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「トレーニング再興戦略」を立ち読みしませんか? - Part.10 -

おはようございます。

アメブロの公式ハッシュタグランク「#スポーツ科学」で、1位に輝きました。

読者のみなさん、本当にありがとう。

それでは、「トレーニング再興戦略」の立ち読みしませんか? - Part.10 - です。

お楽しみください。

▶︎“3つ” のライフスタイルの確率で、自然を感じる『感性』を磨く


では、表1を見てみよう。

表1


▽自然と調和するために必要な ”3つ” ライフスタイルとは

① 食生活

② 身の鍛錬

③ 心の修行

①に関しては、

西洋的に定義づけられている、「三大栄養素の摂取」や「バランスの良い食事」とか、「〇〇カロリーの摂取」のような食生活ではない。

根底はやはり自然にあり、いわば「旬の食物」を摂取する必要性だ。

日本は四季(※本来は五季と書きたいのだけど、見づらいので四季にするね)に応じて、豊富な食材がたくさんある。

みんなの住んでいる街にもきっとあるはずだ。

ボクの故郷のタコ刺しのようにね。(アピールしすぎw)

でも、冷凍機能や輸送技術の発達により、好きなモノが好きな時に食べれる良い時代になったんだ。

今となっては普通だけど、北海道産のモノを東京で食べるのは、大変な手間がかかったはずだ。

でもね、その弊害があるんだ。

それは、ヒトが「あー、夏がくるから〇〇の準備をしないとなー」というような、季節を感じる「感性」を失わせる要因になったんだ。

地球は優しいから、みんなのカラダのことを考えて、必要なときに必要な食物を与えてくれているのに、それを感じる能力をヒトは見失っている。

もはや、放棄しているのかもしれない。

食べた食物の栄養が、カラダを生成するのは、西洋も東洋も違いないのはわかるよね。

可能な限り「旬の食材」を摂取することは、”しなやかな” カラダを創る第一歩なんだ。

②に関しては、

まず、四季に応じて養うべき内臓は変化することを覚えておこう。

これは、本著では「ズッーっと」語られるので、暗記してほしい。

どう変わるかというと、「春=肝臓、夏=心臓、梅雨=脾臓、秋=肺、冬=腎臓」となる。

①でお伝えした「旬の食物」は、季節に養うべき内臓に最適な栄養をあたえ、さらに季節に鍛えるべき「筋肉」や「運動器」の構築に、多大な影響を及ぼすんだ。

たとえば春を考えるなら、冬が過ぎ去った大地から、メキメキと生えあがる「新芽の食物」が、肝臓を元気にすると伝えられている。

何度もいうように、食べた食物の栄養で、ヒトのカラダは生成されるからね。

そのため、「季節に合わせた身の鍛錬の方法」とは、「旬の食物」が四季で変化するように、トレーニングすべき「筋肉」や「運動器」へのアプローチ方法も、四季で変える必要があるんだ。

つまり、毎日「腕立て伏せばかりやっちゃダメだよ」ということだからね。

これは、本書の核心に迫る部分なので、あとでゆっくり伝えるよ。

誰も置いてきぼりにしないからね。

だって、東洋的思想を学ぶことは「孤独」と縁がないと伝えたよね。

思い出して。

③に関しては、

これまた「THE 東洋的思想」と思える、グレーゾーンの問題だ。

なんせ、テーマが「心の修行」だから怪しさ満開だよね。

でも、「THE 有頂天ホテル」のようなコメディーだから、楽しめると思うよ。

ここまでで、だいぶ背中が強張っているから、肩甲骨を後ろに回して、リラックスしながら読もうか。

みんなは旅と聞いて、何を思いだす?

「家族旅行」「友達との卒業旅行」「恋人との旅行」「新婚旅行」「海外旅行」と、旅の形っていろいろあるよね。

ボクが大学生のときに、日テレ系で放送されていた『進め!電波少年』という、伝説的な番組があったんだ。

今では考えられないが、あの有吉弘行さんが相方と一緒に「ヒッチハイク」で世界を旅するコーナーがあり、それがバカうけして「ヒッチハイク」が、日本中に流行したんだ。

そのあおりを受けて、2月の真冬の北海道で青年石川はトライした。

今でも鮮明に覚えている。

2月のオホーツク海って、ロシアから吹き付ける風で、流氷が流れつき、海が真っ白になるんだよ。

みんな信じられる?

沖縄はマリンブルーだけど、冬のオホーツクはマリンホワイトなんだ。

雪じゃなくて氷だからね。

その流氷を運ぶ疾風にカラダが吹き飛ばされるのを、「グッ!」と耐え忍びながらのヒッチハイクは、いうまでもなく極寒でしかなく、生涯最初で最後と誓った。

そこで「旅はツライ」と学んだんだ。

「可愛い子には旅をさせよ」、ということわざは聞いたことあるかな?

ヒッチハイクで学んだことはまさにこれなんだ。

昔は今のようにインフラが整ってはいなく、「旅」に出ることは何よりも大変なことで、「修行」といわれていたんだ。

もし、現代で上司に、「〇〇さん、明日から東海道を歩いて大阪まで出張ね!」と通達があったなら、間違いなく「パワハラ」で訴えられる。

江戸時代は徳川家康が築いた「参勤交代」のシステムから、「パワハラ旅行」が普通に行われていたのだ。

家康さんには逆らえないからね。

これは自称「旅人」のボクだからこそ言えることなのですが、という言葉があったくらいです。

現代では「旅」が「旅行」に変容し、みんなが「ドキドキ、ワクワク」する、とても楽しみなイベントだよね。

ボクもその1人。

「じゃあ、旅行でどうやって修行したら良いの?」という話になるよね。

その答えは簡単で、「旅先で現地に住む方と、コミュニケーションをとる」こと。

旅先でお世話をしてくれるヒトや、現地で一緒にご飯やお酒を交わすヒトとは、旅行先でホテルに閉じこもらない限り出逢えるよね。

その旅先で出会うヒトとたくさんお話しすることが、令和を迎えた現代の「心の修行の仕方」と思うんだ。

じゃあ、①②③を「旅人石川」が、どう実践してるか一気に伝えるね。

旅人こと石川は、トレーニング指導先で選手にその季節に合った最適のトレーニングを提供することで、身体の修行をクリアし、その土地の旬の食材を食べることで、食生活をクリアにし、チームの指導者の方とビールを飲みながらコミュニケーションを図ることで、心の修行をしているんだよ。(※旧来の修行とは、大分かけ離れているように思えますが。汗)

そうすることで、自然との調和を図るだけでなく、自然か不自然かを見極める『感性』を養い、新たなトレーニングを創造したり、その場にいる選手に最適なトレーニングを提供することができるんだ。

この能力欲しくない?

なので、①②③の ”3つ” を生活や旅行の中に落とし込み、旅が「仕事」なのか「プライベート」なのかよくわからない、東洋的思想にまみれよう。

これが、「ワークアズライフ」への第一歩だよ。

だって、ノンストレスの旅行が、仕事に活かされるんだからね。

ここまで述べた「東洋医学の特徴」はピークパフォーマンスを構築する上で、根本となる考え方だから、覚えてくれたらうれしーです。

次は、自然な動きと不自然な動きの概念を説明します。

「西洋的な自然な動きの定義」と「東洋的な自然な動きの定義」を一緒に学ぼうか。

つづく

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