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虹色って何色?~虹ノ咲だいあ考察記事~

どもどもども~!!!ドレパ狂いであんえも屋で異端の水先案内人の黒主零ぷり~!!今回はしばらくぶりにプリチャンの考察記事を書くぷりよ~!今回の話題はサムネにもあるように虹ノ咲さんこと虹ノ咲だいあ及びバーチャルプリチャンアイドルのだいあちゃんとそこから変異したアナザーだいあちゃん(非公称)について傍若無人に語っていこうと思います。

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まず虹ノ咲だいあちゃんについて。1年目の最終話にカメオ出演し、2年目の準レギュラーとして登場した無口な女の子。中学2年生になってクラス替えしたことで主人公の桃山みらいちゃんと同じクラスになってからちょくちょく話に絡むようになってきた。当初は名前が分からなかったためメカクレちゃんとか某動画サイトのコメントでは呼ばれてたり。54話になってやっと本名である虹ノ咲だいあが登場した。当初みらいちゃんからはだいあちゃんと呼ばれていたが、2年目のメインタイトルであるジュエルオーディションのナビゲータであるバーチャルプリチャンアイドルであるだいあちゃんと被ってしまうため、苗字である虹ノ咲さんと呼ばれることになった。

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虹ノ咲さんは無口だが、ミラクルキラッツのマスコットキャラクターであるキラッチュが好きなようでカメオ出演した51話時点でキラッチュの自作キーホルダーをカバンにつけていた。ミラクルキラッツ及び制作者であるみらいちゃんの事は知らなかったらしい。(でも後にみらいちゃんに一目ぼれした時の事を明かすエピソードである76話では1年生時点でみらいちゃんの事を知っていた。多分みらいちゃん=キラッチュの製作者であることを知らなかったのだろう。それはそれで闇が深い気もするが……)

54話でみらいちゃん達と知り合って以降物語に絡んでくるようになり、時折以上のペースでミラクルキラッツと行動を共にしている。(していない間の事情も実は後に推測可能)。みらいちゃんと話していくうちにキラッチュがみらいが作ったものであると判明したりそのライブを生で目撃したりと一気に距離を縮めていく。

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ちなみにその日のうちに既に彼女の自室ではみらいちゃんの(まだ面識がない頃含む)画像や映像が8画面モニタにぎっしり詰め込まれていた。この時、全国8000万のプリズムの民は思ったのだ。「この子、ただだいあちゃんと関係がありそうなだけじゃない……ガチだ。桃山のガチ勢だ……」と。ただでさえこの頃はまだ虹ノ咲さんが実は1年前の時点でみらいちゃんに一目ぼれしていたことが明かされていない&キラッチュの製作者だという事すら知らなかった事からその存在を知ってたった一日でここまでのガチストーキング趣味を発動させていたと考えられていたこともあって一気にそっちに興味を持っていかれたのも無理はないだろう。緑川と言いこの作品のガチ勢はマジで闇が深いから困る。いいぞもっとやれ。

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次にバーチャルプリチャンアイドルのだいあちゃん。こちらも虹ノ咲さん同様に1年目の最終話にカメオ出演している。こちらはセリフ付き。2年目のメインタイトルであるジュエルオーディションと言う1年間を通して行われる大規模な大会のメインパーソナリティーを務める存在である。無口な虹ノ咲さんと違い、明るいポップな女の子だ。立体映像(バーチャル)な存在であるが故に空を飛んだり、他人の電子端末から姿を見せたりやりたい放題する。ちなみに92話を除き、2年目は全話に於いてオープニング前にあらすじの紹介をしてくれる役もあるためキラッツに続いて2年目では皆勤賞だったりする。92話でも本編で登場するため現状51話以降は全話登場している。名前とバーチャルアイドル(=誰かが操作している)ことから虹ノ咲さんと何か関係があるんじゃないかと言う声が54話時点でもちきりである。

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ちなみに名前が判明していない51話の時点でも関連性が挙げられていたりする。このコメントの人は恐らく未来人。

