日々の占いに思うこと

子供の頃から占いが好きだった。本格的に占い師にみてもらったことはない。朝のテレビに放送される星占いが好きだった。今日は運勢がいい。今日は運が悪い。と一喜一憂していた。

インターネットが普及するとテレビで放映されていた占いをネット上で観ることが習慣になっていた。僕はネットで見た星占いの内容を一日中覚えていることはない。ただ日々の習慣で見ている。

かつて僕は英語を勉強していた時期があった。アルク社のヒアリングマラソンという英語の通信講座を受講していた。その教材の中に占星術界のジョナサン・ケイナーというインタビューを聴く記事があった。彼の供述によると55パーセントの確率で正しい予測が出せれば、その占星術師は、統計学的に奇跡とあった。

僕はその記事を読んで占いに対して、過剰反応することが少なくなった。僕が読んでいる占いはめざましテレビの占いとやじうま占いと石井ゆかりさんの占いである。どの占いも僕に対してこちら側から動かなければ別に害はないのだ。むしろ自分たちに生活をより良くするためアドバイスをくれるのである。占いが気に入らない時は放っておけばいいのである。

人の弱みに付け込んで、心を支配する占いでなければ、気軽に楽しんでもいいのではないかと僕は思う。ジョナサン・ケイナーは占星術は二極化、これは正しい。これは間違っている。これは好き。あれは嫌い。と両極端の思考から、これは正しいかもしれないし、間違っているかもしれないという単純化を選ぶことをしないで道を照らすものだとしている。世の中にはいろいろな人がいるから何とも言えないが、経験上、人と接する機会がない人にとって占いは毎日声をかけてくれる隣人だと考えてみればいいのかもしれない。

僕はそうやって占いを日々楽しんでいる。




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