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【新人奮闘記 第4回】水中ライトについて学ぶ!

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マサル「千葉の海って楽しいな~♪(※ZEROの工場は千葉県木更津市)今日も潜るぞ~♪スーツとブーツとグローブとフィンと…」
シュウト「マ・サ・ルく~~~ん!」

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シュウト「先輩たちが水中ライト貸してくれたよ!持って行こうよ~!」
マサル「今回はナイトダイビングやらないし、ライトはいらないんじゃないの~?」
シュウト「えっ、マサル君ってダイビングにライト持って行かないの??」

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ジュンペイ「先輩が、これも使っていいよ~って貸してくれたよ!こんな色の水中ライトがあるんだね~」
マサル「ん~でも荷物が増えるしな~…今度ナイトダイビングやる時に借りようかなぁ」

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樫原「マ・サ・ルく~~~ん!!」

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マサル「うわぁぁぁぁぁ!!!!!」
三人「か、樫原ライト事業部長!!」
樫原「ダイビングにライトを持たずに行く??ナンセンス!!実にナンセンスだよ!!」

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マサル「水中ライトって、ナイトダイビングとかカメラ持ってる人が使ってるイメージがありますよね。でも僕、今日は昼に潜るだけだから荷物になるだけなんじゃ…」
樫原「昼だとしてもダイビングに水中ライトを持って行かないなんて、ダイビングの楽しみ損なわれまくりだよ。安全面でも水中での楽しみ方の面でも、水中ライトというものがダイビングにどれだけ重要か、今日は私がみっちり教えてあげよう!」

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三人「宜しくお願いします!」

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※屋内では特にソーシャルディスタンスを守っています

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樫原「ダイビングをする時に、インストラクターやガイドは必ず水中ライトを持っているよね。勿論ライトでの注意喚起やサインとして使用することもあるけど、まずは生き物を見つけてダイバーに見せてあげる用途が大きい。」
マサル「ガイドさん達は凄いですよね。小さいダンゴウオとかパッと見つけて教えてくれる…」

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樫原「生き物を見つけるテクニックは熟練の賜物だけど、ガイドさんが見せてくれるものだけじゃなく、自分で岩場を照らして生き物を見つける楽しみは、正にダイビングの醍醐味じゃないかな。水深が深くなれば当然太陽光も届きにくくなってくるから、自分で光源を持って生き物を探す、【サーチライト】という役割のライトは是非持っておくことをお勧めするよ。自分で照らして生き物を見つけられると、世界が変わる!」

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シュウト「僕は必ずライトを携帯してダイビングをしますが、初めてCカードを取って、自分のライトを買って潜った時は確かにワクワクしました!岩の隙間のイセエビ見つけて…美味しそうだったな…」
ジュンペイ「インストラクターが注意喚起でライトを使ったりするみたいに、ダイバーが個人で持っていた方が安全面としても良いんですかね?」

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樫原「そうだね。例えばチームからはぐれたりとか、迷子になったり漂流したり…というのは基本あってはならないんだけど、もし万が一にそういう事態になった時は、ライトを照らした方が見つけてもらえる確率は上がるね。特にスポット光は透明度の悪い時やナイトダイビングでも遠くまで届く光がガイドからも見つけ易いのさ。 更にbigblueのライトには点滅機能が搭載されたライトも多く、安全対策にはもってこいだよ!  ワイド光のライトを使ってサーチしていても、インストラクターやガイドから分かり易いから、はぐれにくくなる。だからライトは必須アイテムなのさ!」
シュウト「それに、ナイトダイビングだと暗いから水中ライトが必須だしね。夜、寝てる魚を照らして、慌ててハッと起きて逃げていく姿なんかは面白いよね~」

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マサル「確かに、自分で照らして探すってかっこいいかも!明日は僕もライトを持って潜ってみようかな!えーと、どれにしよう…あっ!何か大きくてカッコ良いからこれにしよう!!」

