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【レビュー】Sprime Gaming Gear PM1


レビュー用サンプル提供:Sprime Gaming Gear

今回はSprime Gaming Gear PM1をレビューします。


製品(PM1)について

Sprime Gaming Gearは香港発の新興ゲーミングデバイスメーカーで、第一弾として発売されたのがこのPM1です。

国内でも人気の高いLogicool G703ライクの形状として発表され、発売前から多くの注目を浴びていたマウスです。

そんなPM1はどんなマウスなのか詳しく見ていこうと思います。

パッケージ

内容物は以下の通りです。

  • PM1本体(ホワイト)

  • 1000HZレシーバー

  • USB-Cケーブル

  • マウスソール

  • グリップテープ

下図にはありませんが、上記5点に加えて説明書とステッカーが入っていました。

種類

レッド、ブラック、ホワイトの3色展開で販売しています。
カラーによって仕様の違いはないので、好きな色を選ぶと良いと思います。

デザイン

本体には軽量化のための穴は開いていません。底面まで完全なソリッドシェルとなっています。

最近のマウスは軽量化のためにどこかしらに穴を開けることが多いですが、完全なソリッドシェルというのはPM1の大きな特徴と言って良いでしょう。

また、マウスの右サイドにロゴがプリントされていることや、ホイールがブランドのイメージカラーの赤になっていることも特徴です。

底面のデザインは初期とは異なり、クリアブラックへと変更されました。

これは事前の通知なしに変更されたので、大きな話題になりましたね。

前もって告知して欲しかったなと思う反面、メーカーがより良い製品を提供するための策でもあるので、結果的に良かったなと感じました。

ただ、ボトムのカラーが全モデルともクリアブラックになったので、見た目の映え具合は削減されたような気がします。

※変更理由について、詳しくは下記ポストを参考にしてください。

ビルドクオリティ(BQ)

それぞれのシェルに隙間はありません。全体的に高い精度で組み立てられていると感じました。一部段差になっているところが見受けられましたが、通常使用に問題はありません。

シェルの強度ですが、サイドを強く握ると少し軋みますが、相当な力を入れないといけないので、普段マウスを握るときに力んでしまう方でも問題なく使用できるでしょう。マウスを強く振っても音は鳴りませんでした。

軽量化のためにシェルの厚さ等を削っているものの、総合的にビルドクオリティは高いと感じました。

製品仕様

〇重量とバランス
公称値
44±2g。マウスソールありでの実測値46gでした。
重心は本体の中心にあり、非常に持ちやすいです。

〇センサー
PixArtのセンサーPAW3395を採用しています。
センサーはマウスの中心に位置しています。

エルゴノミクス(左右非対称)マウスはセンサー位置が本体中心から前後することもあるのですが、PM1のセンサーは中心にあるため、別のマウスからも乗り換えやすいと思います。

〇ポーリングレート
別途発売予定のドングルを用いることで最大8000HZの接続が可能です。
※通常のドングルでは1000HZの接続になります。

〇バッテリー
最大80時間
の連続使用が可能なバッテリーが搭載されています。

PM1には競技用モードが用意されており、設定すると連続使用可能時間は半分の40時間程度になります。

今後ポーリングレートが8000HZに対応すると発表されていますが、上記よりもさらに連続使用可能時間が短くなると考えると懸念点になりそうです。

〇ソール
初期ソールは小さめの面ソールが4点付いています。

エッジの処理は綺麗にされていて、滑らせた時にひっかかることはありませんでした。

もう少しコントロール寄りにしたい場合には、替えのソールに付いている面ソールを使うことをおすすめします。

サイズと形状

本体サイズは120㎜×60㎜×40㎜とミディアムサイズに分類されるエルゴノミクスマウスです。

PM1はマットコーティングがされており、非常にグリップしやすかったです。

Logicool G703ライクのハーフエルゴ形状をしていて、
40g台の軽量エルゴノミクスマウスとして挙げられるLamzu Thornと比べてもわかるように、本体左サイドのくぼみは少なく、右サイドがあまり膨らんでいないことが大きな特徴です。

左:Lamzu Thorn
右:PM1

そのことからエルゴノミクス形状特有のフィット感は薄れるものの、癖が少ないため非常に持ちやすく、どんなマウスの持ち方にも合う形状です。

かぶせ持ちの方はもちろん、つかみ持ちやつまみ持ちの方でも問題なく使用することができます。

また、全体的に形状の癖が少ないので、エルゴノミクスマウスを普段使用している方に加えて、左右対称マウスを使っている方にもおすすめできるマウスだと感じました。

ただ、左右対称マウスと比べるとグリップしたときに右サイドが窮屈に感じました。私はグリップテープを貼ることで緩和されたので、もし同じような境遇の方がいましたらぜひ試してみてください。

※付属のグリップテープは、グリップ力があまり高くないと感じたので別途用意することをおすすめします。

ソフトウェア

PM1のソフトウェアはダウンロード不要のWEBソフトウェア(Memory Manager)です。

日本語は対応していませんが、Sprime Gaming Gearの公式サイト(https://www.sprime.gg/ からすぐに利用できるので便利です。

ソフトウェア上ではDPIの変更含め基本的な設定に加えて、競技モードへの変更もできます。

購入方法

国内の正規代理店(ふもっふのおみせ)または、Sprime Gaming Gear公式サイトから購入できます。

国内販売価格は15,980円、公式サイトから買うと18,500円で購入できます。いずれも送料無料です。

また、東京のパソコンショップアークや、大阪のPCワンズ、全国のドスパラやビックカメラ等様々な店舗での販売が始まりました。

※ビックカメラでの販売価格は17,580円です。

気になった方はお近くの店舗で試してみることをおすすめします。

まとめ

Sprime Gaming Gear PM1はLogicool g703ライクなハーフエルゴデザインのマウスで、持ち方に左右されない形状をしています。ほかのエルゴノミクスマウスと比べて癖の少ないデザインであるため、普段エルゴマウスを使っている方はもちろん、左右対称マウスを使っている方にもおすすめできます。

マウスソール込みでの重さが約46g(実測値)と非常に軽量ながら、完全なソリッドシェルであることも大きなポイントだと言えます。

全国の家電量販店で販売も開始したことから、みなさんにもぜひ一度手に取ってもらいたいと感じました。

ミディアムサイズの軽量マウスを探している方にとって、良い選択肢になるのではないでしょうか。



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