆる残当でしょう。1シーズン中に公式3度、DBの7回の参考記録で2回もNo-Hitterを喰らっては。バークレオの手腕への批判が強くなってきたのは2018年頃からだったと思いますが、彼は2019年のインタビューで自分は指導方法を変えないと答えています。

個人的にはこの記事を読んでかなり失望したのですが、その後全体として打撃陣が上向く事はなく、投手陣に比べ非力な打撃陣という評価のまま昨季の惨状となりました。

 不幸だったのはCovid-19で彼が2020年の契約をオプトアウトして2020年も打撃陣が不調だった結果、交代が1年遅れた事でしょう。所属選手の契約や現状を見るに、遅きに失した感は否めません。

 P. Valaikaは選手としてCINでMLBデビュー後、MIAを経てCHCで引退しています。そしてCHC傘下での指導を経て2021年、打撃コーチ補佐としてMLBのコーチとなりました。

 今年のCHCは話題になった、P. Wisdom始め、他チームで燻っていた若手を獲得して開花させましたが、その際にValaikaの貢献があったと噂されています。そしてValaikaはCLEの打撃コーチ就任後ロックアウト前に早速O. Mercadoや O. Millerに指導したとの事です。

まだまだ未知数な部分はありますが、燻っている若手野手が多いだけに、非常に期待が膨らみます。

R. NiebraのSD投手コーチ就任

 その一方で2001年より長らく主にCLEの投手陣の育成に携わってきたR. NiebraがSDの投手コーチ就任に伴い、遂にチームを離れる事になりました。

 彼は長らくマイナー組織のピッチングコーディネーターとして若手投手の育成に力を発揮してきましたが、この記事にある通り、今のCLEの若手投手のみならず、C. KluberやT. Bauerなど2010年代にCLEでデビューした投手の多くは彼の薫陶を受けています。

そして2019年オフに他チームへの流出を防ぐ為にビッグリーグの投手コーチ補佐に抜擢されました。その後は特にMLBデビューした若手投手の育成に手腕を発揮し、MLB.comの記事にある様に今季前半戦でA. Civaleが活躍したのも、また終盤にA. Goseが投手としてMLB再デビューを果たす上でも彼の働きがあったとされています。

 その為CLEファンの中にはNiebraを現投手コーチのC. Willisに代えるべきとの声も少なからずあります。ただ育成と運用はまた別のものですし、ピッチングスタッフ全体の運用という点ではやはりWillisの方が経験も実績もありますので、個人的にはどうなのかな、と思います。

 先に引用した記事にある通りNiebraの自宅はカリフォルニアにあるという事ですし、彼としては折角の機会、まして昨季大失速したとはいえ、優勝を狙うチームからの誘いを逃したくないというのは当然でしょう。CLEファンとしては残念だけど仕方なかったと思います。NiebraのCLEでの功績に感謝しつつ、SDでの活躍を祈っています。

終わりに

 なかなか先の見えないMLBの労使交渉ですが、果たしてどうなるでしょうか。ロックアウトが解除されればCLEのみならず一気に動くでしょうが、果たして自分の今シーズン展望とどちらが早いか、そちらも先が見えません😇なるべく早くUPしたいと思います🙇‍♂️

ヘッド写真:MLB公式より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?