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樫原「マサル君、確かにカッコイイけど、それだけで選ぶのはナンセンスだよ!」
マサル「またナンセンスって言われたー!(T_T)」
樫原「水中ライトには、それぞれの用途にあった製品があるんだよ。マサル君みたいなビギナーにも、ちゃんと使いやすいライトがある。それじゃあ今から、ライトの種類と[bigblue]というブランドの話をしよう」
ジュンペイ「これですね!!」

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樫原「ジュンペイ君、用意がいいね~。そう、ZEROでは[bigblue]というブランドの水中ライトを取り扱っている。bigblueは香港のブランドなんだけど、日本での正規代理店がZEROなんだ」
シュウト「bigblueのカタログには、ブランド設立12年って書いてありますよね。意外と新しいメーカーなんですね」

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樫原「そう、設立から12年目にして、今や世界45か国で流通されている新進気鋭のブランドなんだ」
ジュンペイ「12年で45か国も流通を広げられるのってすごいですね!」
マサル「ZEROはいつからbigblueを取り扱ってるんですか?」
樫原「2010年からだから、ちょうど10年前からだね。まさにブランド設立のすぐ後から取り扱ってるよ。その時ZEROでは、たった4機種のみの取り扱いだった。」

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画像21※10年前の商品広告

ジュンペイ「変わった形の水中ライトですね~」
マサル「今って何機種あるんですか?」
樫原「bigblue自体では50種類以上のバリエーションがあるけど、ZEROでは現在は21機種取り扱ってるよ」

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樫原「これだけのバリエーションがある水中ライトのメーカーは世界的に見てもそうそう無いよ。これも、流通してる国が多いからそこの国のニーズに合わせて増やせるし、何より生産数がとても多いから、一本当たりの単価が安くなる。bigblueのライトはリーズナブルな面でも世界で人気があるね。」
ジュンペイ「水中ライトが安いって、ちょっと不安じゃないですか?」
樫原「そう思うかい、ジュンペイ君!」

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樫原「このライトを見てごらん」

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ジュンペイ「こっ、これは…?」
樫原「これはとある東北の潜水工事会社の社長さんが使っていたライトなんだ。商品名は【CF-250】という、250ルーメンの水中ライト。2011年の東日本大震災の前から使っていて、震災で停電になった時にもずっと使っていてくれたんだそうだよ。この水中ライトを持っていて助かったと言ってもらえたんだ。1000ルーメン未満なら陸上点灯でも問題ないからね」
マサル「ボロボロで、スイッチも取れちゃってますね」
樫原「スイッチを何とかくっつければ、まだ点く」

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シュウト「まだ点くんですか!?」
樫原「そう。本当に頑丈なんだよ~bigblue水中ライトは」

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樫原「bigblueブランド設立後の日本での取り扱いが早かったから、この頃から日本で販売できるようなクオリティに持っていくのに凄く試行錯誤していたんだ。bigblue創設者・現社長のオスカーさんという方と、何度も何度も製品について打ち合わせをして、水中ライトの品質を上げて行ったんだ。それから日本でのシェアが大きくなってきて、オスカー社長は今年2月のダイビングフェスティバルに来てくれたんだよ。」

オスカー前列右側がオスカー社長

シュウト「この人がオスカーさんなんですね」
樫原「そう、3日間ブース内でずーっと立ったままで、すごく熱心に商品についてお客様一人一人に説明していたよ。本当に丁寧で、商品に対しての熱い思いを持ってる人なんだ」
三人「へ~~」
樫原「さて、そんなバリエーション豊富なbigblue水中ライトの中で、最初に紹介するのは~」

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樫原部長「CF-450Ⅱ!!これだ!!」

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マサル「この小さいライトっすか??」
樫原「明るさ450ルーメン、フルアルミボディで100M、小さくても凄いやつ。bigblueを語る上で欠かせない存在だね!2010年に初代モデルCF-250が登場してから10年間で日本での販売累計5000本以上!!水中ライト業界の大ヒット商品。この10年でよりコンパクトに、より明るく進化し、ロングセラー製品として現在も君臨している」