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後に70話でやはり関係があったことが明らかになる。それまで同一人物説が強かった(同じタイミングで二人同時にいることがなかったため)が、別人ではあることが判明。しかも虹ノ咲さんもジュエルオーディションの関係者であることが窺える。ジュエルオーディションがデザイナーズ10も関与している&みらいがあいらからもらったデザインパレットを虹ノ咲さんも所持している事から虹ノ咲さん=デザイナーズ10本人或いはその関係者説も強くなった。しかしここでもまだ二人の関係やだいあの謎については深く明かされなかった。

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明かされるのは76話。前述したように虹ノ咲さんが1年生の時すでにみらいちゃんに一目ぼれしていたのが明かされる話だ。ここで明かされた真実として虹ノ咲さんは1年目の初期(筆者推測だと2話くらい?)既にみらいちゃんを遠目で一度見ていてそれで一目ぼれしていたのだ。

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ちなみにあんえもの喧嘩にドン引きしている時の顔である。以前もデザインパレットに夢中になりすぎて徹夜した結果すごい顔になってたみらいちゃんを盗撮してエクスタシーしてたことから虹ノ咲さんが変顔フェチであることは間違いない。

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こうして見るとやっぱりやばい。……こほん。とにかく虹ノ咲さんがみらいちゃんのライブに元気をもらってその結果昔から好きだった洋服のデザインを捗らせた結果、次期デザイナーズコンテストに勇気を出してしぶしぶ応募したところぶっちぎりの優勝をしてしまい、ミルキーレインボーのデザイナーズ10に任命され、その報酬&仕事のサポートとして贈られたデザインパクトでナビキャラを設定して生まれたのがだいあちゃんだったのだ。そしてまだ中学生と言うこともあってデザイナーズ10としての最初の仕事として行われたのが2年目メインタイトルであるジュエルオーディションだった。だが、そのジュエルオーディションも虹ノ咲さんにとっては大きな他意があった。

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業種は違えどみらいちゃんと同じ舞台に立つ事は出来た。ジュエルオーディションのおかげで距離も近くなった。しかしそれを明かすことが出来ない。そんな状態でみらいちゃんと近づけば近づくほど心の中でどうしようもない不安と申し訳なさが溢れてくる。だいあに誘われてアイドルとしてもデビューすればいいと言われるが生来の気弱なところや奥手な部分が重なってそれも出来ない。せっかく大好きな女の子と一緒の舞台に立てるかもしれない、お膳立てが整われてきたのにそうするごとにどんどん心が苦しくなってきてしまっていたのだ。

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みらいちゃんと一緒に仲よく遊ぶ思い出もジュエルアイドル候補が残り一人になることでどんどんタイムリミットが近づく合図になってしまう。なるだけ多く長く一緒にいたいと思う気持ちが、しかし徐々に破滅へのカウントダウンに聞こえてきてしまっているのだ。そう、みらいちゃん達と一緒に同じステージに立てる枠(チャンス)はあと一人だけ。

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ついに1年近く楽しみに待っていた、そして悪夢となってしまった日が来てしまう。クリスマスイベント。来るジュエルオーディションに向けての選手宣誓イベント。それは、後の描写を見るに真の開催者であるミルキーレインボーのデザイナーズ10である虹ノ咲さんがその秘密を明かす日でもある可能性が高い。前日から悪夢を見たこともあって情緒不安定になった虹ノ咲さん。自分の気持ちの整理が出来ずに祖母相手に当たってしまい、泣き崩れてしまう。

そして、

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その時は来た。代理として今まで通りだいあちゃんを開催者側に立たせていた虹ノ咲さんだがみらいのジュエルオーディション全力で頑張りたいと言う笑顔を受けてついに感情は爆発してしまった。

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だいあの助力も受けながら虹ノ咲さんは胸の内をすべて明かす。ジュエルオーディションは自分がただ友達が欲しくて、自分が自慢できるただ一つの特技であるドレスデザインを使って開いた身勝手なイベント。みらいちゃんが頑張って目指すべきステージじゃない。全部自分が作り出した嘘に過ぎなかったのだと。それを明かして虹ノ咲さんはその場から走り去っていってしまう。

