ブリッジトレーニングで回転スピードアップ

みなさん、こんにちは。

今回は新トレーニングについてご紹介します。

カラダラボで推奨しているカラダの使い方「背回り」を実現するためのトレーニング方法です。

それは、「ブリッジ」です!

特別に新しいトレーニングというわけではありません。
みなさんがよく知っている運動です。

大人になってから行う機会はほぼないと言ってもいいでしょう。
しかし、小学生の時、組体操などで一度はやったことがあるでしょう。
苦手な人もいたのではないでしょうか。

小学生の時は、背回りのことを考えてやっていた人はいないと思いますが、
ブリッジは体幹が鍛えられて、背回りの動作を獲得できる最適なトレーニングだと考えます。

なぜブリッジが背回りの動作を体現するために
最適なトレーニングなのかを考えてみましょう。

まずは、ブリッジと背回りの関係性について、
紐解いていきたいと思います。

カラダの回転軸について

カラダの回転軸には、
「腹回り」と「背回り」の2種類があります。

腹回りでは、
遅筋群である大胸筋や腹直筋を収縮しながら回転します。
その方法ですと、回転スピンのスピードが遅ってしまうのです。

一方で背回りでは、
速筋群である背筋を収縮しながら回転します。
この方法だと、圧倒的に速いスピードで動くことができます。

・腹回り → 胸側の収縮 → 遅筋群
・背回り → 背側の収縮 → 速筋群

では、ブリッジトレーニングはどの筋肉をメインに使うのでしょうか。

ブリッジの姿勢を想像してみると分かりやすいでしょう。

ブリッジでは、大胸筋・小胸筋・腹直筋などの胸部・腹部側が伸ばされ、
僧帽筋・広背筋・脊柱起立筋などの背面側が収縮しています。

ブリッジトレーニングは「背回り」の動作を身につけることに特化しているといえるでしょう。

このブリッジの姿勢を維持できるか否かが、
速筋群の背筋から始動できるかにつながっているのです。

ここから先は

1,302字
「変わらないことは変わり続けることだけ」それはトレーニングも同じです。常に変化を恐れず、現場で試行錯誤を繰り返し、近い将来、日本発信のメソッドがグロバルスタンダードになる日がくるでしょう。その根幹となるものを創作し公開します。(毎週月曜日にお届けします)

石川貴之が全国各地を旅しながら、トレーニング指導で得た発見を文章化し配信します。当然に、「今」考えていることや「今」見ているものになるため…

いつも応援してくださる皆様に石川貴之は支えられています。「スキ」ボタンをポチっていただけると、さらに励みとなります。