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Poison or Medicine
007カジノロワイヤルでダニエル・クレイグ演ずるジェームズ・ボンドが任務のため、ポーカーの大会に出ることになり。英国・金融活動部から派遣されたエヴァ・グリーン演ずるヴェスパー・リンドと共に臨む。
マッツ・ミケルセン演ずるル・シッフルとのポーカー戦は一進一退。しかしながら、ル・シッフルの癖を見抜いたボンドは攻勢に転ずると思いきや。彼のお気に入り、ドライマティーニに毒を盛られ。窮地に陥る。
ボンドはすぐさま戸外に出て、自車の中で解毒を試みることに。車からMI6本部に連絡して、指示を仰ぐ。そこで容態から毒の種類が限定されるのだが…。
毒はジギタリス系の神経毒。
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《ジギタリス》
ヨーロッパ南部原産の二年草/多年草。
属名のジギタリスはラテン語のdigitus(指)が語源で、花の形に因む。茎は直立し草丈は50-150cm。根生葉は叢生し、茎葉は互生し、葉身は長楕円形。5-7月に茎先に総状花序をだし、6cm程の白色、紫色、淡紅色の筒状の鐘形の花を多数つける。
二千年前から心臓病の薬として栽培されてきた薬用ハーブ。全草が有毒で誤食すると嘔吐・下痢・不整脈を起こす。観賞用に花壇や切り花などで利用される。
00年代の映画ゆえ、ちょっと旧さは感じるものの。スパイ・アクションの王道を行ってますよね。敵役、ル・シッフルのマッツ・ミケルセンさんの声当ては毎度おなじみ中多和宏師匠。TV朝日版の声当てはこれまた名優、藤原啓治殿。
後に藤原氏は鬼籍の人となられましたが…本作は名作でした。
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クレマチスもそうでしたが。
毒のある草花はなんで、こうも妖艶なイメージが漂うのでしょう。
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撮る時には、この花がジギタリスっ!と分からずに撮ってます。(笑)
せいぜい「あぁ、田舎の道端で咲いてて。蛍とかを花の中に入れて光らせるとイイ絵になるよねぇ」との印象でございました。(そりゃまた、別の品種だろうと後からわかる為体)
現場で確認もできるんでしょうけど、そこはあえて自宅での楽しみにする派。
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同日、朝からの降雨で花々に雨滴が下りて。重みに耐えかねて仰臥してるものもいくつかありました。余計に妖艶。
次に巡り合う時は「あぁ、アレはジギタリスと言ってだね」などとエラそうに講釈たれる。そんな、around還暦なワタクシでございます。毒にもクスリにもなりません。
お後がよろしい様です。(合掌)