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虹ノ咲さんがいなくなってから会場はお開きとなり、みらい達は集まった。最初に口を開き言葉を発したのはえもちゃんだ。

「嘘でも何でもないよ!オーディション楽しかったし!!」

最初期からジュエルオーディションのために頑張りながらジュエルコーデを最後に手に入れたえもちゃんだからこそこの言葉が言えるのだ。そしてその想いはみんな一緒。

クリスマスの夜。公園で一人ぼっちになった虹ノ咲さん。

「もしも、誰もいなくなってもだいあは最後までだいあの友達だもん」

だいあちゃんはそう告げる。そのだいあに推されて虹ノ咲さんは寒くなった体を自ら抱きしめながら泣き腫らした目で帰宅する。そこで見たものとは

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嘘でも偽物でもない光景。虹ノ咲さん自身は自信がなくて信じられていなかっただけでもうとっくの昔からみらい達は虹ノ咲さんを友達だと思っていたのだ。それは苦手意識を持っていて一度もまともに会話したことがなかったえもちゃんでも当たり前の事だったのだ。当たり前にある友情、それに気づきすべてのきっかけだったみらいちゃんともちゃんと話が出来た虹ノ咲さんはついに一歩を自らの意思で歩んだ。

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姿形はほとんどだいあちゃんだがしかし虹ノ咲さんは自分の意思と体でライブを行う。曲名「フレンドパスワード」。お姫様に憧れてきたが自信のない女の子がどうしたら友達が出来るかを歌った切なく、しかし可能性に溢れる虹ノ咲さんの心境を歌った歌だ。そしてだいあちゃんからのエールでもあるかもしれない。

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そしてフレンドパスワードを既に持っていた虹色の翼で越えた先に待っていたのはだいあちゃんだ。だいあちゃんはやっと自分の足でここまで来れた最大の親友に最後にして最初のジュエルコーデである友情のレインボージュエルコーデを授ける。そうしてついに10人のジュエルアイドルが揃ったのである。

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翌朝。虹ノ咲さんは外見から変えてきた。実はだいあちゃんは虹ノ咲さんが幼い頃から憧れてきた絵本のお姫様をモデルにしていてそのアイドルとしての姿は虹ノ咲さんの憧れでもあったのだ。今まで苦手意識もありろくに会話もしてこなかったえもちゃんとも同じポップ属性のアイドル同士と言うこともあって打ち解けてもはや不安故無口だったころの虹ノ咲さんの姿は残っていない。残すはただ、ジュエルオーディションに向けて日々切磋琢磨していくだけ。そう思っていた矢先に異常は起きた。

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だいあちゃんが突然、黒い姿(筆者は勝手にアナザーだいあちゃんと呼んでいる)に変わってしまったのだ。虹ノ咲さんから完全に分離して単独でライブ「フレンドパスワード~アナザーワールド~」を行なう。それはあなたの願いをなんでもかなえてあげるから友達になろう?君だけしかいらないから、と言うかつての虹ノ咲さんの心境をこれでもかと言うほど皮肉に、ダークに狂気的に歌った歌である。ちなみに語尾が「だもん」から「だよぅん!」になってる。(公式表記ではだよんかだよ~ん。某動画サイトではでぃよぅ~ん)。こうなった原因の詳細は不明だが92話でバーチャルの世界に行った際に虹ノ咲さんと対面した時に今までだいあに頼りすぎてたから今度は自分が支える番だよと言われたのが通常だいあちゃんの最後の登場シーンである。

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2年目終盤はダイヤモンドアイドルを目指した最終トーナメントとこのアナザーだいあちゃんをどうにかするのがメインになりそうである。

