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第21回東中野(2019.9.21)

発売が迫った全宅ツイ本の追い込みでダメージが蓄積し、徘徊と不規則発言を繰り返すあくのふどうさん氏を労うため、やってきたのは東中野「アクア東中野」。銭湯のミニプールでととのった後は、さすらいのグルメナビゲーター・大丈夫氏がチョイスする七つ星レストランでハシゴ酒。果たして銭湯部一行は、アルツハイマー呪詛botと化したあくの氏を救うことができるのか。しらいし氏はデリカシー剥離により欠席。(参加者:あくのふどうさん、野球君、札束くん、かもめ君、大丈夫)

この日は全宅ツイ本の校了間際。いつも以上に目の下をだるだるにして現れたあくの氏は見るからに疲れきっていた。

あくの:もう殴ろう。殴りましょうよ。なんでこんなつらい思いしなきゃいけないんですか。本のことばっかで全然仕事できてないんですよ。もう会社潰れますよ。
札束:呪詛が止まりませんね。
野球:相当ヤバイな。
あくの:あっ、めんごです。ちょっとシャキッとするため覚○剤買ってきますね。あー、殴ろうかな。よし、殴ろう。殴る。

「アクア東中野」
この銭湯の特徴は何と言っても屋外にあるミニプール。「ミニ」と言っても水深はそれなりに深く、局部を露出しながら無心でぷかぷか浮かんでいると「空(くう)」の概念に近づくことができる。

銭湯の後は恒例の街歩き。東中野はあくの氏が以前売却した物件があるという。記憶を頼りに東中野駅前の商店街を練り歩くが、あくの氏は徘徊老人のように目を離すとすぐにいなくなってしまう。

かもめ:あ、見つけた!あくのさん、ふらふらしないでくださいよ。
あくの:未登記建物付きの土地だったんですけど。この辺にあるはずなんですよね。確か隣に時計屋があって…。
大丈夫:時計屋の隣ってここじゃないすか?
あくの:うーん、なんかイメージ違いますね。
野球:でも時計屋なんか街にそうそうあるもんじゃないしなあ……。
あくの:あっ!! 合筆してますね。だからパッと見わからなかったんだ。そっか、あの物件こんなに大きくなったんだ……。殴ろう。よし、殴る。

「浦野屋 やきとん てるてる」
「グルなび・イズ・デッド」こと大丈夫氏推薦の大衆酒場。一見普通のやきとん屋だが、バーニャカウダやパテドカンパーニュといったおじさんには呪文のようにしか聞こえない洒落系メニューも豊富だ。

やきとんにもかかわらず、のっけから喫茶店っぽいメニューをオーダーするあくの氏。

あくの:えーっとサイダーとグラタン。あとナポリタンってあります?
かもめ:いきなり重いもの食べすぎじゃないですか?
あくの:最近ずっとお腹減ってるんですよ。
野球:あくのさん、そんなこと言いながら、このつまみに爪楊枝刺したまま全然食べてないですよ。
あくの:あ、これ私のですか? ほんとに? 私が刺したんですか? 

酒が進み、話はなぜか「父親」がテーマに。

あくの:ある日いきなり父親の連帯保証で借金ができたんですよ。それで不動産屋になって取引で返したんですけど、あれは大変だったな。
札束:父親ってBS/PL読めるようになると途端に尊敬できなくなりますよね。「どんだけ純資産伸ばしてないねん」って。
かもめ:まったく共感できない父親あるあるが展開されてる。
野球:息子に会いたくなってきた…。

自身も飲食店を経営する大丈夫氏。出店するとすぐにつぶれる「即死エリア」の話が面白い。

大丈夫氏:中野も下北沢も飲食難しいですよ。賃料高い割にお金ない人が多いから。あいまいに出店してすぐ死ぬ店ばかりです。
札束:下北沢に爆弾投げ込んでもGDPになんら影響ないですもんね。
あくの:若、それは違うよ。そんなことにはなんの生産性もない。俺たちがやるべきなのは、六本木のつるとんたんにバズーカ打ち込んで、不動産の先輩たちを殺すことなんだ。殴ろう。

「麻辣串焼 豊海屋」
有名モツ焼き屋で修行した店主による麻辣風のやきとんが楽しめる。一見すると普通の中華居酒屋だが、中野の飲食関係者が集う知る人ぞ知る中野の人気店である。

野球:本が出たら全宅ツイの知名度が上がるな。
大丈夫:ツイッター全体で見るとまだまだ知られてないと思いますよ。先日、とある有名ツイッタラーの集まりに「GIMENCHY」のTシャツ着て行ったら全然わかってもらえなかった。それだけのびしろがあるってことでもありますね。
かもめ:全宅銭湯部のファンも増えるといいですね!
大丈夫:あの「スパ~」ってやつ、一時期真似してたんですけど、妻から「本当に面白くないからやめたほうがいいよ」って言われました。
かもめ:……。

「肉煮干中華そば さいころ」
札束氏に「千円ある?」したラーメン屋。何も覚えていない。


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