夢でなつかしいひとの
さらに懐かしい人の
夢で
なつかしいひとの
数字を
みた
旅行の
清算をして
帳簿に
つける
科目の
長い桁の
数字
きみの書く数字
覚えている
仕分けの
ルールは
営業には
むつかしいよ
というと
科目と番号
直してくれた
そこに
もっと懐かしい
人がいて
夜の
線路際
コンクリートの
棒が柵となって並んで
いる
私たちの
通った学校の
駅への道
そのひとたちとで
歩いている
話をするとしても
昔話以外ない
でも
なんとか
二人きりになろうとしている
高架の駅で
あと三人の
高