トスを上達するためには
どうもバトントワリングチーム「ZEROⅢ」でトレーナー兼指導者として活動しています。よろしくお願い致します。
自分は、鍼灸師と柔道整復師という資格を持っていて普段は医療の現場で仕事をしながらバトントワリングの選手のサポートをしています。バトントワリングを安全に効率的に上達するための情報を発信していくので是非面白いと感じたらフォローよろしくお願い致します。
今回のテーマは「トスを上達するためには?」というテーマで解説していきたいと思います。
ではまず上手いトスとは何かを解説していきます。
上手いトス=コントロール×パワー×綺麗さ
になります。
細かく解説するとパワーもコントロール出来ないといけないのでコントロール出来る事の方が重要になってきます。
自分が狙った場所と高さにバトンをコントロールする力と高く強い回転をかけるパワーとトスフォームが減点せず美しく投げられるかが必要なのです。
野球のピッチャーはコントロールとパワーがあればどんなフォームで投げても良いですが、バトントワリングではそうは行かずに綺麗になげなくては美しさを表現するスポーツなのでダメです。
「いやいやなことは分かっていると分かっているのに出来ないんだ!」と思うかも知れませんが本当に理解しているでしょうか?
筋トレや練習が不足しているからトスが上がらない部分も確かにありますが、実際は圧倒的に知識不足と理解不足です。
自分指導している選手のなかには腕立て伏せが一回も出来ないけどパワーがあって上手いトスをする選手がいます。
上手いトスについて解説しようとすると一時間以上時間必要になってしまうので今回はその一部分をかつあいして紹介していきたいと思います。
ではまずコントロールについての解説から始めます。
コントロールにおいて理解しておきたいのは大きく分けると二つ。
パワーとの関係性とイメージ力です。
まずパワーとコントロールの関係性についてですが、パワーが上がるとコントロールが下がり、また逆もあってコントロールが上がるとパワーが下がるのです。ここは実感する方もいると思いますがこの関係はある問題があるから起きてしまうのです。
それはトスに対してパワーを生み出しているのが一部分だからです。
例えば腕の振りだけで100%のパワーを生み出しているようでは腕をコントロールする力は0%になってしまうのです。しかし、そこを腕のパワー50%コントロール50%で足のパワー50%コントロール50%にするとなんと合計パワー100でコントロール100のトスをする事が出来るのです。
これは例え話なのでそんな簡単にはいきませんが、しっかりとトスの構造を理解していくとパワーとコントロールの配分と何を意識すれば良いかが分かってきます。自分に合う配分が理解できたらトレーニングあるのみですね。
次にイメージ力についてです。
例えば5カウント後に手元に落ちてくるトスを投げたいと思ったら、だいたいどのくらいの高さで投げたらよいかイメージしますよね。これって結構難しくて空中になんの目印があるわけでもないので具体的にイメージしにくいのです。だからこそイメージする力がコントロールには重要なのです。
そしてトスというのはただ真っ直ぐ上にあげれば良いというわけではなく前方や側方に投げたり、違う人にバトンをトスしたりと様々なパターンがあるのでイメージ力はとても大事なのです。
イメージする力の質が低ければコントロールは上がらないのです。
これくらいの高さでトスをしたいなと体育館にあるバスケットゴールでも壁の模様でも良いので具体的に目標を決めてトスをしてイメージしやすくするのも良い方法です。
またいつかトスのパワーについても解説していきたいと思います。ではまた。
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