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しょんべん横丁

夕凪禅次郎
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※試聴版。オリジナル版(06:15)は購入後に視聴可能。

しょんべん横丁
    作詞・作曲 夕凪禅次郎

新宿駅を降りて
俺はひとり歩いた
ファッション雑誌を抜け出たような
若者たちと行き交う
そしてすぐその横に
段ボールにくるまった
歳はたぶん俺の親ほど 
昭和を支えた世代
豊かなのか貧しいのか 
俺はふと立ち止まり
何ができる、俺に何が 
答えは雑踏の中

夕べテレビのニュースで 
遠い国の子供が
訳も知らされず殺されてた 
それはドラマではない
俺は苦しくなって 
それを見ることができず
チャンネルを替え目にしたのは
矛盾に満ちた笑い
けれど俺は気付いた 
矛盾を感じていたのは
子供の死だと笑うことが
いけないことではない

正義や愛を学生時代 
語ってた俺にしても
平和を唱えて戦ってた 
俺たちの親の世代も
いつの間にか社会の
秩序と言う言葉に
飲み込まれてしたり顔で 
理想は捨て去った


新宿駅のすぐ横 
しょんべん横丁で待ってた
お前ならば分かるはず 
きっと分かるはず

正義や愛など青臭いと 
濁った眼で語る幸せが
行きつく先はどこなのか 
ずっと考えていた
馬鹿な奴だと言いながら
澄んだ目を俺に向けた
お前ならば分かるはず 
きっと分かるはず
お前ならば分かるはず 
きっと分かるはず

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