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インドネシアFEレースで逃したチャンス



2022年FIA ABBフォーミュラE世界選手権の第9戦となるジャカルタEプリックス(インドネシア)が今週末に開催されました。マヒンドラ・レーシングはフリープラクティス1でトップタイム、フリープラクティス2で競争力を発揮し、順調なスタートを切ったが、2台ともデュエルズの予選を欠場しました。
 
この結果、オリバー・ローランドが12位、アレクサンダー・シムズが20位で45分+1周のレースがスタートしました。ローランドは、ZF製パワートレインユニットを搭載するM8エレクトロのペースと、定評あるカムバックの能力を生かすべく、万全の態勢で臨みました。しかし、最終週でホイールの破損によりリタイアを余儀なくされました。

 
アレキサンダーは、予選の結果がそのまま決勝レースに反映され、5つ順位を上げて15位となったものの、完全に巻き返すには時間が足りませんでした。
 
チームは今後、ジャカルタで得られた熱データをもとに、同じように暑さが予想されるマラケシュ(モロッコ)に向かう予定です。

 
アレクサンダー・シムズ
「今日の僕らのパフォーマンスは、予選で決定づけられました。その結果、レースでは後方からのスタートとなり、大きな成果を上げることができませんでした。チームはバッテリーとタイヤの温度管理をきちんと行い、5つ順位を上げることができました。ポイントは取れませんでしたが、マラケシュに向けてサーマルデータの収集ができたのは良かったです」


オリバー・ローランド
「もちろん、悔しいです。今日は順位を上げられる力があったのに、そのチャンスがありませんでした。サーキットは素晴らしいし、イベント全体も、特にここでの初開催であることを考えれば、とても良いものになりました。とはいえ、せっかく来たのにレースでは数周しか走れず、リタイアしてしまったのは残念です。これからはマラケシュに向けて体制を整え、自分たちの力を発揮できるようにしたいです」

チーム代表 ディルバグ・ギル
「この週末は好調にスタートできました。フリープラクティス1では最速、フリープラクティス2では上位に食い込みましたが、予選になるとうまく行きませんでした。そのため、シムズがポイント圏内に入れなかったということになりました。ローランドが完走できなかったのは残念です。予選の結果は良くなかったが、この日のパッケージがあれば、それなりのポイントを争うことができたはずです。ジャカルタE-Prixのオーガナイザーに、素晴らしい初イベントを開催したことを祝福し、また、私たちを見に来てくれた情熱的で熱心なファンにも感謝したいです」

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