「兼業」と「副業」の違い

 兼業と副業について、疑問に思ったことはないだろうか?今回はそれについてまとめていこうと思う。

 結論:兼業と副業は違わない

 兼業と副業には明確な違いはこれといっては存在しないとされている。根拠としては平成29年度3月に出された厚生労働省のガイドラインには、明確な規定はなく、「兼業・副業」という形で併記され、公文書等では「収入を得るために本業以外の仕事を行うこと」とされていて、まとめて同じもののように扱われている。

 しかし、一般的には差違はあるとも思う。

 「副業」とは、本業の他に別の会社等で働くことは同じであるが、副業扱いのものは本業の就労時間や収入等と比べて少ないことが多い傾向にある。また、目的として、スキルアップや自己啓発、自己成長の強化が主眼となりやすい。

 対して、「兼業」は、複数の事業を抱えたり、本業と副業との間に収入等の差違は少なくなり、目的として、営利重視で事業拡大が挙げられることが多いように見受けられる。

 まとめ

 兼業と副業には大きな差違はない。本人の考え次第といえばその通りだ。しかし、小遣い稼ぎ程度の「副業」と「事業」として本腰を入れていると考えられる「兼業」という程度の違いはあると認識できるだろう。

 今後も当マガジンをよろしくお願いいたします。

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