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이젠 잊기로 해요


緊急事態宣言があけて久しぶりに友達と会えている。

「ストレスかわからんが全然眠れないから酒ばかり飲んでいる」みたいな話を鍵付きTwitterでしていたから、ひとりが「酒のつまみに食べて」とちょっといいおつまみをくれて、もうひとりが「これつけてちゃんと寝て」とアイマスク的なのをくれた。一緒に手紙も入っていて「頑張り屋で友達想いで一緒にいるといつも笑わせてくれるぜんのことが大好き」みたいなことまで書いてくれるもんだから、ひとりきりの家で読んでめちゃくちゃ泣いた。私のことを心配している素振りなんて1ミリも見せなかった癖にちゃんと私のことを救ってくれる。自分が帰る場所があるというのはいいね。安心できるね。

「結局ぜんはどんな人が好きなの?」と聞かれ、結構前の、しかし直近で好きだった男の特徴を思い出しながら話をしていたら、なんだか結構好きだったような気がしてきてしまって切なくなる自分にびびる。美化してる。
別に当時だって暫定1位というか、相対的に見ればまあそのへんの男よりは好きか ぐらいのもんだったのに、好きだった男の好きだったところを思い出したくらいで感傷に浸れるのはさすがに手軽すぎる。
私のひねくれたところをおもしろがってくれるから好きだった、自信があって少しナルシストなところが好きだった、人付き合いがうまくて尊敬していた、初めて行く店は先に足を踏み入れてくれたし気づいたら車道側を歩いてくれてた、そんな男どこにでもいそうなのにどこにもいなくてウケる。探してもないけど。元気かな。腹が立つな。

韓国ドラマを見てたら「『愛にはいつでも少しの妄想が含まれている』。ニーチェの言葉だ。誰かを好きになるというのはその人を勝手に誤解することかもしれない」という台詞が出てきて、エッ急にオタクの話するのやめて〜!?となった。推しに幻想を押し付けては幻滅したり負担をかけてはいないかと落ち込んだりすることがあるけど、そもそも愛とはそういう性質のものだと思えばまあしょうがないかという気にもなる。
ヘリとチャンギヨンのカップルコンセプトの広告が良すぎたのでアマプラの狐のやつ見てる。おもしろい。チャンギヨンはマイディアミスターがいちばん好きだけどオルシンもいいですね、声が優しいからああいう役も似合う。

「彼女はとても美しく魅力的で普通の人とは違って見えた。だから彼女が靴の音を鳴らして歩く時になぜ誰も正気を失わないのか、彼女のベールから漏れる息になぜ誰もときめかないのか、彼女の手が宙を舞う時や美しく微笑む時になぜみんな恋に落ちないのか、理解できなかった」
調べたらコレラの時代の愛の引用らしいけど、推し活してるときのオタク、全員この思考なのでは?ほんとなんでまだ売れてないのか全く理解できないもんね……

チャンギヨンで言えば検索ワードを入力してくださいを思い出しますが「結婚したくない理由は何?」「ほら。結婚してない人には結婚してない理由を聞くでしょ?結婚してる人には理由なんて聞かないのに」という台詞が好きでしたね。昨今は結婚しない生き方も認められてる”風”だけど結局まだまだそんなことはなくて、私はどんどんマイノリティになっていくのだろうな。ひとり暮らしが楽しすぎて誰かと暮らす未来がどんどん見えなくなっていく。この人生は恋愛はいいかな、友達いるし……推しもいるし……

随分前から母親の体調が悪いのは知っていて、病院に行ってるみたいなのもなんとなく察していたけど、ついに父親から「お母さんのことで話がある」とラインが来たので次に実家に帰るのが怖い。大方予想はついているけど、まだ聞く覚悟ができていない。嫌だ。怖い。どうしよう。秒で矛盾しますが、こういうときに精神的に頼れる相手というのはやっぱり彼氏だったりするんでしょうか。これから精神に大ダメージを食らうとわかっていながらどうしたらいいかわからない。いちばん話を聞いてほしい友達は地元にいる。家族の話って誰にすればいいんだ。noteにでも書くか。いいねとか別にしなくて大丈夫だからもしいずれ何か書いたら読んでね……………はあ、怖い。

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