見出し画像

M2 LOCK 【boogie back】


boogie backだからこその作品創り


ーー まず、今回振付師を引き受けていただいた背景を教えてください。

かさたく:
2つあって、1つ目は、boogiebackとして依頼があったこと。これまでも一緒にやってきて、いつもまじで楽しいんですよ(笑)
そんな信頼があるメンバーだからこそ、大変な中でも楽しくやれると確信があるからやりたいと思いました。

2つ目は、公演曲として、一番楽しい曲を作れると思ったからですね。boogieだからというのもあるけど、自分としても公演が好きで、観て楽しい経験、作ってきた経験も活かして、コマとしても、作品としても、他と違った楽しいもの作品として残したいと思ってます。


そうすけ:
まず、舞台が好きというのがありますね。同じ目的に向かってみんなが繋がる場としての魅力を現役時代知りました。卒業後もいくつかナンバーを出す中で、作品作りに対する想いはより一層強くなりました。今回boogiebackというチームとしても1つの区切りの作品になると思い振付を受けさせていただきました!


ほりたく:
僕はまずはboogieで作りたいっていうところ(笑)やっぱり個人では大変で、なかなかハードルは高いかなと思います。そういう意味で普段一緒に作っているboogieと作れるっていうのはいい。


2つ目は公演特有の伝えないといけないメッセージやストーリーを言葉なしで0から組み立てていくっていうのがもともと好きなので。現役時代W+I&Sの春公演を作ったことはあるけど、年を重ねるにつれたくさんの作品を見る中で「もっとこういう風に作りたい」と思うことも増えたので、そういう意味でもいいタイミングだったのかな、と思います。


ーー boogie backとして、ZENON以外でもナンバーを出したりされているようですが

そうすけ:
そうですね、WEFUNKなどちょこちょこ作らせてもらっています。


かさたく:
boogie back でナンバーを作る会話の中で「テーマを付けたいね」とか「公演だったらこんな展開にしたいね」みたいな会話もよくするんです。だいたいふざけたことが多いんですけどね!(笑)
ナンバーだとその点限りがあったりするから、今回公演の振付をさせてもらうのはとても楽しみです!


ほりたく:
後は、仕事と一緒で、「いいもの作りたい」っていう思いはいつでもあるけど、一人だと限界があって。公演となるとアイディアも大事だし「伝わりやすくするためにはどうすればいいか」っていうのはやっぱり誰かと話しながらやったほうがいいものができると思う。
boogieは目指しているものは一緒だけど、それぞれ持っているアイディアの種類が違っているというか、取ってこれる引き出しがそれぞれ違っているんですよね。


ーー みなさんの相性がいいんですね。

そうすけ:
大学3年の時からずっとやっているのもありますね。

ほりたく:
コマも分担できたりもするしね(笑)そうすけは今仕事で福岡にいながら参加したりしてるので。

ーー 社会人になってからもダンスやナンバー創作続けたりできる理由はなんでしょう。

そうすけ:
振付を引き受けた理由にも繋がる理由ですが、みんなで1つの作品作りをする事がとにかく好きだからですね。元々バトルよりも、振り付けしたり、他の人の振りを踊ったりする方が好きで。
普段の仕事や生活ではなかなか感じられない「感情に訴えかけるという表現方法」に携われることがやり続ける理由です。やっぱり三田祭の時にステージからみたお客様が集まる景色は忘れないですね。


かさたく:
本番の舞台のその瞬間が好きだからです。普段人材系で、個々で話をして長期的に寄り添っていく仕事をしているので、とてもやりがいは感じていますが、やっぱりダンスの舞台では自分が前に立って本番の一瞬に全てをかけるという点が仕事とは違うタイプのやりがいや空間、一瞬一瞬を体感できるので、そこで得られることも多くて離れられないですね。


ほりたく:
僕も本番は好きですね、お客さんに近いし。今のエンタメ系の仕事に就いたのもそういうところが大きくて。会社ってコンテンツ次第で、座組みで失敗しないようなかたちづくりになってしまうことが多いと思うんですけど、ダンスって本番1回ごとのスリルがあって、ショーケースの内容とかダンサーの満足度とかで動いていく感じが好きですね。


ーー 「人生を豊かにする無駄遣い」というテーマが今回公演にもありますが、それは「ダンス」にもあてはまりますか?

