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便利屋玩具のディアロイド

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俺は誰のモノにもなる気はない、と玩具のロボットは言い切った。 全長15センチほどの玩具ロボット『ディアロイド』が普及した世界。 灰色のディアロイド・ボイドは、持ち主を持たず、子…
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2021年4月の記事一覧

【小説】便利屋玩具のディアロイド #05『蝉麻呂』後編

【前回】 「仕方ない……蝉麻呂ちゃん、奥の手よ!」 「了解発動、セミ・ファイナルゥゥゥー…

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【小説】便利屋玩具のディアロイド #06『悠間』前編

【前回】 「起動完了! えーっと、聞こえますかー? 私のこと、分かる?」  その機械が起…

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【小説】便利屋玩具のディアロイド #06『悠間』後編

【前回】 「KIDOの人とも話したんだけどね」  病院の廊下で、境川星奈は抑えた声で話す。 …

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【小説】便利屋玩具のディアロイド #07『引き金』前編

【前回】 「……だからね、見過ごせなかったんだと思う」  境川星奈は、そう言って語り終え…

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【小説】便利屋玩具のディアロイド #07『引き金』後編

【前回】 「彩斗、一旦下がれ!」  ボイドは剣の切っ先をウィリディスに向ける。  彩斗が…

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【小説】便利屋玩具のディアロイド #08『NOISE』前編

【前回】  ディアロイドがディアロイドとなる以前。  KIDOコーポレーションによる小型ロボ…

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【小説】便利屋玩具のディアロイド #08『NOISE』後編

【前回】  結論から言えば、彩斗の予測は的中していた。  地元で密かな噂となっている幽霊ビル。誰もいないはずの建物からは、微かに小さな足音や駆動音が響いている。 (といっても、最初から気にしてなきゃ分からないレベルだが)  自分一人では、ここまで早く場所の特定は出来なかっただろう。  彩斗に感謝しつつ、ボイドは暗いビルの周囲を歩き様子を伺う。  ドアは当然ながら閉まっていた。が、換気扇の排気口に、よく見ると何かが出入りしたような細かな傷が残っている。NOISEはここから出入