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ジュンペイ「このルーメンって何ですか?」
樫原部長「LEDの明るさの単位だね。光源がすべての方向に放射する光の量の値を表しているんだ。この数字が大きければ大きいほど明るい。白熱電球ではワット数が主流の表記だったけど、ワット数は消費電力の大きさを示すもの。LEDだと消費電力が少なくても白熱電球より光量が多いこともあって、LEDの明るさはワットで表すには不適切なんだ。だから、日本照明工業会(JLMA)はLED電球の明るさの指標として「ルーメン(lm)」を表示するという規定があるんだ」

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三人「へ~!初めて知りました…」
樫原部長「で、この450ルーメンというのはどのくらいかというと…」

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ジュンペイ「結構明るいですね」
樫原「さらにこのCF-450Ⅱは、照射角度を調節できる。品名のCFはChangeable Focus(チェンジャブルフォーカス)の頭文字。名は体を表すだね!これをスポット光に切り替えると…」

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マサル「おおっすごい」
ジュンペイ「これ、何で光を絞ったり広げたりするんですか?」
樫原「さっき説明した、生き物を探す【サーチライト】としての使い方の場合は、照射角度を絞って明るい光を細く遠くまで届けた方が良いんだ。岩場の隙間なんかの場合は特にね。それに対して、ナイトダイビング等自分の周りに明るさが必要な時には、照射角度を広げて広範囲を照らした方が良い」
シュウト「はいはい!僕その辺ちょっと分かります!」

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樫原「はい、シュウト君」
シュウト「僕、水中写真を撮ってるんですけど、生き物の写真を撮る時はライトの照射角度を広げて、全体を照らして撮ると色も綺麗に撮れます!」
樫原「そうだね、写真撮影なんかで撮影対象物を照らして綺麗に撮る為のライトは【ターゲットライト】と言うんだ。照射角度を絞るスポット光を当てると、光が当たる部分が小さいから撮りたいもの全体を綺麗に照らせない。そしてスポット光だと光が強すぎるから魚も逃げてしまう事が多い。だからターゲットライトは広範囲を照らせるライトを使用する事が多いんだ。別名フォーカスライトとも言って、カメラのピント合わせも楽になるんだよ」
シュウト「このCF-450Ⅱはスポット光とワイド光の両方に切り替えられるのはとても良いですね。」

画像34CF-450Ⅱ スポット光

樫原「そしてこのCF-450Ⅱは電源が単4乾電池なんだ。お手軽に使えるのも特徴だね。ここで、水中ライトのバッテリーについて焦点を当ててみよう。LEDライトの電源は、リチウム電池と乾電池の二種類が主流なんだ。リチウム電池は大きい光量のライトに対応できて、パワーがある。充電式だから繰り返し充電して使うんだけど、ダイビング後は本体から外して定期的に充電しないと過放電を起こしてリチウム電池自体が使用できなくなる場合もある。取り扱いに少し注意が必要なんだ。乾電池式はうっかり充電を忘れてもコンビニで電池を購入できたりするから手軽さがある反面、大きい光量に対応できるパワーがない。」

画像35※bigblue水中ライトの乾電池式タイプは、エネループ等の充電式乾電池でもご使用頂けます。

ジュンペイ「リチウム電池の取扱、難しそう~」
シュウト「そうでもないよ。僕はリチウム電池のライトも使ってるけど、慣れちゃえばあまり面倒でもないし、光量が大きいから使い勝手がいいよ」

