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Y~それは孤高の衝撃

はろはろはろー、爆転世代で大好きなベイはワイボーグとドランザーな黒主零ざんすよー。
ここ数ヶ月いろいろ忙しくてマルチ関連の話しかベイブレードXを見れてなかったので今回の連休を使って一気に49話まで見たので何故か共感できてしまえなくもない竜宮クロムとか言うホモについて語っていくよ!!


竜宮クロム

ベイブレードXに登場する竜宮クロムはベイブレードの世界チャンピオン。
主人公の一人である黒須エクスが元いたチームのリーダーでエクスは彼と(シグルさんと)一緒に世界最強の座に到達した。
しかし、どうしようもないバトルジャンキーであるエクスはより強い相手との戦いを求めて

「そうだ。敵に回ればクロムと戦えるじゃん」

と言う発想に至ったため何も言わずにチームを脱退、新たにチームペルソナを結成。自分は有名人のため仮面(つかヘルメット)を付けて仮面Xを名乗ることになった。
ちなみに事情を話されたわけではないだろうが、クロムとシグルは仮面Xの正体がエクスであることは知っている模様。
物語上、主人公達チームペルソナの最終決戦の相手であり事実上のラスボスに当たるキャラとなる。

少なくとも今とそこまで外見が変わらない程度に過去、無敗でアマチュアの大会を総ナメしてきた実力者であるクロムはとある文具店をスポンサーとしたチームペンドラゴンのメンバーとなる。
既に実力者として有名なチームには入らず、自分の手で新たな王の道を進んでいきたいと思っていたクロムは誰もメンバーがいないチームの一人目として活動を開始。プロブレーダーとしても栄光を勝ち取っていくことになる。
そんなクロムがある日であったペンドラゴン二人目のメンバー。それが黒須エクスと言う少年だった。それまで快勝を続けるクロムだがエクス相手には簡単に敗北。これまで味わったことのない諸々の感覚を得ながら二人は親友とも言うべき関係へとなっていく。
3人目である七色シグルがどうにも孤独に近い感情を得てしまうほどに。
(一応この頃はまだクロムとエクスが自分達だけの世界に入ろうとするとシグルに対して申し訳なさを思う描写があった)

3人となったペンドラゴンはあらゆる大会を制覇していく。しかしあまりの強さにどんどん戦いたい相手が少なくなっていく。
自由奔放なバトルマシーンであるエクスは不満を垂れ流し、プロとしての仕事を破棄し続け、それごとにクロムとシグルには仕事が次々となだれ込んでいく日々。
仕事とは言え格下とばかり無意味なバトルを続けたり、無価値なインタビューを受けては時間を奪われていくクロムは、いつしかエクスとのバトルだけが楽しみだったのにそれすら出来なくなっていく日々に虚無感を得ていく。
クロムと戦えず、鬱憤まみれのエクスはシグルとばかり戦い、勝ちまくったためにシグルもバトルを拒否。より鬱憤を募らせていく。
そしてシグルも、勝利という栄光を得ていくごとに歪んでいく人間関係にどこか不満を募らせていく、と言う三者三様のあまり望まれたような日々が出来なくなっていった。

そんな日々の中で世界最強の座を勝ち取った3人だがもう戦うべき相手がクロム以外にいない事に気付いたエクスがペンドラゴンから脱退すると言う事件を起こす。
(プライベートでやればいいじゃんってツッコミがあると思うが前述通りクロムは毎日多忙な生活を送っているため確実にクロムが対戦に応じる時があるとすればチャンピオンタイトル防衛戦のみとなるのでチームを脱退して挑戦者側に立てばほぼ確実にクロムと全力のバトルが出来ると言うのは間違っていない)

チームペルソナの一員「仮面X」として活躍していくエクス。それに対してクロムはどこか歪んでいく。
かつてエキシビションマッチで対面した神成シエルと言う少年を利用してもう一人の黒須エクスを再現しようと画策。
シエルに仮面Zなる人物を名乗らせ、彼自身の人格と人生を封殺。
自分自身は仮面Yなる姿に変装し、これまで稼いだ財を湯水の如く使い、エクスが仮面Xとして活動を始めてから使い始めた新たなベイブレードをコピー。Zと共にまるでこれまでの物語を再現するかのように仮面Xが戦ってきた相手と戦い始める事件を起こす。
(ちなみに一度だけY状態でエクスと対面したがエクスにはYがクロムだとすぐに見抜かれた。しかも以前までのクロムとは違うことまで勘付かれている)

