ZOOM演劇

コロナ過で俺達が今出来る事はなんだ!?

を合言葉にZOOM が流行り始めた。

タレントさんや映像俳優やお笑い芸人さん達が続々と
配信を始めて、舞台俳優たちもこぞって始めた。

最初のZOOM体験はインプロのワークショップ

まだ実験的な感じでの運用で興味があって
参加したが、なんか違うんだよなぁ

ライブなんだけどライブ感ゼロ

セリフは被るし、通信環境で声は遅れてくるし
自室でヌルヌルとした環境の中でやってるから
緊張感でないし。
もっとセミナー感が強いモノが
はまるんだろうなぁ


ZOOMショーで1番最悪だったのが、少人数のショーで1人が40分位現れず
そいつを待つ、待つ間 何もしなくてだらだらと
カメラ位置直したり角度変えたり、実のないトーク
したり、そいつ通信制限かかってWi-Fi探してさ迷っていたと・・・

ここまでくるとzoom慣れていないを通り越して
イベンターとしての資質を疑う。

「やりゃ何とかなるだろ、無料だし、実験って言ってるし」
そんなマインドでやる人達があふれかえって
今、zoomエンターテイメントはホームビデオで溢れかえっている

正直、これらにお金なんて払えるはずもない。

今起きている現象は
「俺も俺も」現象だと思う



即興劇をやっていると、いいアイデアが出た時
その後に続く役者が思考停止してそのアイデアに
ぞろぞろと続く現象の事です。

これは役者が「出たいけどアイデアが無い」と袖で煮詰まっている時に起きます

あっそれ良い!

までは良いのですが、舞台に出る時に何も考えずに
出てしまう。これをやると後が大変!
つい出てしまったが何も生まれない、あせる、何かしなきゃ、
場にそぐわない突拍子もない事をしてヤバいヤツになってしまう



これで笑いが取れることもあるけど
これはアンコントロール時に起きたラッキーパンチで
偶然性が強すぎて即興劇のパフォーマンスとしてはBADです。

「ん!良いの来た!この流れに乗ろう」

と「能動的なアイデアが無い状態」なら、舞台上にいるだけで自分になにか
生まれるでしょう。

この2つは同じようで全く違います


大切なのは自分で「出る」と決めているかどうか。


これだけで受けるイメージは全然違います。
当然、その後に出るイメージも変わってきます。


これは「舞台で生きているか」に繋がっていく


自分で考えて、自分で決める、影響を受けたら、Yes andして
舞台上の世界で生きていく


今、zoomエンターテイメントで起きている現象は、
「今、自分が出来る事は?」
で流行っているZOOMに手をだし、
適当に創って満足している現象


「俺も俺も」


ZOOMは映像で何かを伝える道具
映像なら映像の技術が必要

これは映像俳優やお笑い芸人、ユーチューバーのジャンル

舞台俳優がやるなら翌々研究しないと
舞台俳優だから、劇団だから出来る事

そうでなければ

「やりたいからやるんだぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!」



とやって欲しい

これなら応援できる

へんな大義名分出さないでね

やりたいからヤル良いじゃない(^^♪
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