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ロックアウトって解除されたの?🫣

 正月にいくつか記事をアップして以来、諸事情でなぜか自分もMLBに関してロックアウト状態になってしまい、MLBがロックアウト解除された後もなかなか自分のロックアウトは解除されず、なんともうTDL😱 ニュースをチェックしつつ、ストライキするんかなー、マンフレッドさっさと辞めろ、と思いながら見ていましたが、急転直下CBA締結となって慌てて起動しようと下書きも書いていたのですが、いろいろあってアップできず。いろいろ訂正も必要でしたが、まずは今更ながらロックアウト解除以降のオフシーズンの動きから振り返ってみたいと思います。

 なおこれまで選手名を英語表記にしていましたが、当面カタカナ表記にします。もしかしたらまた戻すかもしれませんが()。

①2021-22 ルール5ドラフト(MLBフェイズ)キャンセル

 今回のロックアウトに伴い、今回正式にMLBフェイズのルール5ドラフトがキャンセルされました。対象の選手にとってはMLBデビューするチャンスが減少した事になり、ある意味今ロックアウトの最大の被害者と言えるかもしれません。

 チームとしては他球団の有望格を獲得するチャンスを失ったと同時に、自球団の有望格でロースター入りさせられなかった選手を失わずに済んだ事を意味します。2012年のH. ロンドン(CHCへ)、2016年のA. サンタンダー(BALへ)と、MLB全体でも有数のルール5の成功例で有望格を失っているCLEのファンとしてはいろいろ思う所があります。

 今オフもしルール5が行われていた場合、指名(放出)の可能性が高かったと衆目が一致するのはJ. カンティーヨとO. ゴンザレスでしょう。

 カンティーヨはM. クレビンジャーのトレードでSDから来た先発左腕ですが、昨季不調で離脱もした為、ルール5対象者になった今オフ、ロースター入りを逃しました。またO. ゴンザレスは昨季2Aと3Aで好成績を挙げたものの、やはりロースター入りされませんでした。

 残留した結果、カンティーヨに関しては先発タイプのプロスペクトの評価が高いCLE組織下において、ライバルがひしめき合う中今季マイナーで再び評価を高める事が求められていましたが、不調だった昨季と違い今年は素晴らしい成績を残しています。若干BBの多さは懸念材料ですが、先に3Aに上がったライバル達が軒並み苦戦している中、昇格のチャンスは十分にあると思いますし、トレードバイトとしても価値が充分あるかと思います。

 そして個人的にはゴンザレスが放出されなかったのは本当に嬉しいです。四球が少なく三振の多い、俗に言うブンブン丸タイプですが、昨季milb全体でもトップクラスのHR(31本)を打った実力は魅力的です。また昨季はOPSも高かった(2Aで.968、3Aで.808)ですので、期待できると思います。そして今季3Aで好調を維持した結果遂にMLBに昇格して6月好調の立役者の1人となりました。現在怪我で離脱中なのは残念ですが、再昇格後の活躍を期待しています。

②捕手の補強


 ロックアウト解除後同地区ライバル始め他チームが怒涛の補強を展開した中、我らがCLEはロックアウト前同様、非常に静かなオフシーズンとなりました😭

 そんな中解除後の補強第一弾として、MILからFAがなったL. メイリーと1年契約を結びました。またロックアウト前にMILからクレームされた、JC. メヒアの交換相手として、D. フライを獲得しています。

 前にも触れましたが、捕手のトッププロスペクトのB. ラバスティダ、B. ネイラー共に課題や不安がある中で、昇格直前のフライの獲得はかなりのGJだと思います。MILのチェックはしていないので詳しく分かりませんが、打力もあり守備も良く、かつ内外野も守れるユーティリティでもあるとの事です。ただ今季3Aコロンバスでは1Bや3Bでの起用が多く、キャッチャーでの出場は4試合のみ。打撃成績は良かったのですが、7月に入って絶不調に陥っています。一体どう起用したいんでしょうか、理解に苦しみます。

 メイリーに関しては開幕前に怪我をして、当初はILしていましたが、復帰してチームに加わっています。ただ当初は好調だった打撃もすぐに尻窄みになり、現状ヘッジスの2番手という評価は否めません。儲け物にはならなかった感じですね。

③ほぼ補強なし

 ドナルドソンのトレード&コレア獲得したMINをはじめ、CHW、KC、DETが補強する中、殆ど補強らしい補強がなかったCLE。軽くAJ. ヒンチ(DET)にDISられた程です。そんな中での明るい話題はチーム1のスーパースター、J. ラミレスはじめE. クラセ、M. ストローとの契約延長でした。

 今地区首位にあるMINを見ても思いますが、やはり勝ちを狙いにいくに辺り、きちんと資金を費やす事は大事だと思います。ファンのみならず、チームにも勝つ姿勢が伝わるでしょうから。今振り返れば9年ぶりの地区優勝、かつ19年ぶりのWSを進出した2016年シーズンが始まる前のオフシーズンには目立たないながら補強ポイントにM. ナポリはじめR. デービス、J. ウリベらを獲得しました。それが今季との差だと思います。

 ただ今になって振り返ってみると、恐らく今シーズン、CLEのフロントは育成にあてるつもりだった気がします。2021シーズン後半戦に若手が台頭できなかった上に、他チームの補強を見て、鶏が先か卵が先かではないですが、そう考えたように思われます(勝手な推測ですが)。

 そんなこんなで迎えた今シーズンですが、TDLの前提となる前半戦の振り返りと、いくつかのトピックに関しては次の記事で振り返ります。

 (Photo by Kyodo News via Getty Images)

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