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マヒンドラ・レーシングのアレックス・リンが地元でフォーミュラE初優勝

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ABB FIAフォーミュラE世界選手権の第12〜13戦が7月24〜25日にロンドンで開催され、24台のマシンとドライバーが、英国の歴史的な中心地であるイースト・ロンドン・ドックランズに位置するエクセル・サーキットで対決しました。ここでZFドライブトレインを搭載したマヒンドラ・レーシング94号車のアレックス・リンが、第13戦総合優勝を含む2つの表彰台を獲得しました。

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第12戦ではリンは、今シーズン6回目のスーパーポールに進出し、ポールポジションを獲得したことで3ポイントを獲得しました。リンはレース前半をリードし、最終的には3位でチェッカーを受け、自身2度目のフォーミュラEの表彰台を獲得しました。一方チームメイトの#39アレキサンダー・シムズは、1周目に追突され、アクシデントによるダメージでリタイアとなってしまいました。

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第13戦では、リンは日曜日の予選でも好成績を収め、グループ予選でファステストラップを記録して最初のポイントを獲得し、7回目のスーパーポール進出を果たしました。3番グリッドからスタートしたリンは、完璧なレースを展開し、自身のフォーミュラEレース初優勝、3度目の表彰台を獲得しました。この結果、チャンピオンシップリーダーのニック・デ・ブリーズと17ポイント差の6位に浮上しました。アレキサンダー・シムズは不運が続き、1周目でパンクしてしまい、16位ゴールとなっています。

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アレックス・リン
「正直に言うと、自分の気持ちを言葉にするのは難しいです。このようなことが起こるなんて信じられません。フォーミュラEは私にとって興味深い旅でしたから、優勝は信じられないほど特別なことです。今日は本当に成功したいと願っていたし、その通りとなって最高の気分です。私はこのクルマを運転する喜びを感じており、チーム全体に感謝しています。彼らほどサーキットに長く居て、早起きをするチームはないので、チーム全体に感激しています。この結果は、昨日のポールポジションとポディウムに続くもので、とても良い気分です」

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アレキサンダー・シムズ
「本当に残念な週末になってしまいました。両レースともスタートはうまくいったのですが、第1レースではミッチ・エヴァンスに後ろから追突され、その結果、ドライブトレインのどこかが壊れてしまいました。第2レースでは1周目にパンクしてしまい、ピットインしてタイヤを交換しなければならず、その結果、最後尾まで落ちてしまいました。チームのみんながこのようなことに多大な努力をしてくれていたので、本当に残念です。アレックスの優勝と3位を心から祝福したいです。これはチームの努力の賜物であり、彼の好成績を喜んでいます」

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チーム代表 ディルバッグ・ギル
「フォーミュラEでの5回目の優勝で、最高の気分です。クルマをアンロードしてからというもの、アレックスはずっと速く、リズムに乗っていて、週末を通して素晴らしい走りを見せてくれました。勝利と表彰台、そしてポールポジションとグループ予選での最速タイムは、ここロンドンでのパッケージの強さを示しています。シーズン5のマラケシュ以来となる表彰台で、インド国歌を聴くことができたのは、信じられないほど特別な瞬間でした。この結果を楽しみに、ベルリンでシーズンを最高の形で締めくくりたいと思っています。私たちは今、まさに追い上げています」

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