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SUPER GT rd.8 MOTEGI GROUND FINAL

皆さん、こんにちは。
ZFモータースポーツサポーターの南武果歩です。

4月に開幕を迎えたSUPER GTが11月5日〜6日。栃木県にあるモビリティリゾートもてぎにて、最終戦を迎えました。

今シーズンの集大成となる第8戦。
そして遂に決まるシリーズチャンピオン。
その瞬間に立ち会いたく、私自身も現地まで足を運びました。

さっそく振り返っていきたいと思います。

予選日
GT500クラス

GT500クラスでは、ZFが応援している100号車【STANLEY NSX-GT】が見事ポールポジションを獲得。
Q1を山本選手が担当。続くQ2担当されたのは前戦のオートポリスにて惜しくもポールポジションを逃してしまったの牧野選手。今戦、渾身のアタックで無事リベンジとなりました。

また100号車は、シリーズチャンピオンの可能性を残した1戦でもあった為、この好ポジションからのスタートに
、翌日の決勝への期待が高まります。
予選を終えランキングトップの3号車とは、16ポイント差となりました。

GT300クラス

300クラスでは、55号車【ARTA NSX-GT】武藤英紀選手、木村偉織選手のコンビが今季初ポールポジション獲得となりました。
今年から新コンビとなったお2人。木村選手はGT参戦初年度、武藤選手はこの1戦がGT参戦100戦目。若手ドライバーと、ベテランドライバーコンビ。決勝レースがどのような展開になるのかが楽しみです。


決勝日

日曜日、もてぎに到着すると青空に映える紅葉が、とてもキレイでした。

最終ラウンドの開催された、モビリティリゾートもてぎは、自然豊かな里山に囲まれたサーキットです。
またサーキットコースの他にも、星空を楽しめるグランピングや巨大迷路をはじめ、様々なアトラクションがあり。1日中楽しめる施設になっています。

サーキットコースは全長4.8km。
ストップ&ゴーのコースと言われています。
最終コーナーには、ファイナルラップ、1番最初に立ち上がった者が勝利を掴めるコーナーとして『ヴィクトリーコーナー』という名称がついています。この最終戦、最後の最後に勝利を掴むのはどのチームなのか。
運命の一戦が始まろうとしています。

ここからは、実際に現地でしか味わうことの出来ないプログラムをご紹介。

先ずは、ピットウォーク

ピットウォークは、
これから出走するマシンを間近で見ることが出来るチャンスです。
また決勝スタート前のリラックスしたチームの雰囲気を味わうことが出来ます。

更に今回、NSX、GT-R、インプレッサなど。様々な車種のパトカーも登場していました。

松島基地航空自衛隊 F-2Bのウェルカムフライト

続いて行われた松島基地航空自衛隊 F-2Bのウェルカムフライトでは、音と振動が強烈にカッコよかったです。
マシンの音もそうですが、普段は聞く事の出来ない迫力のサウンドを、体感出来るのも現地ならではですね。

そして最後に、スタート進行。

スタート進行はレースを現地で観戦する醍醐味の一つです。
マシンが続々とグリットに着き、一番最後に両クラスのポールシッターが、その間をすり抜けながら、一番前のグリットまで進んできます。この瞬間は何度見ても、痺れます。ぜひ現地で見て頂きたい瞬間です。
また、このグリッドにマシンが全車揃うとレースもいよいよスタートです。


そして、いよいよSUPER GT rd.8 MOTEGI  GROUND FINAL がスタート🟢

13時、快晴のドライコンディションのもと全車が隊列し。グリーンシグナルが点灯すると2022年度シーズンの最終レースが、スタートとなりました。
GT500クラスでは、ZFの応援する100号車が素晴らしいスタートを見せ。そこからレースを一気にリードしていきます。


GT300クラスでは、18号車が好スタートを切り。その後ポールポジションの55号車の前に出るとトップが入れ替わります。


最終戦は、レース序盤から荒れた展開となりました。

先ず、3コーナーで多重クラッシュが発生。
レース序盤からFCY→SCに🟡
好スタートだった100号車は、このSCにより築いたマージンを失うことに…。

更にSC走行中に、
再度ホームストレートにて、300クラス同士のマシンの接触が発生。

レースは再びSCに🟡
序盤は、SCの続くレース展開となりました。
また激しい接触ではありましたが、オフィシャルの方々の迅速な対応により、
レースは3分の1を周回した所でリスタートすることとなりました。
オフィシャルの皆さん迅速な対応ありがとうございました。
そして、このリスタートのタイミングで各チームがピットインを開始します。

ピット作業を終え、レース中盤を迎えると。

100号車は依然トップをキープし。
500クラスの順位は、100号車を先頭に、12号車→14号車→17号車→3号車となりました。


またGT 300クラスでは、
ポールポジションスタートだった55号車が再びトップに立ち。その後ろを、
52号車→10号車→56号車
という順位になりました。

最終戦は、今シーズンどのレースよりも勝利への執念を、各チームから感じる一戦でした。

中でも、ランキングトップでこの最終戦を臨んだ3号車は、スタート直後のペナルティにより、一時は12位まで順位を落としました。
しかしピットアウト後には19号車を抜き、その後レース終盤では17号車をオーバーテイク。
最終的に4番手までポジションアップに成功!