画像36※リチウム電池の取扱方法は、bigblue水中ライトお買い上げ時に付属される「リチウムイオン電池の正しい使い方」をご参照下さい

樫原「写真撮影もするシュウト君には、リチウム電池使用の、CF-450Ⅱよりパワーのあるこれを貸してあげよう」

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樫原「これもスポット光とワイド光を切り替えられる。カッコよく言うなら、チェンジャブルフォーカスライト!光量は1200ルーメンで、2014年に初代モデルCF-900Pが登場してから、明るさがアップグレード、直径がスリムに、と進化を続けているよ。」

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樫原「bigblueでは2014年に初めてリチウム電池を製品に採用したんだ。それまでの乾電池が主流だった時代は、1000ルーメンの出力を発揮するために単3乾電池を8本も使っていたので、ライトのサイズも大きく、重く、電池の取り替えが大変だった。今はこんなに細いリチウム電池1本で1200ルーメンを発揮できるようになった。」
シュウト「なるほど~。これ、使ってみたかったんです!今の話を聞くと、この時代にダイビングが出来てよかったー!」

画像46この小さいリチウム電池がスゴイ!

ジュンペイ「樫原さん、ここにある他のライトはもっとルーメン数の大きい物なんですか?さっきマサル君が最初に選んだこのライトとか…」

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樫原「それは「VTL-8000P Max」というライトで、8000ルーメンのライトだよ。」
マサル「8000ルーメン!!」

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樫原「これは現地のガイドさんや多くのインストラクターさんにも支持されているハイスペックモデル。ワイド光は最大8000ルーメンでハンディライトとしては業界最高クラス。それにプラスして最大2600ルーメンのスポット光に切り替えられる。ワイド光もスポット光も超強力で、且つ!光量調節も 出来る、欲張り多機能モデル。他にはない唯一無二のライトだと思う。  品名の『Max』はハンパないって!最大出力で3時間の照射が可能だからガイドさん達にも熱い支持を受けている!」

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三人「明るっ!!!!」
樫原「ちなみにZEROで取り扱ってる一番光量の大きいライトは、VL-60000Pという6万ルーメンのライトだよ」
マサル「ろくまん…?」
シュウト「どのくらい明るいんだろう??」
樫原「こういう大光量のライトは、ダイビングのサービスさんとかがナイトダイビングのイベントを開催して、光で魚を集めたりするのを見せてくれたりするのに使われる事が多いんだ。【ライトトラップ】なんて呼ばれているね」

ライトトラップ_伊豆大島-1

写真提供:True North様 撮影場所:伊豆大島 
使用ライト:VL-33000PⅡ/TL-8000P (写真右側)

True North様HP↓↓


ジュンペイ「なーるほど!個人で潜る時に持っていくようなものではないんですね」
樫原「bigblue水中ライトは、ダイビングを始めたばかりのビギナーさんが 使用できるようなスペックから、ダイビングスポットのイベント用など、 幅広~~い種類のライトがあるんだよ!だから適材適所で自分に合ったライトを是非探してみてね!」

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樫原「そして海で友人やライバルに出会ったら、俺、チェンジャブルフォーカスライト持ってんだぜ!とカッコつけて言いましょう!」

CFライト

樫原「最後に、今年イチオシのこのライト!!」

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シュウト「おおっ!カモフラ柄のライトですか!目立つ~!」

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樫原「以前から定番商品だったAL-1200NPⅡに、カモフラ柄が新登場! BLUE / PINK / GREEN / BROWN の4色から選べる。3人はどれがお好み?」
シュウト「僕はピンクかな!」
マサル「僕は断然、ブルー!」
ジュンペイ「じゃあ僕は…ブラウン!」
樫原「インスタ映え間違いなし!」

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三人「良い感じ~~~~!!!」

画像43※自撮り中

樫原「折角、ZEROの社員になったんだから、もっともっと色んなbigblue 水中ライトを試して、色んなダイビングの楽しさを見つけられるといいね! これからどんどんステップアップしていこう!」

三人「はい!有難うございました!!」

次回はなんと、あの人が登場…!?





















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