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KeePer TOM'S GR Supra、今季初優勝を飾る

2022 SUPER GT Round 4 Race Report


蒸し暑い富士スピードウェイで開催されたSUPER GT 2022第4戦。 レース開始直前に降った雨で路面状況が心配されたが、パレードラップが始まる頃にはほぼドライコンディションに回復した。 午後14時からのパレードラップ、フォーメーションラップに続き、100周の決勝レースがスタートした。

トップグループは予選順に1周目を終え、順調な滑り出しとなった。そして3周目のストレートエンドで、#24「リアライズコーポレーション ADVAN Z」(佐々木大樹 /平手晃平)がポールシッターの#19「WedsSport ADVAN GR Supra」(国本 雄資/阪口晴南)を抜いてトップに立った。さらに、3番手からスタートした#37「KeePer TOM'S GR Supra」(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)も#19を抜いて2番手に浮上した。

トップ3はしばらくこの順位で推移し、6周目に6番手から追い上げてきた#12「カルソニック IMPUL Z」(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が#8「ARTA NSX-GT」(野尻智紀/福住仁嶺)をパスして4位に浮上。その2周後、#12 Zは#19 GR Supraを追いかけ、ストレートでオーバーテイクし、3位に上がった。



その後、GT500勢は1回目のピットストップを行ったが、トップは変わらず#24 Z、2位は#37 GR Supra、3位は#12 Zという順位を維持した。しかし、2回目のピットストップで順位が入れ替わる。73周目にピットインした#24 Zは、36秒かけてピット作業を完了させた。しかし、続く74周目にピットインした#37 GR Supraは28.7秒の高速ピットストップを行い、トップに躍り出る。さらに75周目には#12 Zも29.2秒のピットストップを行い、2位に。その結果、GT500勢は最終のトップ3の順位に落ち着き、100周を終えた時点で#37がトップでチェッカーを受け、優勝を果たした。2位には#12 Zが、3位には#24 Zが続いた。

GT300クラスは、まさに死闘が繰り広げられた。#61「SUBARU BRZ R&D SPORT」(井口卓人/山内英輝)はトップを走る#11「GAINER TANAX GT-R 」(安田裕信/石川京侍)と激しいバトルを繰り広げ、残り6周でついにオーバーテイクし、今季初優勝を飾った。2位には#11 GT-Rが、3位には#18「UPGARAGE NSX GT3」(小林崇志/太田格之進)が続いた。

2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 “FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE” Results

GT500


1. KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田 莉朋)
2. カルソニック IMPUL Z(平峰 一貴/ベルトラン・バゲット)
3. リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木 大樹/平手 晃平)
4. au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)
5. ARTA NSX-GT(野尻 智紀/福住 仁嶺)
6. DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口 雄飛/中山 雄一)

GT300
1. SUBARU BRZ R&D SPORT (井口 卓人/山内 英輝)
2. GAINER TANAX GT-R(安田 裕信/石川 京侍)
3. UPGARAGE NSX GT3(小林 崇志/太田 格之進)
4. Syntium LMcorsa GR Supra GT(吉本 大樹/河野 駿佑)
5. K-tunes RC F GT3(新田 守男/高木 真一)
6. リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波 清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)

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