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惰性で打つな

(天鳳を打たない人は、1つ飛ばして「打数が異常」からどうぞ)

オススメ天鳳ランキングサイト

のどっちの天鳳IDログ検索サイトにて面白いデータが閲覧できる。
IDを入力したあとに出てくるこの画面から↓

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「鳳凰卓分析」の中にある「4人打ち」の部分をクリックすると…↓

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各種データが閲覧できる。
これの面白いところは、自分の数字が全体のどれくらいに位置しているかが「パーセンテージ」と「グラフ」の両方でわかることだ。

例えばこれは山越さんのアカウント「NO.Ⅰ」を分析したもの。↓

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リーチ率が最上位2%とある。
グラフではほとんど目視できないが、右端のオレンジになっているところが山越さんの住んでいる場所だ。
リーチ率の高さが実感できる。

さらに見ていくと…

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ダマ率が最下位の1%w

0.0514という数字はよくわからない。
5.14%なのか0.0514%なのか。さすがに前者か。
ダマにした局/全部の局 なのか。
ダマにした局/メンゼンでテンパイした局 なのか。
どうやって算出したのかの式を知りたい。

ちなみに私のデータで優秀だったのは

回線切り率 下位8%
回線は実力っ!
局収支 上位4%

あとは、アガリ放銃差アガリ放銃度差という謎の項目が高かった。
やっぱり数式を知りたい。

実戦には活かしにくいけど、見ているだけでも面白いし、誰でも無料で閲覧できるので是非お試しあれ。

天鳳IDログ検索

詳細項目のランキングも見れる↓

鳳凰卓DB

打数が異常

さてさて、そんなわけで私の鳳凰卓での半荘数はもうすぐで10000戦を超える。
鳳凰卓で10000戦を超えているのは12人なので、天鳳位より少ない。

天鳳界では「5000戦までは挨拶」という格言をよく聞くし、あまり深く考えたことなかったけど、よくよく冷静に考えると、これは異常な打数だ。

そういや
「よくやりますよね…」
と、こばみさも引いていた。

こばみさの感覚が一般的であり、正常である。
あまり考えたくないが、ざっくりと計算すると1半荘30分として10000戦ということは5000時間だ。
5000時間というのは、1日12時間天鳳を打ち込む日々を続けたとしても416日…つまり1年以上かかる。

有限である人生の時間のうち、何かを得られるわけでもない1つのゲームにこれだけの時間を投じているのだ。

自分が楽しくてやっているのだし、天鳳位になればこれまでの努力が報われる…と思って続けてきたけど、ふと恐ろしいことに気がついた。

本当に自分は強くなっているのか…と。
そりゃ、右も左もわからなかった最初の1000戦の頃と比べると強くなっている。次の1000戦と比較しても知識や引き出しが増えたはずだ。

ただ、その後はどうだろうか。

ちょっと前に
「弱いやつには人権はない」
という言葉が話題になっていた。(これもまた定期的にあがる話題だ)

強い弱いに限らず、全員一緒に楽しめるのが麻雀の長所の1つである。

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だから人権うんぬんの話は、言葉が悪すぎるし、初心者やライト勢を阻害する悪い傾向だと思っている。

成長を求める

ただしそれとは別に、私個人の麻雀への取り組み方として
「成長を求めなければ楽しくない」
という信念がある。

いや麻雀だけではない。
ゲーム、スポーツ、仕事…あらゆる物事に通じることだ。

毎日ランニングをしていた頃も、昨日の自分よりタイムが縮まれば嬉しかった。
たとえそれが人の平均よりはるかに遅かったとしても、成長を実感できることに意味を見出していたのだ。

スノボもこけまくってた頃から人並みに滑れるようになったときが一番楽しい。
将棋も、本で学んだ詰みが見えたときが嬉しい。
筋トレも、昨日より楽にダンベルを持ち上げられたのを実感できると嬉しい。