さて、ここまで4600文字で2年目のあらすじを虹ノ咲さん/だいあちゃんメインで語ってきたがここから傍若無人に語っていこう。

まずは逆順してアナザーだいあちゃんについてだ。これまでと違ってコギャルめいた腹黒と言うか陽キャ的と言うかそんな感じになったのだが一応記憶は引き継いでいて、それまでのだいあちゃんと同一人物なのは間違いないらしい。こうなった詳しい原因や理由はまだ不明だが確実にトリガーとなったのは今まで支えてきた虹ノ咲さんの自立である。そこから寂しさやら嫉妬やらの感情が原因でこうなった可能性が高い。だがアナザーだいあちゃんはそれらの感情を理解していない様子。まあ、そもそもデザインパレットと言う電子媒体のサポートキャラなのだから普通に考えれば設定されただけの人工知能に過ぎないため感情の理解が出来ないのは当たり前の話なのだが。何せ1時間前の番組でもシンギュラリティの獲得は異常事態として捉えられているし。だが間違いなくそれに近い状態になっている。それ自体は納得できる話だが、問題なのはアナザーだいあちゃんとだいあちゃんが同一人物であること。即ちあのポップな明るいだいあちゃんでも感情と言うのを理解していなかった可能性があるのだ。虹ノ咲さんを1年間近く支えてきたあの明るいだいあちゃんが、可愛いとか素敵だとかそう言うのも含めた感情の全てを理解していない可能性があるのだ。あの感動的な虹ノ咲さんの進歩による友情のレインボージュエルコーデ授与の際もだいあちゃんは自らの感情によって行動を起こしたわけではないということになる。状況からするに虹ノ咲さんがプログラムしたわけでもない。振り返ってみるとだいあちゃん自身は各話最初のあらすじを除いて完全な独り言と言うのを一度もしておらず、自らの心の内も描写されたことがない。理解していないだけで実は感情があってそれを基準に今まで動いて来たのか、それともだいあちゃん自身でも虹ノ咲さんでもない誰かがだいあちゃんを動かしていたのか。

次に虹ノ咲さんについて。この記事でも強調しているようにみらいちゃんへの愛がやばい。みらいちゃんの盗撮画像を常時8画面で眺めているのだからやばい(一応他のキャラを表示している場合もあるが圧倒的に確率が高いのはみらい)。だいあちゃんと同じ髪型になって以降は収まったかと思えばなる店長との会話でダイヤモンドアイドルになって願いを1つ叶えるとしたら何を願うと聞かれて「みらいちゃん」って即答したり、外出中も8画面にみらいちゃんを表示させたままだったりむしろ悪化している可能性すらある。と言うか、元々はデザイナーズ10の仕事のために8画面購入した(多分両親に買ってもらった)のに8画面がある私室とは別に仕事部屋作ってる辺りもはや完全に8画面はみらいちゃんを映すためだけに存在していると言ってもいい。しかもみらいの誕生日である66話ではみらいのデザインパレットに何かしらの細工をしている。その結果だいあちゃん同様にナビキャラのキラッチュが具現化するようになった。怖い。虹ノ咲さん→みらいちゃん→さら→あんな様↔えもちゃんって関係が交錯しているのも怖い。虹ノ咲さんは2年目の真の主人公と言ってもいいのだがプリチャンの物語や人間関係になくてはならない存在になっている。……それがいい意味かどうかは別として。

総括。虹ノ咲さんは不安から、だいあちゃんは機能の問題からそれまで感情を吐露することがなかった。それがどちらも解放された今、果たしてどうなるものか。互いに相手へのフレンドパスワードを理解していない様子だし。ただ、どちらもフレンドパスワードが表裏になっている感じ。虹ノ咲さんの「不安だからこそそれを超えた先に可能性はある」フレンドパスワードとアナザーだいあちゃんの「不安を隠すための独占欲」を歌ったフレンドパスワード。2年目の終盤にはお互いに歌で想いをぶつけ合うような展開がありそう。だって、虹ノ咲さんのフレンドパスワードはだいあちゃんにもらった歌であり、アナザーだいあちゃんのフレンドパスワードは無口だったころの虹ノ咲さんから学習した歌だから。

「だってだいあは逃げてたじゃん!!みらいちゃんから、友達から!」

「そう。でも、だいあがいたからその先の可能性に踏み出すことが出来たんだよ!」

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