ゲームとYouTubeで育った子

次男三男を連れて公園に行きまして。その公園にはそこそこの規模の林があって、そこを散策してたんですよね。
マインクラフトで育った現代っ子はね、折れた木とか枝をかき集めてきて、この木材で家を作るとか言い出すから凄いよね。
マイクラはサンドボックス系の、ひたすら自由度の高いゲームとして知られているけど、それすらもごっこ遊びに組み込まれるわけ。
要は逆輸入。自由なゲームの世界観を不自由な現実で再現してみようって試みは、ゲームでは味わえない身体性を求めてるって事かしら。知らんけど。

まぁ三男はすぐ飽きてたけどね。
あっさりと。
工作好きな次男は黙々とマインクラフトを再現できないか悪戦苦闘。

その間僕は朽木を蹴っ飛ばして、何かの幼虫でも挟まっていねぇかなって探してた。
幼虫が挟まってるのって、なんか面白いから。挟まってる姿見て笑ってやろうかと思って。

マイクラごっこに飽きた三男は今度はこっちに興味示してきて、同じように朽木をひっくり返しだす。
すると、おびただしい数の蟻が吹き出してくる木を見つけて呼んできた。

比較的虫に耐性がある僕だけど、大群ってのは得意ではなくて、やる事ったらせいぜい棒で突くくらいなもんですよ。

でも小2になったばかりの三男は余裕で素手でいけんのね。
素手でバキバキ朽木を割って女王はいるかな〜とかやんの。笑いながら。もう蟻のコロニー大惨事。
何この子、アリクイに育てられた子?

放って置くと現代っ子は家でYouTube三昧じゃないですか。
しかも基本はゲーム実況ばっかになる。だからゲーム実況見過ぎているな〜って思ったら、軌道修正で多少アカデミックなチャンネルを勧めたりする。
いわゆる生き物系ユーチューバーは僕の中でアカデミックにカテゴライズしているので、三男はいつの間にか生き物系をよく見るようになった。
このジャンルは多くの場合生き物全般に対して偏愛気味なので、恐らくその影響で臆せず蟻だらけになりながらも巣をほじくる小2が出来上がった。

ゲームとYouTubeによって呼び起こされた野生に若干引いてる自分がちょっと面白いなって感じた日だった。

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