真理教主義

朝日新聞の宮台真司の寄稿見たけど古いかな。その結果出てきた若い世代がわかり易く言うと古市憲寿タイプ。共同体幻想もない代わりに本当の意味での社会形成意識もない。日本の失敗は社会形成の失敗で、故にサバイブだけが異様に。それは逆に強者に迎合する事になるから却って依存性を高める。それの何がまずいかと言うと、カウンターとしての依存性ではなく、メインストリームでの依存性が高まる事なんだよね。それはオウム的なものとしてではなくもっと厄介な強大な一極的強権化が進むという事。「真理教主義」がサブではなくメインになる事が一番怖い事。宮台は普段の言論ではそういった事を批判してはいるのだけど。でも勝てないのは実は自身が真理教主義の一角を担っている所があるからではないかな。そういう意味では方向性は違ってもサブ真理教主義という所に嵌っているのだと思うのだよね。それは最早古くもあるけど。でも自分に埋没すればする程逆に真理教主義に嵌り易く。サブ真理教がメイン真理教に取り込まれてというのが進んで来たのが現状ではないかな。そこには本当の主体性も社会形成もない。ということは本当の意味での民主主義もない。普遍的基本的人権と社会契約の本当の意味の理解が日本には決定権に欠けているのだよな。だから共同体幻想は潰れて、自分が放り出されても依存出来る別の幻想に。それが真理教主義。真理主義ではなく。つまり真理教幻想主義だな。幻想主義という認識があるのであればそれは一種のエンタメ。でも真理教幻想主義は幻想を真理と認識している。真理主義の真反対。だからオルタナティブファクトを好む。

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