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麻雀に話を戻そう。

強者が過ごしてきた麻雀廃人期間

そりゃあね、私もアガれば楽しい、一牌ツモるたびにワクワクしていた時代があったよ。
なんなんだあれは。
配牌見るのが楽しい。カンチャンが埋まるだけで高揚する。

今も十分楽しいけど、覚えたての数年の異常なトキメキには遠く及ばない。

しかし、月に300戦打つような生活を数年続けると、その異常なトキメキも少しずつ色あせてくる。
(なお、強者と言われる人たちには、必ずこのような「麻雀廃人期間」が存在する。)

週末にちょこっと…1日1戦…といったライト勢が一生をかけて打つ半荘数をガチ勢は「麻雀廃人期間」の半分くらいで超えていくのだ。

そうなると、ちょっとやそっとのアガリで嬉しくなることはない。
そういや、昨日こんなツイートをした。↓

四暗刻をオリた。
全ての筋が通ったのを確認したし、ツモ1回しかないし、まぁオリて当たり前なんだけど、

>役満の誘惑僕でしたら即ツモるので止まらないですね!さすがzeroさん天晴れ回避!!
>観戦してましたが南出るかと思いました。東トイツ落としで字一色はエグい

と称賛をくれた人が多かった。
それはそれでありがたい。
(どちらかというと、現物の7sじゃなく6mを切ってテンパイ復帰を目指した選択に注目してほしかったw)

役満をためらいもなくオリれるのが廃人期間を経てきた人なのではないか。(鳳凰民のほとんどがオリると思う)

冷めた瞬間

学生時代から雀荘に通い出し、麻雀漬けで過ごした数年間。

覚えて6年が経ったある日の話。
私は5巡目にピンフドラ1でリーチを打った。
数巡後にツモって裏なし。
「13002600」
と申告。
その瞬間(だからなんだというのだ)と、ふいに麻雀に対して冷めた。

誰でも組めるテンパイ。
その後、ツモ山にいるかどうかは運次第。
いたら得点になり、いなかったら反撃をくらうか流局する。
ただそれだけのこと。

メンバーとして麻雀に集中できない苦悩や、当時スロットにハマっていた影響もあるのかもしれない。
しかしその瞬間、数年間燃え続けた麻雀の火が消えたのも確かだった。

こうして私はお世話になった雀荘を辞めて、スロッカスとなった。

本当に麻雀を楽しんでいるか

紆余曲折があって結局麻雀界に戻ってきたわけだが、現在、はたして麻雀が心から楽しいのか?と聞かれると、思い悩んでしまう。

もちろん楽しい。
楽しいんだ。
でも、自分には麻雀しかないから麻雀をやっているのでは?という疑念が頭をもたげてくる。

もうアガって楽しい、ラスを引いて悔しい、というような感情はほとんどない。

天鳳位を目標とし、毎日精進し…

いや、その毎日精進という部分が怪しい。
これまでの10000戦で惰性になってきた感がある。
10000戦も、惰性で打っていたらただの無為に積み重ねてきた数字だ。

天鳳位という目標を達成するために「打つ」ことを義務的に行っている気がする。いつの間にか「打つ」ことが目標にすり替わっているのだ。

「成長を求めなければ楽しくない」というのが自分の信念だったはずじゃないか。

というわけで、天鳳位という遠い目標を掲げつつも、「毎日成長」という小さい目標をクリアしていくことにした。
そうすることで天鳳位も近づくはずだ。

だから今年に入ってから毎半荘メモを取って、軽く振り返るようにしている。

ここまで読んでくださったあなたも、打つことがただただ楽しいであればそのままでよいと思うが、少しでも惰性になっているのであれば1日1つでも成長できるように意識してみるとよい。

現状のレベルは関係ない。
むしろ中級者~強者のほうが惰性になりがちだと思っている。

打数は正義だが、一定を超えると打数は惰性に変わり、正義じゃなくなってしまう。むしろ時間の無駄以外の何物でもない。

成長することを目標にしよう。

そうすれば目先のポイントに一喜一憂しなくて済む。
そうすればラスを引いた半荘も無駄にはならない。
そうすれば…次の10000戦後には、とんでもない場所に立っているかもしれない。

さぁ強くなるぞー!










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