そうすけ:
イエスだけど、無駄とも思っていないです。ダンスをする時はイベントのような目標があって行っていますし、何より一緒に頑張る仲間がいてやってるので、あまり時間を無駄にしているっていう感覚はないです。ダンスは心から好きです!!

かさたく:
無駄とは思っていなくて、自分の感情のままにやっているところがあるので、やりたくないと思ったらやっていないと思いますね。
ダンスってその時々の自分のテンションで踊りが全然違ったりするので、それによって別の視点で自分に向き合えたり、意外とそれが仕事とか普段の生活に繋がっていたりもするので、仕事が第一優先である中で、ダンスっていう別軸があることで、人生は豊かになってるなと思います。

ほりたく:
無駄遣いではないですね〜。短期的にみると「素敵な無駄遣い」かもしれないけど、長いスパンでみると、お金稼ぎが好きな人もいれば、好きなことをやっている方が楽しいよね、っていう人もいたり。いろんな人生の使い方があると思うので、そういう長い軸でみたら無駄遣いにはならないと思ってます。


ーー ZENONはあてはまりますか。

そうすけ:
あまりZENONだからどうこうって考えたことがないかもしれないです。ZENON = ダンスに近くて、仲間と一緒に踊る場として魅力を感じているので!!
現役時代一緒に踊っていた人たちや、世代やサークルを超えて卒業後もなお繋がれるきっかけがあるっていうのは素敵なことだと思ってます。

ほりたく:
多分3人とも似てて、バトルとかには出ないけど、本番という披露する場に向かってやっているから、本番はあくまで1つの本番でしかない感じ。ZENONには、そういう場を設けてくれてありがとうございます、という気持ちです。


かさたく:
俺は執行部でさらに代表という立場で、ちょっと見方も違うかもしれない(笑)
もちろん無駄だとは思っていなくて、むしろおもしろい団体だなと思ってます。
そもそも団体としてはあってもなくてもいいのかもしれないけど、実際にこうして260強の慶應4サークルOBOGが集まるという特殊な環境で、学生時代のつながりを超えて繋がっていったりとか。これまでの3回の公演を経て、今尚こういう場があるっていうのは本当にすごいことだと思います。
将来はboogie バンド(笑)

画像1


ーー 今後ダンスを通して、やりたいこと、目指す姿はありますか。

ほりたく:
将来はハワイ、沖縄、ニュージーランドでしっぽりとカフェとか運営してるおじいちゃんになりたい。これはもう絶対。ダンスもやっていくんだろうけど、その他にもドラムとかもやりたい。

そうすけ:
boogie backバンドを組もうみたいな話もあって(笑)

ほりたく:
そう、なんかダンスというかもはや音楽に近づいていくみたいな(笑)俺ドラム、かさたくベース、そうすけキーボードで、たかきギターとか(笑)
ある程度稼ぎつつ、好きなことやりたい。ダンスももちろんやるけど、ダンスより楽しいもの見つけたらそれもやっていきたい。

そうすけ:
ダンスはこの後続けるかわかんないです。舞台に対する欲求が強い分、そういうところに出れる年齢とかもあると思うので、死ぬまでやってるかは分からないですね。
でもやっぱりダンスで築いた関係は大切に続けていきたいです!直近だとほりたくの息子ゆうまの運動会を応援しに行きたいです。(笑)

かさたく:
俺もダンスは続けてるかはわからないです。でも将来子供に見せる顔として、仕事してる以外の親父としてのかっこいい一面を見せたいとは思います。好きなものがダンスからバンドに変わってるかもしれないけど(笑)
でも、ダンスを通じて出会ってきた人たちとは今後もずっと繋がっていたいです!