運動エネルギーをパフォーマンスに生かすためには?

みなさん、こんにちは。

スポーツでは、人からエネルギーが発生され、
それがパフォーマンスに繋がっています。

ただ発生するだけで良いのでしょうか?
パフォーマンス向上に繋がる方法があるのでしょうか?
等…

エネルギー発生からスポーツへ繋げるためには何かポイントがあるのか、
今回はそのエネルギーについて、考えていきたいと思います。

人が持つ運動エネルギーで対象物に力を加えるためには、
エネルギーを何かしらの方法で溜め込み、
そのエネルギーを一部にまとめ、放出しなければ、目的を達成することはできません。

エネルギーの源になるものは、下記3つではないでしょうか。

①健康体
②鍛錬
③想い

これは、『心・技・体』と言い換えることもできるでしょう。

このエネルギー源を、「どこ」に「どのように」運動エネルギーを貯めるか、が重要です。

これを考えていくためには、股関節の動作がポイントになります。

股関節の組み合わせ運動

股関節の組み合わせ運動について、考えてみます。

その組み合わせは4パターンあります。

①左股関節・外旋 × 右股関節・外旋
②左股関節・内旋 × 右股関節・内旋
③左股関節・外旋 × 右股関節・内旋
④左股関節・内旋 × 右股関節・外旋

股関節の左右両方が外旋や内旋のパターンや、
左右どちらかが外旋でもう片方が内旋であったりです。

これに、屈曲↔︎伸展・外転↔︎内転(対角線運動)を組み入れることで、
「対称性」「非対称性」「相反性」などの、四肢の『運動の方向性』が決まってきます。

身体に近い部分(今回であれば股関節)がどう動くかによって、
末端部(今回であれば膝や足首)の動きは必ず中枢部に沿うように動きます。

素直な動きに相反すれば身体に無理を強いることになり、
膝・足首などの末端部の故障に繋がります。

そのため、股関節の組み合わせ運動のパターンを頭に入れておく必要があるのです。

ここで本題の、「どこ」に「どのように」運動エネルギーを貯めるか、が考えてみましょう。

エネルギーの貯め方

どこに運動エネルギーを貯めるかについては、
結論からいうと、身体の各部位にて発生している動作から動作への入れ替えのタイミングだと考えています。

今回トピックとしている股関節で考えると、
股関節の外内旋の入れ替えのタイミングです。

4つのパターンから例えると、①→②へ、③→④へ等の切り替えです。

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