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振付師インタビュー④ HOUSE【いわまさ】

HOUSEミュージックが好き、から始まった
コミュニケーションツールとしてのダンス



◆音が好きでハマったハウスダンスの世界

ーーダンスを始めたきっかけは?

高校生の頃からHOUSEミュージックが好きでレコードを集めてたんです。
そこからクラブに音を聞きに行くようになって、そこで踊っていたハウスダンサーに憧れて「いつかはこんな風に踊りたい」と思ってました。

でも大学に入ってから最初はサッカーサークルに入ってて。
周りの同期がうますぎて、ちょっといきなりダンスサークル入るっていう気持ちにはなってなかったんです(笑)

でも夏の三田祭練習期間から通うようになって。
当時はクラブに行きまくっていて、うまい人とかいい音楽に触れてました。その影響で、本当、みるみうるちにどんどんハウスダンスにのめり込んでいきました。

ーー影響を受けたダンサーは?

2年生になってからドゥブルベに行くようになって、その当時のハウスの上手い先輩達に本当に影響を受けました。
りょうさん、ひろさん、cazaのしんさん、滝沢さん笑 ですね。

この頃からすごく縦の繋がりが増えて上手い先輩達と一緒に踊る機会が増えました。JADEのけんごさんもその1人です。
そうやって上手い先輩達からの刺激がどんどん増えて、もっと上手くなりたいという気持ちが強くなりましたね。

ーー心に残っているステージは?

4年生の三田祭の「House Break曲」です。


3年の三田祭が終わった頃から構想も、曲も決まってたんですよ。

フットワークが好きで、ブレイクが強いリボルブのBBOYの格好良さを活かしたかった。昔から一緒に踊ってたアリモスさんと一緒に作ったステージっていうのも心に残ってる理由の1つですね。


◆社会人になってからダンスがより“繋がるため”のツールになっていった

卒業してからは、上手くなりたいというよりは繋がるためのツールになっていった気がします。
クラブで会ったりした人とのコミュニケーションツールというか。
ハウスの音が好きで、ダンスが好きな人達とすぐに分かり合える為の方法。
ダンスをしてる人って、凄くエネルギーを持っている人が多いから、
一緒にいてたくさん刺激をもらえて人として自分が幅広くなっていける気がします。

ダンスももちろん続けていますが、それよりハウス・ミュージックに触れ続けているっていうのがいまの活動の軸、みたいなものになってると思います。

だから、今は好きな曲を集めてそれを聞いて踊りたい、好きな音で好きなダンスをしたいという気持ちが強いです。

仕事の関係で地方が多くて、なかなか東京で活動出来なかったんですが今は時間を見つけて踊れる機会も増えてきました。

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◆新しい出会いと刺激を得ることに積極的でいたいから、刺激を共有出来る  場を創りたい

ーーZENONとの関わりはいつから?

今回が初めてです。これまでは地方に居たのもありますが、40%は羨ましいと思いつつも、「学生と同じ事してんじゃねーよ」って思ってた(笑)

ーー何がきっかけで積極的な気持ちに変わったんですか?

自分のやりたい事がある中で、ネガティブな考えが大きくなっちゃってた事に気付いたんですね・・・。新しい出会いとか刺激を得る事に消極的になってはダメだなと。なので、一生懸命やりつつも一緒に色々な人がいて、同じ場で“刺激を共有する”という事を大事にしたいと思ってます。

ーーどんな人と踊りたいですか?

とにかく活発な人に出て欲しいですね。
受け身でダンスをするのではなく、ここから新しい自分を見つけようとしたり、自分の幅を拡げようと思う人と一緒に踊りたい。
知らない人、知らないジャンルの人とコミュニティーを作れる環境を整えていきたいです。

ーー曲のイメージはありますか?

ハウスのステップとフロアを合わせたり、重いビートで踊るような要素も入れていきます。ジャンルレスな曲にしたいから、ハウサー以外の人も沢山出て欲しい。

ステップやスタイルが好きなBBOYもぜひ!
構想的には4年の三田祭のHouse Break曲に近いかも。

知らない人が多ければ多いほど楽しいと思うから、色々なサークルのダンサーに集まって欲しいです。

色々な事に興味を持って、好奇心旺盛な人、ぜひ!