誰もあなたを救うことは_できない

誰もあなたを救うことは、できない

ちょっと絶望的なタイトルに見えますが、そうではありません。
人の力を借りて生きていくことはとても大切です。
それができない真面目で完璧主義な人や、
優しすぎる人がきっと、心を病んでしまうから。
ただ、心を病んだ時に
”本当の意味で”あなたを暗闇から救い出してくれる人は、
実はどこにもいないんです。
なぜなら最後まで戦って、自分を救ってくれるのは、
ほかでもない自分自身だから。

気分のムラや波は誰にでもある

前回のnoteで突然に襲ってくるメンタルダウンの波の話をした。

今日は気分が乗らないな。元気がでないな。自信がないな。
人間だから、そういう気分のムラってどうしてもある。

私の”そいつ”は、たぶん、うつからくる少し大きめの波。
今日は体が重い、何もできない、考えたくない。
自分はなんて無益で、無価値で、何にもない人間なんだろう。

という感じで。

生きてるんだからムラも波もあるんだ、しょうがない。
そう思うようにしているけど、やっぱり苦しい時間はつらい。
そんな時間は、ないに越したことはない。

あなたを救えるのは誰か

幸い私には、私を大切にしてくれる家族や友人、
そして信頼できる仕事仲間がいる。

本当に自分がどうしようもない時は、
私は彼らを頼るようにしている。

どうしようもない状態にまで落ちて、
死んでしまうより、よっぽどいい。

そして彼らは私のことを助けてくれる。
大変な時は寄り添ってくれる。
感謝しているし、いつだって恩返ししたい。

でもずいぶん前から私は知っている。

自分の苦しみがどこからくるのかを知り、
その根本に向き合って解決しない限り

友達や家族と過ごして笑ったり
お酒を飲んで楽しい気持ちになったり

一時的に気が楽になった気がしても
次の日にはもっと寂しく、心は虚しいままなのだ。

無理したり我慢したりしすぎると、人の心は病んでしまう。
だから人を頼ることはとっても大切。
周りの人にも感謝しよう。

でも同時に、肝に銘じなければならない。

結局は自分で、自分を救う必要がある。
誰も私のことを救うことは、できないのだと。

苦しさの原因

私は昨年末にポリアモリーだとはっきり自覚してから
旦那(事実婚相手)に対する罪悪感が湧き出し、うつになった。

それから人に恋愛対象として好かれたり、触れられるのが怖くなり、
気持ち悪くなってしまった。
誰も私をそういう対象としてみないでほしい、きっと傷つけたり不幸にしてしまう。私には誰かを愛する資格はない。

そんな風に思い込んでるのかもしれない。
性欲も皆無になった。

それと同時に、
20代後半には大分マシになっていた自己肯定感が、再びどかんと落ちた。
人と比較して自分は無価値だと思ってしまう癖が復活した。

メンタルの波が襲ってきたとき、
”誰かを愛し愛される時はもう来ないのかもしれない”
”自分はどうしようもなく無価値だ”
という思い込みに、苦しくなる。

絶対にあきらめたくない

私は人生を、
自分の命をあきらめたくないと思えている。

親孝行も、たくさんの愛する人たちへの恩返しも、
まだできていないことが多すぎる。

私はまだ死にたくない。
これはすごく奇跡的で、すばらしいことだ。

今は答えの見えない暗闇であっても、
必死に生きる方法を探すしかない。

まずは自分で自分を救うために。
2019年、令和が始まる5月。
私は1人でデンマークへ行く。

自分に新しい挑戦をさせて、器と知見を広げ、
生きる上での光を見つけるためだ。

その光が私を救うと同時に、
同じ暗闇にいる人にも届くことを願う。

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