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今後、お金の失敗をしないための『年収450万会社員が3,400万円の借金を背負い、自己破産した話 第4話』


⑤リフォームローン 約350万円


Yさんからの投資案件の紹介


Yさんは、自動車ローンに続き、投資案件として、リフォームローン投資を私に紹介した。ここまで来るとYさんの話は、ほとんどオールスルー状態で疑うこともなく聞いてしまっていた。

リフォームローン投資という言葉は、実際にはないと思うが、リフォームローンとしてお金を借り、そのお金をリフォームにはほとんど使用せず、
投資に回してしまうやり方だ。もちろんリフォーム会社とYさんはグルで、借りたお金約350万円に対して、リフォームで使用したお金はほんの少しだったと思う。

リフォームで使用したお金がどれくらいで、Yさんにどれくらい渡ったのかは、恥ずかしながら私は把握していなかった。

投資に回したお金は、月々の返済分+Yさんに預けたお金✖️1〜2%ほどを配当として渡すとYさんは言っていた。以前から話しているが、Yさんのやり方は非常に巧妙で、書面も残さないし、文字でもしっかりとした記録を残さずに、電話や対面でやり取りをした。今思えば、記録を残すことを極限まで恐れたのかもしれない。記録を残してしまったら、何か裁判沙汰になった場合に自分が不利になると知っていたのだろう。

リフォームローン投資の詳細

借入総額 約344万円
返済総額 約413万円

月々の返済額 約22,900円✖️180回払い
月々の配当 毎月の返済額+Yさんに渡した元金✖️1〜2%

Yさんは、自分からお金を受け取ると1〜2ヶ月ほどは配当をしていたが、その後は、「コロナの関係で事業がうまくいかなくなり、配当が滞る」と言い出した。また電話においては、今返済すると、自分の生活は立ち行かなくなるからできないと逆ギレもしてきた。

改めて言うことではないが、詐欺をする人に共通する特徴として、お金を預かる前や預かる時は非常に好意的な対応で、とんでもなく優しい。ただお金を預かった後は、基本的に連絡があまり返ってこなかったり対応が雑になる。

多重債務の人の気持ち

Yさんからの配当もない。ただ返済は15年くらいかけてしていかないといけない。そうするうちに、自分は今何のために、このお金を返済しているのかわからなくなった。他の人はこのお金で旅行に行っていたり、美味しいものを食べていたり、車を購入していたりする。そういう時に思うのは、自分は何のためにこのお金を支払っているんだろうという気持ちだ。

自分の経験上借金期間が長くなればなるほど、メンタル的に病むことは多い。ただ借金自体が他人に相談しにくいことだから、余計に人に話さない。そうすると何も解決していかないので、余計に自分のメンタルも沈み、最終的に自分では解決できないので、保証人などをつけていたらより多くの人に迷惑をかけてしまうことになる。

リフォームローンから学ぶ教訓

リフォームローンは、正直リフォームしたい人にとっては、かなり大切な制度だ。リフォームすることで、家を綺麗にして快適に住むことができる。

ただ使い方を間違えると、自分があまり理解しないまま多額の借金だけを背負うことになってしまう。

自分は正直借金をしている時、いずれ返ってくるからと、あまり心配せず言われるがまま借金をしていた。そして、最悪のケースを想定することを自分で放棄してしまった。

何事もそうだが、最悪のケースを想像し、それに向かって準備ができる人はそう多くないのかもしれない。ただし、最悪のケースのために準備をしておかないと、もしそうなった場合に、取り返しのつかない事態になってしまう。

だからこそ、自分はこのことがあってから、まずは最悪のケースを想定し、それにはどんなリスクがあって、どんなリターンがあるのかを考えて行動するようにした。最悪のケースを想像することは、精神的に辛いが、それをしないと最悪のケースになる前に不安が募りすぎたり、逆に現実を見なくなってしまい、自分が抱えている問題にも気づきづらく後々大きな問題になって返ってくることも多い。

第5話 借金が返せないと焦った日に続く


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