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相反性・対称性・非対称性を踏まえた運動の動作

みなさん、こんにちは。

色んなスポーツがこの世には存在していますよね。
運動の動きも様々です。
しかし、分解して考えてみると、法則があり、組み合わさって動作になっているのです。

今回はその分解した動作について書いていこうと思います。

テーマは…
「相反性・対称性・非対称性を踏まえた運動の動作」

まずは、それぞれの言葉の意味を理解していきましょう。

相反性とは?

相反性とは…
同時に相対する方向へ運動を行うこと

歩くとき、腕振りますよね?
「片方が前、もう片方は後ろ」というかたちで腕を前後に振ります。
そのような動きを『相反性』といいます。

他の運動だと、水泳のクロールや背泳ぎの腕の動きも同じような動きをしますよね。

複雑化した運動だと、バレーボールのスパイクスイングや野球のピッチング動作も
『相反性』を応用した動きです。

練習中にスパイクなどのフォームがぎこちないなーと感じる選手がいたら、
基礎トレーニングに戻してみることが必要かも。。。

そのような選手は走るときの上半身の動きもぎこちない可能性があります。

複雑化した『相反性』の動きを身体に覚えさせるためには
簡単な動き(走るなど)からトレーニングをスタートし、
徐々に難易度を上げていくことがポイントといえるでしょう。

対称性と非対称性とは?

相反性以外にも運動の動きがあります。
それが対称性と非対称性です。

対称性とは…
正中線を中心とし、左右互いに釣り合った運動をすること

非対称性とは…
正中線を中心とし、左右互いが釣り合っていない運動をすること

様々のスポーツの動作で【相対性・対称性・非対称性】を考えてみます。

例①バレーボール(ブロック動作)
〈対称性〉
右手・左手をそれぞれ斜め上に伸ばした状態
または、両手を真上に伸ばした状態

〈非対称性〉
両手を揃えて、右上または左上に伸ばした状態

構えているときは〈対称性〉
→ボールの行き先に合わせて〈非対称性〉へと動作変更

例②野球(バッティング動作)
バットから手を離さない限り〈非対称性〉

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