かと思えば仮面Yであることを捨て、Zの事も今更ながらシエルと呼び始める不安定さを見せつける。
暗い部屋でエクスの試合を見ながらかつての栄光であるトロフィーや写真を次々と破壊するクロムはいろいろ精神ぶっ壊されたシエルからしても不穏さを感じる程に危うい存在となっていた。


X字の亀裂


どう見てもヤバい奴

そしてついに始まった新たなるチャンピオンを懸けた最終決戦。
初戦はシグルが妹(弟?)であるマルチと戦い、勝利。順当に考えれば新参である仮面Zが中堅を担うべきだがまさかのリーダーであるクロムが中堅として参戦。
確かに驚くべき事だが、よく考えればここでクロムが出ずにシエルが出て勝ってしまえばペンドラゴンがチームとして勝利。クロムとエクスは戦えなくなってしまう。だからクロム(とエクス)的にはここで自分達が出る以外の選択肢はないのだ。

最初クロムはこれまで自分の愛機として使い続けてきたコバルトドレイクと言うベイを使用。しかしエクスの愛機であるドランバスターには秒で一刀両断されてしまう。

「これは過去の俺だ」

その後クロムが取り出したのはこれまでの常軌を逸する左回転のベイ「コバルトドラグーン」だった!
しかもこれまでと違い完全にぶっ壊れた言動と目でエクスと対峙する。
その背中にはまさかのイマジナリーエクスまで顕現させている。


エクスを真似しようなんて出来るはずがなかった。エクスは確かにここにいる
だからお前はもういらない……仮面X!!!

そしてコバルトドラグーンVSドランバスターによる左右別回転同士のエクストリームダッシュの激突は、両者場外による引き分け。ただし、エクスのドランバスターには衝撃によるダメージが確かに刻まれていたのだった。


Y字の亀裂


と言う風に最初は新進気鋭の才能ある青年だったクロムが自分より強いエクスと出会い、しかしその強さ故に他に叶うものも肩を並べる物もいない、強くなるごとにやりたいことがどんどん出来なくなっていき、その上最初の夢だったチャンピオンに到達したらエクスは自分の元を離れ敵に回ったことで「何のために自分はここにたどり着いたんだ?」という虚無感を得た事で暴走。ついには割と歴史に名を残しそうなレベルのクレイジーサイコヤンホモとなってしまった。
(何せ、変装しているとは言えエクス本人を前にしてイマジナリーエクスと会話して本人の方を拒絶しているのだからまあまあ重症だと思う)


中ボスとも言える不死原バーンとの会話

中盤でバーンと会話していた時にはまだ王者としての威圧感と潔癖さがあったようにも見えるがこの時点でやべえ目をしていたりする。


ただ、今回の件。クロムがただただ狂っていたわけでもない。理にかなっているとは言え、エクスが何も言わずにペンドラゴンから脱退してクロムの元を離れたのはクロムからしたら裏切り以外の何物でもない。

しかしいくら精神的に追い詰められていたとは言え、本来頼りにすべき仲間であるシグルもかつてはそこそこ気にはしていたのに今では完全に蚊帳の外。一応本編中でも何度かシグルはクロムを心配するような発言をしているがシグルが無表情な事もあるだろうがクロムは完全無視。

第43話「あの日のペンドラゴン」45話「あの日のあなた」はどちらもクロムの隆盛と崩壊とがこれでもかと言うほど如実に描かれていて、イマジナリーエクスまで生んでしまう事態になるのも無理はない。
と言うのもこれまで自分の投稿記事を見ていれば分かる用にまあまあ中々人間関係終わってるので自分に都合のいい妄想などいくらでも用意している自分からしたら直視するに堪えないし、クレイジーサイコヤンホモなどと揶揄出来ない代物となっている。それでもクロムに対しては同情するし、逆にもっと仲間頼れゴルァ!とも言いたい。言える義理はマジで1ミリもないけど。

目的は手段を正当化しない。所詮この世は因果応報。
どちらも我が座右の銘。だまし討ちに近い事をしたエクスにも反省すべき点はあるし、シグルも他にやりようがあっただろうし、同情すべき点はいくらもであるがやっぱり暴走してしまった以上は現実的に考えればクロムに明るい未来は来ないだろう。せめてシエル君の洗脳を解け。
ただまあ、アニメだから許されちゃうんだろうな……。何で赦されないんだろうか。

総括!自分はホモではありません。男同士の友情、気遣いをホモと揶揄することは許容しがたいな。LGBTQはくそ食らえだが、所詮この世は因果応報って奴だ。ったくこんちきしょーが!