また、モータースポーツの面白さの要因である。
最後の最後まで何が起きるか分からないといった展開も。
300クラスのチャンピオン争いでは、まさにそのような展開が連続します。


レース終盤4位走行中の56号車がこのまま行けばチャンピオン獲得か。と思われた矢先。なんと、タイヤが外れるというアクシデントが発生。ポイント圏外まで順位を落とします。

更には、このトラブルにより、王座獲得のチャンスを得た10号車がなんとファイナルラップにてポジションダウン。
一時は絶望的だった56号車に再度、チャンピオンを手渡す形となりました。
この激戦の300クラスのチャンピオン争いに決着をつけた所で、最終戦はチェッカーを迎えます。

レース結果
 GT500クラス

 GT500クラスでは、ポールポジションスタートだった100号車STANLY NSX- GTが、素晴らしいペースでレースをリード、この最終戦を1位でチェッカーを受け見事に、優勝を果たしました。  

GT300クラス

GT300クラスでは、55号車 ARTA NSX- GT3が木村選手から武藤選手にバトンを繋ぎ。1度はポジションを明け渡したものの、最後は1位チェッカーという結果となりました。

また55号車は。今大会の素晴らしい活躍を讃え、

この最終戦のZFアワードを見事受賞となりました。

シリーズチャンピオン
GT500クラス

今シーズン全てのレースを終え、シリーズランキングの結果は、今大会を2位でチェッカーを迎えた。

12号車、カルソニックIMPUL Zが
27年振りのシリーズチャンピオン獲得となりました!

今年は、新型Zのデビューシーズンでした。
そのデビューイヤー12号車はとにかく勢いと速さがありました。
素人目の私ですらライバルチームとして12号車が後ろを走行していると怖い存在に感じておりました。

レース終了後、星野監督が平峰選手に対して『何ラップ走ってもこのままの走りが出来る選手』とおっしゃってましたが、私は今年の12号車に至っては、走れば走るほど速くなるような存在に感じておりました。

まさに青の新幹線

Zデビューイヤーに相応し勝利でした。
12号車の皆さん27年振りのシリーズチャンピオン、おめでとうございました。


GT300クラス

また、劇的なチャンピオン争いを繰り広げた300クラスでは無事、

56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが、2年ぶりにシリーズチャンピオンに返り咲きました。

この最終戦までとにかく重くても速いが今年の56号車でした。WHのキツイ中でも常に結果を残していた56号車。
最後は、同じヨコハマタイヤ勢である88号車が10号車をオーバーテイクしたことにより、チャンピオン確定となりました。近藤監督の『レースは皆んなでやっている』のコメントがとても印象的でした。2年ぶりのチャンピオン返り咲き、本当におめでとうございます。


またZFの応援する100号車は、この最終戦を終えシリーズランキング3位の結果となりました。

今季は開幕戦こそ、表彰台に上がるもそこからは苦しい戦いが続きました。
前戦のオートポリスで、山本選手の守りにより2位表彰台を獲得するとシリーズチャンピオンの可能性を残したまま、この第8戦を迎えることが出来ました。
更に、予選では牧野選手のアタックによりポールポジションを獲得!
決勝レースでは、勝利を掴めるコーナー『ヴィクトリーコーナー』を最初に立ち上がり、見事ポールトュウィンを達成してくださいました。
HONDAのホームコースであるモビリティリゾートもてぎでこの走りを観れた事とても嬉しく思います。


最後まで諦めずに戦ってくれたチームの皆さん今シーズン、本当にお疲れ様でした!

レースが終わり、
グランドフィナーレが行われる中。最後にコースウォークに足を伸ばしました。

コースには少し前まで行われていた、白熱したレースバトルの跡が沢山残っており、その上に立つと自然と、今年一年のレースを振り返る様な気持ちになりました。


2022年SUPER GT皆さんにとってはどんなシーズンとなりましたか?


私は今シーズン、レースを通して自分自身の心に何度も火をつけるようなシーズンとなりました。

闘う姿勢と復活劇に勇気を与えて貰い。
時に新しい風を感じ。
勝利への執念から、不可能を可能にし。
チーム力の素晴らしさと勝利を掴む事の厳しさ。それでも諦めない事の大切さ、それら全ての瞬間が自分を動かす力となりました。

今シーズン、この素晴らしい舞台の上でZFモータースポーツサポーターとして活動出来た事、この瞬間を目に焼き付けられこと私自身とても嬉しく思います。

本当にありがとうございました。

また決勝が行われた翌日には、すでに次の舞台。カーボンニュートラルフューエルのテスト走行が行われたという事で、
今後も益々発展するSUPER GTから目が離せませんね!

引き続き、来シーズンもSUPER GT盛り上がって参りましょう!

それでは、2022年度シーズン、南武果歩のモタスポダイアリー最後までご覧頂き、お付き合い頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

また、会いしましょう

ZFモータースポーツサポーター💙南武果歩






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