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四足歩行トレーニングの効果アップ方法とは?

みなさん、こんにちは。

今回は「四足歩行トレーニング」についてお伝えしていきたいと思います。

四足歩行トレーニングでは体幹部を捻じっていくのですが、
最大限に捻じるためには「腕を動かす方向」がカギを握っています。

一見関係なさそうな腕を動かす方向がなぜ重要なのか、
まずはその点を考えていきましょう。

様々な動作の腕を動かす方向について

運動に限らず腕を動かすシーンはたくさんあります。

例えば、パソコンでタイピングをする場合、
両手を体側に付けた状態から、
両腕を45度程度体側に沿って上にあげ、キーボードに手を乗せるために肘を90度曲げます。

専門的ワードですと、腕を45度「外転」し、肘を90度「屈曲」した状態です。

洗濯物を干す場合、
両手を体側に付けた状態から、
両腕を135度程度体側に沿って上にあげ、洗濯ばさみをつかむために肘を90度曲げます。

この場合、腕を135度「外転」し、肘を90度「屈曲」した状態です。

「外転」動作が四足歩行トレーニングに大きく関わるので、
外転にのみフォーカスしたいと思います。

45度と135度の角度での外転動作は日常生活だけではなく、
トレーニングでもその2方向との組み合わせ運動が多いです。

ラボ式トレーニングでよく行われるタオルトレーニングは、
両手を135度外に上げた角度からスタートすることが多いです。

偶然この角度になっているのではなく、
「45度」と「135度」が一番力を発揮できるため、
その位置からトレーニングを行っているのです。

なぜ一番力を発揮できるのか、
それはPNF理論が大きく関わっているためです。

PNFとは?​

PNF=Proprioceptive Neuromuscular Facilitaition

日本語では、「固有受容性感覚器神経筋促通法」といいます。

固有受容性感覚器=皮膚、筋肉、腱、関節など
神経筋=神経や身体を動かす筋肉
促通=動作や機能が容易に行えるようになること

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「変わらないことは変わり続けることだけ」それはトレーニングも同じです。常に変化を恐れず、現場で試行錯誤を繰り返し、近い将来、日本発信のメソッドがグロバルスタンダードになる日がくるでしょう。その根幹となるものを創作し公開します。(毎週月曜日にお届けします)

石川貴之が全国各地を旅しながら、トレーニング指導で得た発見を文章化し配信します。当然に、「今」考えていることや「今」見ているものになるため…

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