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最期の場所

『最期は家で死にたい』を叶えてあげる難しさ

余命宣告され
最期は自宅で迎えたいという要望は多い

小児はもちろん両親が希望される
産まれてからずっと病院だけじゃなく
一旦はお家に連れて帰りたいと願う
(小児ターミナルで自宅看取りなかなか少ない、またこのことはいずれ)

そうなると
家族の相当な覚悟は必要になってくる

余命1ヶ月と宣告されても半年だったり
時には数年も頑張る方もいらっしゃる
奇跡に近い状況

もちろん短くなるパターンもある
在宅に向けて準備してる最中に
急変し退院出来なかった例もたくさん

在宅になると四六時中の看護にもなるし
家族は仕事を長期休むことにもなる

いくら訪問看護が24時間365日対応すると言っても
家族の精神的身体的疲労はかなりのものになる

そんな家族の姿を見て
病院に戻ると言う方もいらっしゃるし
最期は自宅という希望を叶えたいと思ってたけど
やはり限界ですと話される家族もある

弱っていく姿を見る辛さや
目の前で息を引き取る恐怖心などもある

良い悪いはないし誰の責任でもない
本人や家族を責めることもあってはならない
(親戚たちが言いがち)

私たちは、その時その時のベストとなるお手伝いをすることが大事

でも本人が望み家族もそれを叶えようとケアを頑張って
最期をみんなに見守られながら迎えると穏やかだ時間が流れる

悲しいんだけど、
みんな笑顔で見送る時間になる

自分も出来るなら自分の家で迎えたい
ただし【準備のできる死】に対してのみ可能なことになる

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