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CRAFTSPORTS MOTUL Zが巧みなドライビングと天候対策でSUGOを制覇

2022 AUTOBACS SUPER GT Round6 SUGO GT 300km RACE

9月18日(日)、スポーツランドSUGOにてSUPER GT 2022第6戦が開催された。台風の接近により断続的に降る雨は、レースの行方に大きな影響を与えた。


午後2時、予定通りレースが始まり、路面がまだ乾いていたため、大半の車両がスリックタイヤでスタートした。そして、グリーンシグナルの点灯とほぼ同時に、ポールシッターの#19「WedsSport ADVAN GR Supra」(国本雄資/阪口晴南)が1周目に#38「ZENT CERUMO GR Supra」(立川祐路/石浦宏明)、そして#100「STANLEY NSX-GT」(山本尚貴/牧野任祐)に抜かれる。これからトップ#38 GR Supra、2位#100 NSX-GT、3位#19 GR Supraの順でトップ3はしばらく続いた。



15周目に雨が降り始めると、順位が入れ替わる。#39「DENSO KOBELCO SARD GR Supra」(関口雄飛/中山雄一)は誰よりも早くレインタイヤに交換し、他のGT500車両がピットインする中、2位へと浮上する。そして19周目、GT300車両がコースアウトしてタイヤバリアに激突。ここまでタイヤ交換を遅らせていた#23「MOTUL AUTECH Z 」(松田次生/ロニー・クインタレッリ)と#16「Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 」(笹原右京/大湯都史樹)がピットへ向かい、フルコースイエローが提示されてピットレーンが閉鎖される。これにより、#23 Zは3位に躍進し、25周目には#39 GR Supraを抜いて2位に浮上した。


さらに#23 Zは#38 GR Supraをオーバーテイクしてトップに躍り出る。一方その次の周には、11番手から着実に順位を上げてきた#3「CRAFTSPORTS MOTUL Z」(千代勝正/高星明誠)が28周目に#38 GR Supraをパスして2番手に浮上。


34周目からGT500勢はピットインを開始し、再びレインタイヤに履き替えた。ここで#3 Zが他車よりピットインを遅らせて、レースをリードすることになった。そして、雨が止んで路面が乾き始めると、#3 Zはやっとピットインしてスリックタイヤに履き替えている。



後続もスリックタイヤへの交換のため3度目のピットインを余儀なくされる中、#3 Zは大きなマージンを築き、そのままチェッカーフラッグを受けるまで独走を続けた。2位には#23 Zが、3位には57周目に#38 GR Supraを抜いた#16 NSX-GTが続いた。

GT300クラスでは、13番手からスタートした#2「muta Racing GR86 GT」(加藤寛規/ 堤優威)が優勝し、#11「GAINER TANAX GT-R」(安田裕信/石川京侍)が2位、#10 「TANAX GAINER GT-R」(富田竜一郎/大草りき)が3位となりました。

2022 AUTOBACS SUPER GT Round6 SUGO GT 300km RACE Results
GT500


1. CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星 明誠)
2. MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)
3. Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)
4. ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)
5. カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)
6. DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山 雄一)

GT300
1. muta Racing GR86 GT(加藤寛規/堤優威)
2. GAINER TANAX GT-R(安田裕信/石川京侍)
3. TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき)
4. リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
5. Studie BMW M4(荒聖治/アウグスト・ファルフス)
6. LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)


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