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Toya Meeting


11/24(木)、第一回目Toya Meetingが開催されました。
ゲストスピーカーは西胆振の環境教育でお馴染みのいきものいんく・加藤さん。加藤さんが環境省洞爺湖自然保護官事務所に勤めていた頃からの付き合いで、私が20代の頃からこの地域に関わってきた方です。

住んでいてもわからないことだらけで、当時からいろんな疑問を彼にぶつけてきました。環境省の人にそういうことを気軽に質問できるって素敵な環境だなとつくづく思います。都会にいたら考えられない。
今回は全5回、5つのテーマについて各2時間ずつじっくりとお話して頂きます。

飲食物も持ち込み自由なので、夕飯を食べながらでもよし、コーヒーを飲みながらでもよしの座談会スタイル。

第一回目の様子。

『国立公園』がテーマの回では、日本の国立公園のしくみを説明後、加藤さんの思う「こんな国立公園になったらいいな」に対して参加者から積極的な意見が飛び交いました。

特に夏に長期間行われるロングラン花火大会については意見が白熱。環境配慮が足りないという見方がある反面、洞爺湖を訪れる側としては楽しみの一つだという意見も。

色々と自由な意見が飛び交います

こういう、逆の意見も積極的に言える場所ってなかなかないと思うんです。立場によって物事の良し悪しはまるっきり変わるし、両サイドの目線がすごく大事だと思いました。

先日、日高で開催されたアウトドアフォーラムの中で、日高山脈エリアの国立公園化に関するディスカッションに参加した時に、国立公園化反対の声を聞いてハッとしました。国立公園に指定されるなんて誇らしいことだとしか考えていませんでした(浅はか)が、国立公園になることは今までそこで商売をしていた人にとっては死活問題。そうだよな〜。政治家、地域住民、地域をフィールドとするガイド、環境教育者、ビジター、全部が違う意見で当たり前。

国立公園化に向けては反対派の方々とよく話し合い、折り合いをつけ、足並みを揃えて盛り上げていかないときっとうまくいかない。自然公園法だからとあまりに一方的すぎても誰もついていけない。

洞爺湖が国立公園になる時は、どういった議論がされたんでしょうか。そんな話も知っている人から聞いてみたい。いつから行政と民間の温度差が溝となり、自然公園法は行政からの命令としか捉えられず、自治体も国立公園を推さなくなり、さらには地域の人たちに疎まれるものになってしまったのでしょうか。(そんなことないよという方すみません、私見です!)

地域住民も自治体も行政も誰もが誇りに思えるような公園になるには…。
必死にみんなで考える。ここでの議論がいつか実を結ぶと安易に考えてはいませんが、貴重な夜の2時間この場所に集まってくださった方々と顔を合わせて意見を出し合えたのは小さくても大きな一歩だと思います。

加藤さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました!

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